そろそろ気になってくる「西日」
クドイですが西日は窓の外で垂直にカットが基本。
この開口 外から見るとこんな感じ。
そこに 「すん」
木製のルーバー戸を引くことで西日をカット。
室内からはこんな感じ。
夜間涼しくなったら視線遮りつつの通風も可能。
あと 木製にすることで 素材の輻射熱も最小限に。
デザインと性能と情緒の両立。
アディ押忍。
床断熱を採用したのに足元寒く底冷え、「すぐに直せ」とお客が要求
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03495/021200005/
これ単純に厚み不足って事もあるけど(汗
施工不良の面も大きい。
単純に床断熱とは床組みをつくった後に硬質の断熱材をはめ込むので、木材と断熱材の間に隙間が生じやすいとも言える。
隙間は断熱層と気密層の欠損なので、そもそも床の温度が上がらないし。室内の温度低下や結露の発生につながる。
そして構造上の問題もひとつ。
土台や大引、根太といった木部が熱橋になる事。仕方ないんだけど、その「木熱橋」の面積を合計すると、床面積の約15%に達したりして、結構な割合。
この損失は計算するとすぐ分かる。
この断熱材使っているから大丈夫です!
なんて法則は何処にもないのだ(笑
↓ こんな感じで熱橋を無くしていくのも手だけど
https://housingeyes.bijual.com/Date/20250801/
「断熱の経年変化どう考えていますか?」なんて質問ひとつで、リスクを避ける事も出来る訳で。
これ新築にも言えるのよね。
アディ押忍。
ボツ案の御紹介w
正面が南だけど、画像右の西側がロケーション良いので、そちらに屋根付きデッキを設けて「半外空間」に。
夏の西日は屋根から下げるスダレでカット。
南はあくまで日射取得と見るための庭に全振り。
キッチン横には窓椅子。
手前の小上がりの畳スペースも良さけでしょ^^
つながる暮らし。
今年もようやくZEH関連の補助金が出揃いました。
3・4地域にて新築で55~90万円(クリック可)
新築だと下がったとは言え 125万円のGX志向型住宅を狙いたい所。
ただし、既存住宅の改修には3・4地域にて上限400万円/戸が割り振られています。
交付要件として~~~
①既存戸建住宅の天井(屋根)、外壁、床、基礎のいずれか1部位の外気に接する部分を全て改修すること
②BEI≦0.7を満たすこと
③改修後は断熱等性能等級6以上の外皮平均熱貫流率(UA値)を満たすこと
④省エネルギー性能表示評価書(BELS)の取得をすること
⑤改修後の住宅の効果測定を行い、報告すること
~~が挙げられていますがハードルは高くありません。
ただし・・
実績報告がMAX来年の1月8日までと相変わらず何処見てるか分からない補助金ではあります。
建築確認が必要な新築だと難しいかと思いますが、リモデルならまだチャンスはあります。
お得にかしこく快適な暮らしを手に入れましょう。
アディ押忍
お客様と土地見に行って「こっちから風が吹いてこっちに抜けますね」とか「夏はあの辺から太陽登って・・」とか話していると「便利な眼をお持ちでw」なんて言われる事もありますが(笑
これ、地域によって地形や周囲の環境に大きく依存した、卓越風(たくえつふう)と言う高い頻度で吹く風向があります。
(一財)建築環境・省エネルギー機構の気象データページ によると高山市はこんな感じ。
高山市街地において、夏季は南側(宮川の上流や川上川の上流、または盆地の開けた方向)からの風が入りやすく、山から吹き下ろす北側からの冷たい風に切り替わることが多いと言えます。
山や川の影響が大きいですね。
そして、冬季は北西からの季節風が強くなる訳で、この基本原則を元に窓を配置すると、日中の主風である南風を取り込み、北側に抜くルートが基本で、逆に通風が必要無い冬季を考えると、北西は埋めておいた方が得策とも言えます。
風を取り込むには風上に向かって「縦辷り出し窓」で風を取り込んだり、重力換気(高低差)として、上下階で風を動かすことも上級手段。
この概念図は20年以上前に書いた絵ですがw
数値上の断熱性能も大切ですが、こうした「風をデザインする」窓配置も住まいの心地よさと安心感につながります。
ただし・・
最近の夏は殺人的な暑さなので、通風より「エアコン」が最適解ですよ(笑
エアコン使うにしても「パッシブデザイン」は大切ですけどね。
アディ押忍。
花粉症、大丈夫ですか。
本日は建物の気密性と花粉症のお話。
まず、建物の気密性能(C値)が重要視される理由は、主に以下の4点に集約されます。
1. 断熱性能を最大限に引き出す
断熱材を厚くしても、隙間風が多いと熱が逃げてしまいます。ボトルや鍋のフタが閉まっていないと中身が冷めるのと同様に、気密性能が低いと断熱材が本来の力を発揮できず、冷暖房効率が著しく低下します。
2. 計画換気を正常に機能させる
建物が隙間だらけだと、換気扇を回しても隙間から空気が漏れ出し、汚れた空気が滞留する場所が生まれます。
3. 壁内結露を防ぎ、建物を長持ちさせる
冬場や夏場「壁内結露」が続くと柱や土台を腐らせ、建物の寿命を縮める大きな原因となります。
4. 快適性とヒートショックの防止
足元が冷える原因の多くは、低い場所にある隙間からの侵入です。高い気密性を確保することで、温度差の少ない住環境を実現します。
なんてのがセオリーですが(笑
単純に「隙間を減らす=花粉が家に入って来ない」と言う恩恵が生まれます。
「おうち=避粉場所」にする事が可能。
これは助かる人多いのでは^^
建物の気密、大切ですよ。
こちらロシアの会社が作った統計なのですが・・日本の室温、引く位ひくいと言うか。
それより暖房方法に目が行きます。
この中で見ると、個別暖房は日本だけ・・ふむ。
日本:エアコン・ヒーター(個別暖房)
アメリカ他:建物全体の暖房(セントラルヒーティング等)
ロシア他:地域熱供給(都市レベルの集中暖房)
ロシアやチェコなんかは地域的に集中暖房(地域で暖房熱を作り各戸に配熱する方式)がメインなんだけど、それは難しいので やはり世界的には全館暖房が主流。
これ、イコール建物の断熱性能なんですね。
寒いから個別暖房なのか、全館暖房が出来るだけの断熱性能が欲しいのか。
健康にとっては老若男女問わず全館暖房が良いのですけどね。
これは集合住宅(賃貸)の差異なので、注文住宅なら・・おふぅ
アディ押忍
すっかり忘れていましたがまだ3月ですw
そりゃ雪も降りますよね。
って訳で今朝見た面白い風景。
縁石の上、定期的に雪が残っています。
これ、穴になってて地面に接していない所。
橋の上とかと同じですね。
地中熱が上がってきている所だけ融雪しています。
ただ、同じ地面でもアスファルトの上は溶けてるのに、畑の上は雪積もっています。
アスファルトと土の「熱伝導率」の違いが見てとれますが、不思議だなって思いませんか。
その他「熱容量(蓄熱)」や「地中からの熱」といった複数の要素が組み合わさっています。
じっさい熱伝導率として考えると、畑の土には隙間が多く空気が含まれています。
空気は断熱材のような役割を果たすため、地中の熱が表面に伝わりにくく、雪が積もりやすい状態が維持されていますが、アスファルトは密度が高く、太陽の光を吸収して熱を溜め込む力(蓄熱量)が非常に大きい為、前日の太陽熱と地熱を保っていると言えます。
夏、アスファルトがいつまでも熱い理由です。
そしてアスファルトが雪を溶かしているのは、単に「冷めにくい」だけでなく「地中からの熱を表面に引き出す放熱板」として機能している側面が大きいとも言えます。
地熱を引っ張り上げ(宇宙に放熱している)ているイメージですね。
「地面が持っている熱 > 降ってくる雪が冷やす力」という状態が続いているのが上記写真の説明となりますが、もちろんそんな微熱は外気温には勝てませんので、冷え込んでくると積雪してくると言った訳です。
弊社の「床下暖房」もこの理屈を応用した考え方ですが、ちょっとした朝の風景にも物理学って役に立ちますねw
お庭づくりにも応用できますが夏、少しでも涼しく暮らしたければ、コンクリートやアスファルトは最小限に抑える事が吉と言えそうです^^
アディ押忍。
Association between outdoor temperature and bath-related drowning deaths in Japan
日本における屋外気温と入浴関連溺死との関連
原文はこちら
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ehpm/30/0/30_25-00116/_html/-char/en
「ヒートショック」すっかり市民権を持ったワードですが、日本で多い「入浴中の溺死」と「外気温」の関連を、1995年から2020年の全国データを用いて分析研究結果が出ています。母数が11万人なので実態に即していると思います。
レポートによると、一日の平均気温が低いほどリスクが高まり、外気温1.8度付近でリスクが最大になるとの事。
※30.3度時と比較して約9.7倍(夏と冬の違いですね)
特徴として男性が多く、特に65歳以上の高齢者で特に関連が強く見られたとの事。この辺は何となく分かると思います。
その他、地域差も大きく鹿児島県でリスクが最大で約19.6倍に対し、北海道だとリスクが最小で約3.8倍との事。
寒い地域よりも、むしろ暖かい地域の方が気温低下による入浴死リスクが大幅に高いという結果が出ています。
この辺は確実に室内温度と暖房の違いでしょう。かなり顕著です。
画像は
その他、室温状態について二重サッシの普及率が低い地域ほど、外気温低下によるリスクが大きいとの事で、内窓の優位性も挙げられていますが、この辺も室温に直結しています。
最後に結論として
■温暖な地域の住宅は寒さへの備え(断熱)が不十分な場合が多く、それが冬場の入浴死リスクを押し上げる。
■入浴死を防ぐためには、住宅の断熱改修など地域特性に応じた「介入」が重要。
~と、まとめられています。
冷えは万病の元。
断熱が難しければ、我慢では無く暖房に頼りましょう。
補助金があるうちに、まずは「内窓設置」なんてのも防御策ですよ。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。