美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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階段は吹き抜けだよ。

三面開口とかインスタ映えだけど、そこ水平構面無いの。

 

なんてポストしたら

「階段と吹き抜けヤバい」みたいな

実例載ってるブログありませんでしたか?

 

と言うご質問頂きました。あざす,,orz

 

たぶん6年前のこれでは ↓ 重ねてあざす(号泣

 

アイズブログ:水平構面(床)は意匠設計から

http://eyescode.bijual.com/Date/20170705/

 

このブログは プラットフォームが以前ので

スマホだと広告うざいなーって事で こちらに転載しておきます。

 

宜しければ ご一読を,,orz

 ~~~~~~~~~

【水平構面(床)は意匠設計から】 2017年7月5日

 

床構面は大切と言うお話。

 

「耐震=壁強度」と言うイメージがあると思います。

 

ハウスメーカーのセールスでも殆どが

「強い壁」を謳いますので それも致し方ないですが^^

 

でも 本当は水平構面(床)と鉛直構面のバランスが大切。

 

壁だけ強くても 床が受けた水平力を的確に壁に伝えるだけの

「強い床」が無ければ構造は成り立ちません。

 

 

コレ実は 意匠設計の段階で、構造計画を意識しないと

経済的に強い構造は成立しないと言う事にも繋がります。

 

 

営業マンがお客様に聞いた希望だけで チャカチャカっと

書いた様な平面では 構造そのモノがアウト!と言う事も多く(汗

 

 

でもそんな危険な建物でも・・

 

4号特例(木造2階建て)の構造計画検討の提出義務が無い事を

構造検討不要と勘違いして そのまま建ってしまう訳です。

 

 

とりあえず ケーススタディといたしましょう。

 

例えばこんな図面集より

 

 

 

 

実際に建築家さんが書いた図面が載ってます。

 

そこで エイ!っと開いた図面がこちら。

 

 

 

ほほぅ・・イキナリ床が無いですな(爆

 

これを開放的!とか 明るくて素敵!と感じる事も良いですが^^

 

早速 床についてツッコんでみましょう。

 

 

と 思ったら・・・(-_-;)

 

 

壁直下率無さすぎ(-_-;) (-_-;) (-_-;)

http://eyescode.bijual.com/Date/20161103/

 

 

↓ とりあえず一階図面に2階壁を乗せてみました。

 

 

 

全く壁が足りません・・ってか建築基準法すら満たせません(滝汗

 

書いたのは御高名な建築家さんらしく お名前まで載ってましたが(涙

 

実はこんなんでも建築確認は通るんです・・・。

 

 

構造検討の提出義務が無いだけで 構造検討は必要なのですが(号泣

 

 

ま まぁ それは差し置いて(差し置けないですが)水平構面の検討

 

↓斜線入った部分が水平構面(床)です。

 

 

 

吹き抜けだけで無く 階段部分にも床は無いですよね。

 

これだけの床構面で 横からの力を的確に階下に伝えられれば良い訳です。

 

 

まずは X方向。一階は無視しても(涙)この程度の吹き抜け割合なら

水平検討した場合クリアできると思います。

 

 

 

問題は Y方向・・。

 

 

 

まず Y3通り・・100%計算に乗りません。

 

Y2通りも 一階に壁があったとしても(無いですが)まず無理でしょう。

 

Y1通り位なら問題ないですが この図面の場合

地震が来たら 斜線の部分・・納戸と階段の辺から崩れ落ちます(キッパリ)

 

その前に 壁直下率が悪すぎて一階部分が折れますが(汗

 

 

こちら 本にまで載ってる「使える間取り」ですからね・・

 

 

でも

 

 

使えません(涙

 

 

ケーススタディが悪すぎて 床の話が薄まりましたがw

 

 

構造は床が大切~6面体のバランスが大切と言う話でした。

 

 

4号建物(木造2階建て以下)は構造検討しなくても良いのでは無く

 

構造検討は必須で その検討事項の提出義務が無いだけですからね。

 

 

大切なボヤキでした。


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