住宅デザインには流行りがあります。
今カッコイーと思うデザインが10年後もカッコイーかどうかは置いといて(笑
最近の流行りはボックス型のラグジェアリーデザイン。
何がラグジェアリーかって・・まぁそんな曖昧なもんですよw
具体的にはL字型・コの字型の中庭(コート)を囲む設計で、高いプライバシーと採光が最大のメリットとされます。
内側へ開かれたプライベートな空間を作れますが、外壁面積の増加による建築費アップ、断熱性能の低下、構造的な複雑さによる耐震性確保が課題となるでしょう。
特に最近の物価高にて建築費アップは看過できないかと。
そんな、最近よく見かける「窓の少ない、箱型でグレーや黒のスタイリッシュな家」
いわゆる「ラグジュアリーモダン」と呼ばれるデザインですが、そもそもそのコンセプトには「3つの大きな問題」が見え隠れ。
まず、問題となる「ラグジュアリーモダン」の特徴は以下
◆ボックスデザイン(箱型)
◆中庭のあるL字やコの字型
◆軒(のき)がない四角いデザイン
◆色はグレーやブラック基調
その特徴からのリスクを3点。
◇軒(のき)ゼロによる「暑さと雨漏り」
軒がないデザインは、夏の日差しを遮ることができず室内が暑くなります。
さらに外壁に直接雨がかかるため、雨漏りリスクや外壁の劣化が早まります。
特に流行の「黒い外壁」は熱を吸収しやすいため、室内環境はさらに厳しくなるでしょう。
◇軒ゼロによる「湿気トラブル」
箱型に見せるためによく使われる「緩勾配屋根+三方パラペット(立ち上がり壁)」なんてのもあります。
この構造は「雨漏り対策」と「壁内・屋根裏の湿気排出」の両立が非常に難しいと言えます。
◇建物の影による「日射取得不足」
L字やコの字型の家は、自分自身の建物が影を作り、南側の窓に日が当たらない時間が長くなりがち。
冬の暖房費を抑えるには「日射熱」を取り入れることが重要ですが、その恩恵を受けられず、暖房費が高くつく家になってしまいます。
忘れがちなのが最近流行りの暗い色の内装は特に、昼間でも薄暗い家になりがちかと。
もちろん、正しい収まり設計とデザインで、リスクを最小限にすることは可能ですが、最低限「雨仕舞い」や「日射シミュレーション」は確認すべきでしょう。
え?建築士なら誰でもやってるって?それなら漏水事故なんて起こりませんよね(笑
見た目だけでは分からない「住んでからのリスク」は避けるに越したことはありません。あなたが思うカッコイーデザインは、冬の日当たりや雨漏り対策、担保できそうですか。
そんな視点も家づくりパートナーを選ぶ指針になるかと思いますよ。
アディ押忍。
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