勝手口が寒いとのオファー。
いわゆるアルミ+樹脂複合ドアですが
土間もあって そりゃやっぱそうですよね・・。
キッチンに繋がっているので何とかしたいとの事。
これ高断熱のドアに入れ替える事も可能ですが
今回の内窓補助金は ドアは対象外で
やたら補助率が小さくなります。
なので 入口に「断熱カーテン」を下げました。
布地が三重構造になってて
起毛布が空気層を保つと言うカーテンです。
以前紹介した事あるなぁと探せば
2011年すか・・12年も前だった(笑
http://eyescode.bijual.com/Date/20111124/
これで勝手口からの冷気は抑える事が出来ます。
コストもドア入替より断然安く。
冬季以外は外しておけば良いですしね。
こんなのも部屋の温度を保つための一手になりますよ
ってお話でした。
寒い玄関を暖かく
古く見える玄関を新しく
本日はそんなお話。
昔は良かったんだけど玄関ドアを更新して
せっかくなら暖かくしたい~とのオファー。
そんなご要望にはYKKの「ドアリモ」と言う手もあります。
何故早く出来るかと言うと
既存枠を壊さないでカバーする工法だからなんですね(クリック可)
で 今回のクランケがこちら
いわゆるアルミ玄関ドアですね。
こちらの断熱性能を上げる訳です。
↓下の図で言う 右から左への変更(クリック可)
で・・ホントに1日で終わりました(笑
比べて見るとこんな感じ。
おお なんかカッコイーぞ(笑
玄関土間の温度低下も少なくなったとの事。
あとスマートキーとかもチョイスしたので
スマホで施錠開閉が可能になりました。
リフォームなら負担も少なくて良いかと思います。
玄関ドア更新のお話でした。
アディ押忍。
良い記事がありました。
長い目で見てコスパのいい住居とは?
「本当にいい家」を見極める5つのヒント
まぁこの記事「Sponsored by 住宅金融支援機構」なので
最終的にフラット35の宣伝になってますがw
やはり大切なのは 目に見えない部分
~~以下転載~~~~~
インスタグラムやYouTubeから有用な情報が得られるようになった反面、今の流行に合わせすぎるきらいがあります。
~~~転載終わり~~~~~
・・デザイナーズスカスカ住宅ww
いわゆる断熱の重要性ですが 忘れがちなのが日射遮蔽。
冬季は日射を取り込み それ以外の季節は
庇やシェード・遮熱タイプのガラス等々
方位と近隣を読み込んだパッシブデザインが必要です。
UA値だけに拘って性能上げても
西面にバカでかい開口あったら 梅雨前から暑くて住めません。
方位と開口。
まずコスパ良い住まいを考えたら
真っ先に取り組まなければならないかと。
その上で 近隣環境を読み込み暮らしに豊かさを取り込む。
優先順位は「快適に」「コスパ良く」が先でしょう。
コスパとか言うと太陽光パネルとか
イニシャルコストをイメージすると思いますが
ちょっと違うかなって思ってます^^
こちらアルミ+樹脂の大開口窓
こんな感じに折れて開くので
大きな開口が作れます。
性能的には今年夏までだったら
熱還流率2.33wなので「最高等級4です!」と言えましたが
等級7まで制定された今だと 単に★3つ(クリック可)
それより・・隙間が多すぎて正直寒い。
と言う訳で 窓の入れ替えです。
まずは デッキを外して(窓外せないので)
外壁仕上げをカットして 窓枠を外します。
そしてその開口に トリプルガラス樹脂窓を。
こちら熱還流率 0.87wなので
上の表でいう所の一番上のランク
★6つの1.1wが最高ですが 0.87Wなのでバッチリでしょ。
これ例えば10年前から見越して
その性能をチョイスしておけば 今でも通用する訳です。
すでに未来は始まってますよ。
正しい性能をチョイスしましょう。
さてこちら気密性能を上げる為に FIX+ドアとしていますが
枠が無い分 大開口でしょ^^
外部の水仕舞いをして完了ですが
こちらLDKの窓全部に「内窓」を設置したので
設置した夜は「隙間風が無くなったなぁ」との感想だったのに
次の日の朝「あ・・部屋が冷えてない」と実感したとの事。
まずは窓を固める事。あったかい冬への近道ですよ^^
大切なお金 かしこく使いましょう。
築20年のおうちより
「ユニットバスの換気扇が壊れました」とのオファー
20年持ったので大往生と言えますが
こちら防湿シートも施工済の家なので
「お風呂の換気扇は回すな」を実践して貰いました。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20221020/ 【アイズブログ】
で 感想頂きました^^
いかたす^^
合言葉は「お風呂の換気扇は回すな」ですよ(笑
今日もしつこく「気流止め」のお話w
気流とは管理出来ない壁体内の空気の流れ
これ 基礎下から屋根まで繋がってしまうので
どれだけ暖房しても この気流に熱を奪われてしまう事に。
今回のケーススタディ ↓ とあるリモデル現場の1階と2階の間。
気流は外壁側だけで無く内壁にも発生する訳で。
なんなら平面で考えると外壁より内壁の方が多いくらい。
なので まずこの気流を止める事が先決。
リモデルの場合は 素直に気流止められない場合も多く
そんな時は袋入りグラスウールを半分に折って
壁に入れ込むのが得策。
100mm程度の壁厚に 100mm厚のグラウウールを
折って入れるのだから すぐ壁厚パンパンに広がります。
少々躯体が動いても追随してくれます。
って訳で 外壁・内壁問わずパンパンに詰め込みます。
(防湿シートを外側に向けてね)
あと 収まりによっては気密テープ併用とか。
こんな手間ひとつで お部屋の温度は体感できるくらい変わりますよ。
これもUa値計算なんかには表されません。
そんなこんなで
気流止めは階層間も内壁もワスレズニ。
お 値段以上アイズ(^^
昨日のエントリに使った画像にて
https://housingeyes.bijual.com/Date/20231011/
このRWから ここってトイレですよね^^ってコメント頂きました。
えらい!愛すべきアイズフォローです(笑
反対側はこんな感じ。ユニットバス室内側の壁です。
グラスウールでは無くロックウールなのは
水回りの防音(吸音)が目的だからなんですね。
なので ここに気密とか精密とかは関係無いですよ。
単に質量が存在すれば良いだけです。
まぁ 多少なりとも蓄熱効果は ありますが^^
そうそう ユニットバスと言えば
昨日のエントリには入れませんでしたが
ダクトがユニットバス上にも通ってまして。
↑躯体とユニットバスの隙間分かります?
床断熱だったら 基礎下の外気が青い矢印みたく
ユニットバス横を上がって室内に入って来るんですよ(涙
なので こんなイメージの気流止めは必須なのですが
まぁ その辺はまたこちらでもお読み頂きまして
https://housingeyes.bijual.com/Date/20220614/
本日は 何度目かの高断熱ユニットバスの件。
高断熱浴槽にするだけで暖かいですよ♪
良く目にするセールスコピーですよね。
さっきのユニットバス上の画像思い出してください。
この丸が照明で 矢印が天井の角部。
微妙に薄く張り付いてる断熱材すら無いでしょ(笑
施工したばっかで整理されていませんが・・
こちらがバス横の鏡部分。
その反対側は・・
排水まで丸見えで まるまる断熱材なんて無いでしょw
そんな壁面に 外気がグングン当たったら(怖
もちろんバス横の部屋や そこに繋がってる天井裏だって
煙突効果で外気が流入してくる訳です。
外壁だけ断熱しても意味ないすよね。
ちなみに
Ua値にはこんなん何も反映されませんよ(恐怖
で どーするかって言うと
上の画像の角部 テープと防湿シートが見えますねい。
こっちのドア横も
基礎断熱でも これっくらい気を遣っておくと
管理出来ない気流が生れない訳です。
魅惑のワード高断熱浴槽(笑
まぁちょっと保温効果がある位の認識で間違いないですよ。
うちでユニットバス入れ替えリモデルする時には
断熱気密もセットで行うのはこんな理由です。
そんなこんあで高断熱浴槽の闇でした。
いぁ 闇って程の事も無いですが
ちょっと知っておくだけで 無駄なお金使わなくて済みますよ^^
あ
そうそう
昨日に追加で 垂木下の防風層を下から見るとこんな感じ。
こちらロフトになりますが このシート下に断熱材が施工されます。
「施工しやすさ」も性能維持には大切な要素ですよ^^
最上部の断熱手法としては 大きくカテゴライズすると
「屋根断熱」と「天井断熱」と「桁上断熱」の3つが上げられます。
それぞれ特徴ありますが 今回は「屋根断熱」について。
屋根断熱とはその名の通り(笑
屋根のラインでの断熱層となります。
屋根で断熱する事で 屋根下を部屋にしたり
ダクト等のスクロールスペースにする事も可能に。
ただ その屋根断熱で間違えがちなのが通気層と防風層。
例えばこちらの構成図で言う所の黄色ラインが通気層。
屋根に関しては垂木の厚み(こちらでは90mm)を
そのまま通気層として開放しています。
その下に高性能GWをセットしていく訳ですが
忘れてはイケないのが防風層。
上図の緑線が防風層ラインで連続している事が分かります。
こちらは建て方時に先張りでセットしておいたので
後で繋いでいくだけでOK!
↓母屋の上にピラピラしているのが
その透湿防風シートです。
全ては仕上げから追っていく工程って事す^^
で
その下に断熱層を作っていくのですが
既出の ↓ この画像で言う所の赤線が防湿層。
屋根下は こんな感じ^^
こちら火打ちと屋根構面で水平構面が取れたので
階上から見ると こんな空間が取れています。
何のための空間かと言いますと
冷房用の空調ダクト空間なんすね。
見えているのが空調用ファン。
換気や空調ダクトは断熱層の内側がキホン。
あとこれ位空間あると後々のメンテも楽すね。
そんなこんなの屋根断熱空間のお話でした。
断熱計画と構造計画は同時に行わないと!
と言うのはこーゆー事です(笑
あと
断熱と通気と防風と防湿はセットで無理の無い計画を。
断熱と通気と防風と防湿はセットで無理の無い計画を。
大切な事なので2度言いましたよ(笑
空気は高い温度の時ほど多く水蒸気を含むことができます。
それぞれの温度で最大限含める水蒸気の量を「飽和水蒸気量」といいます。
飽和水蒸気量に対して、それぞれの温度で実際に存在する水蒸気(絶対湿度)の割合を「相対湿度」とよび、天気予報で使われる湿度はこの相対湿度のことです。
30℃・50%と0℃・90%の2つの部屋があった場合、30℃の部屋には15.2g/m3の水蒸気があります。
これに対し0℃の部屋には4.3g/m3の水蒸気しかなく、湿度(相対)は低くても温度の高い部屋にはより多くの水蒸気が存在します。 仮に30℃・50%の部屋を0℃まで冷却したとします。
0℃の飽和水蒸気量は4.8g/m3なので、差し引き10.4g/m3が水蒸気の形で存在することができず、水にかわります。
これが結露発生のメカニズムです。
※画像他 旭化成WEBより拝借
それを踏まえて なぜ住宅では結露による事故が絶えないのか。
所属しているJBN主催公演の資料より
とっても分かりやすいテキストが(笑
これに尽きますねww <画像コピーライト>
イメージや素材で断熱を語るのは辞めましょう。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。