美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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チラ見した風景

 

ツララ元気に育っています^^

   

 

これ、スガ漏れでは無く 漏れ暖気による氷柱です。

断熱性能の可視化ですね。

 

新しい家だったので100mm位は断熱入ってるとして

断面構成としてはこんな感じかと。

 

 

 

断熱材が効いていないと言う事で。

 

氷柱が出来る経緯がこんな感じ。

   

 

まず室内を暖房すると暖気は上に上がりますよね。

 

隙間を縫って小屋裏に上がると、その上昇気流に基礎内の冷気(外気)が引っ張られ、床下から冷気の供給、天井上に暖気の排出と言う「煙突効果」が生れます。

 

暖房を使う事を条件にした「永久機関」の誕生です(違

 

小屋裏に上がった湿度を持った暖気は屋根に当たって結露を起こすでしょう。

 

更に積雪した屋根を暖め、積もった雪と屋根の間で、ほんの少し雪を溶かします。

 

その解けた雪が雨樋に流れ、外気に冷やされ氷柱になっちゃう訳です。

 

氷点下では問題無いですが、そこそこ暖かくなってくると屋根に結露した水分は、今度はカビの温床に(涙

 正直 漏気に良い事はありません。

 

ちなみに 断熱気密がシッカリしていると(クリック可)

 

 

 

右がアイズ 左が某大手ハウスメーカー。

同じ年に竣工している2邸です。

 

氷柱の違い 良く判るでしょ。

 

氷柱も断熱の可視化になると言うお話でした。

 

最後にまとめ。

 

屋根への漏気が氷柱を作ります。

丁寧な断熱+防湿で氷柱の発生(エネロス)は最小限に出来ますよ^^




トイレ「ふかし壁」の中。

   

 

奥に見えるのはロックウールと筋交いですが

その面は室内ながら吸音の為に設置。うちでは標準工事となります。

 

画像の白いパイプは24時間換気の給気パイプで

銀色のパイプは「全熱交換換気」への外部給気パイプ。

 

外部と繋がって居るので ちゃんと断熱しています。


「全熱」と言うのは温度だけでなく湿度も交換するって意味す。

   

 

こちら そのシステムを床下に組んでいるので

こんな感じで床上と繋がって来ます。

 

仕上がるとリターングリルが ↓ ここに設き

リターンした空気が熱交換され外部に捨てられます。

 



キレイな空気と温熱環境の維持。

 

うちの床下忙しいwww





こちらの断熱施工写真どう思いますか。

 

 

 

普通に不味い事は分かりますよね。

 

これ実は某SNSに施主さんが「これで良いのでしょうか」的に上げていた画像なのですが

 

 

 

誰もが知ってる大手ハウスメーカーの現場です(汗

変に不安煽っても宜しく無いので、ただ見ただけですが・・

 

良くあげる画像ですが 施工精度は性能差になります

 

 

 

今どき大手でもこんなんですね・・。

 

もちろん計算上は100%で出ますよ(汗

 

ちなみにうちの現場だと普通にこんな感じ。

 

 

 

ユニットバス その前に

https://housingeyes.bijual.com/Date/20220423/

 

性能は根拠ある数字と施工精度。

 

性能は根拠ある数字と施工精度。

 

大切な事なので2回言っときますよw






ようやく先日放送された「ガイアの夜明け」見ました。

ザッピングしまくりですが(笑

 

見逃した方は「Tver」にて127()22:53まで無料配信してますよ。

さぁ急げw

 

今回の放送は

寒い冬を乗り越える!~最新版・省エネ生活術~

 

 

よさげなタイトルです。

 

まずは断熱等級についてですが

昨年まで「最高等級です!」って言ってた断熱等級4は

20254月以降 最低等級になります。

 

 

 

まぁ 存在悪ですな。

ちなみにZEHの等級5でも吹き抜けなんかやっちゃダメなクラスですからね。

 

まぁここ来られる方は十分承知でしょうけど(笑

 

あ そそ 今でも窓ガラスに張る「プチプチ」ってありますけど

あれアルミ枠の熱損失が大きすげて実は非効率。

 

こんな感じでレースカーテンの外側に断熱シートを垂らす

 

 

 

断熱タイプのカーテンライナーの方が効きますよ(矢印)

この辺では見かけないのでググってみてください。

 

そして一年中 小屋裏に水を撒くと言う激しく香ばしい

   

 

謎な 省エネ住宅も紹介されていましたが・・

これバッチバチのオカルトですから。

 

カビ菌に侵されて変な病気になっちゃいますよ。

 

こんなん鵜呑みにしない様にw

 

で、今回この番組に興味を持ったのは
パッシブジャパン理事の「森みわ」さんの自邸が出るって事で

 

登場するなりシビレル名言(笑

 

 

 

パッシブとは受動的と言う意味でアクティブの逆語。

 

太陽の熱を上手にパッシブに受け取り、エアコン等アクティブなエネルギー使用量を減らそうと言う思想です。

 

この15%アップをどう感じるかですが 確実に今後のスタンダードになる思想だと考えます。

 

 

 

細かい所はまだ見ていませんが

Tver」で127()22:53までですよ。

 

ご興味がある方は是非^^


アディ押忍




おぬこ様用キャットウォーク

 

 

 

こちら室内側の壁なら問題無いのですが、この板が出ている壁は外壁。

 

こんな感じで受け材を無くしシンプルに設置するには、壁内で下地を組む必要がありますが、外壁の場合は防湿層を虐める事になるので、出来るだけこの様な細工は避けたい所。

 

 

 

どーしてもって時は

 

こんな感じで気密シートに併せ、ボード分の厚みまで丁寧に気密テープ処理します。

 

これやらないと室内の湿度が外壁側に移動し結露の原因になります。

 

とてもとてもメンドー(笑)ですが、見た目と性能は両立出来るのです。

 

逆説的に言うと、これが出来ないのに外壁側に何か貫通して設置する事は出来ないって事です。

 

コンセントとか換気扇も同じ事ですよ。うんうん。



築28年の木製アルミクラッド輸入窓

   

 

ここ数年 ガラスの曇りが気になると。

封入されたアルゴンガスが抜け 透過性能も落ちています。

 


このままガラスを入れ替える事も可能なのですが

今回はこの壁周辺も気になるとの事で

 

 

 

窓の入れ替えと共に外壁面の状態を把握する事に。

 

まずは既存窓を外し周辺の下地をチェック。

漏水等問題無かったので(ホッ)窓開口を作り直します。

   

 

そしてトリプルガラス窓と庇設置

 

 

外壁下地&防水

 

 

 

並行して内部の断熱施工(躯体全く問題無し^^)

 

 

 

躯体貫通部の電気配線はコーキング防湿





窓周りはウレタン処理

 

 

 

防湿コート工事完了

 

 

 

下地プラスターボード完了

 

 
ボード貼る際は少し面倒でも 窓開口周りは鍵カットにてクラック防止(赤線部分)





クロス工事完了

 

 

 

熱交換換気扇完了にて完成

 

 

 

築28年枠組み壁工法 何も問題無くて一安心でした。


いつも有難うございます^^




輸入窓の網戸は外部に固定なんだにゃ

 

 

 

せっかくの日射取得が削がれてモッタイナイから

冬は網戸外してほしいにゃ。

 

網戸も長持ちするにゃ




既存住宅の床断熱手法

大引間に100mmの硬質断熱材+気密テープで床気密(矢印)

 

 

 

その前に床下の防湿

スケルトンにしてから防湿シート+防蟻シーリング

この上からコンクリートで押さえたいんだけど

今回はコスト重視で砕石を敷き詰めます。

 

この段階で壁内の気流を止める為 床と壁の縁を切っておきます。

 

 

 

一個戻って 大引上に並べる根太(既存高さに併せています)間にも

45mm厚の硬質断熱材~これで床木材の熱橋を切ります。

 

 

 

もちろん窓も樹脂製に交換

 

 

 

室内からはこんな感じ

丁寧に防湿シートを連続させます。

 

 

 

スケルトン化した天井部分にも

 

 

 

たっぷり断熱材+連続した防湿層を。

 

 

 

折角なので付加断熱もプラスし 透湿防水シートを。

 

 

 

こうやってボード張っちゃうと何も見えなくなのですが

 

 

 

見えない部分に性能が宿るのです。

 

ただ新しくなるだけのリフォームと

普通に暖かさを体感できるリフォーム ~ どちらが宜しいですか(笑

 

断熱改修にもレベルがあるってお話でした。

 

アディ押忍

 




「摂氏10度」まぁ特にどうと言う気温では無いですよね。

 

BBCが面白い実験報告を行っていました。

 

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-63694181

BBCより】

 

10度と言う室温は「それほど寒そうには聞こえないけれども、生理学的には本当に体に負担になっている」との事。

 

住んでいる家が寒いと、体にどう影響するのか。そして10度などという

それほど寒くなさそうな気温でも、なぜ命にかかわることがあるのか。

 

「暖房代が払えない人の家の平均気温が、摂氏10度」らしく

飛騨で普通の家だと・・暖房代関係無く身に覚えのある室温なのでは(汗

 

実験内容はリンク先を読んで頂く事として

室温と体調の関係分岐点は18度と ほぼ欧州の見解と同じだけど

その室温が10度になると 身体には結構な負担が掛かるとの事。

 

低温による呼吸器や血圧への影響は良く知られているけれど・・

 

 

 

なんと脳にまで影響があると。

 

認知パズルを解くのに 室温21度と比べて

1.2倍も時間掛かるらしく(汗

 

リアルに怖いですね。

 
ではどうすれば?

弊社が断熱(特にUA=0.3以下)を固持するのには

この室温18度を経済的に維持できる事を大前提としているから。

 

断熱等級6・7も新設された今年

もう「中途半端な断熱は不必要」と言う意識で良いのかと^^

 

アディ押忍




今年10月に断熱等級6・7が制定されました(クリック可)

 

 

 

今後の「家」の定義としては 不必要に大きい家ではなく

必要最小限のサイズで広く暮らせる事を前提に

断熱や日射・通風を丁寧に考察すると言う事が重要になるでしょう。

 

そうでは無いモノを作ってもすぐに価値がなくなってしまうからです。

 

まず2025年に断熱性能等級4以上が義務化された時点で

以前の断熱性能で作られた家は既存不適合となり性能の低い家になってしまう。

 

いま「最高の断熱基準ですよ」といって等級4の家を建てても

3年後には最低ランクになってしまう訳です。

 

また 将来住み替えをしたいと思っても売値が下がってしまう事はもちろん

昨今のエネルギー費高騰の煽りを受け毎月の冷暖房費もかさんでしまいます。

 

さらに2030年に予定される等級5以上の義務化も視野に入れると

いま建てるべき家は等級4では全く足りません。

 

実際7年後には等級5が最低ランクになる見込みなので

今後の自己防衛として等級6は確保したいところです。

 

断熱と健康と価値 天秤に掛けるには答えが簡単すぎますね^^




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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。
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