断熱性能や気密性能を高めるほど室内温度は安定し
湿度管理も容易になり扱いやすい住まいになります。
冷暖房設備は小さく済み 内装や外装も痛みにくくなります
建物の正しい断熱化こそ長期的な安定と快適さに繋がる訳で。
性能を抑えて機械や暮らし方で何とかしようとするほど
むしろ管理するのに人を選ぶ家になりがちに。
ただ そのメリットは光熱費節約や快適性だけでは無く。
寒暖ストレスがないと 子供の健康やる気にも直結し風邪も引きにくく
アレルギーなども起こりにくくなります。
年をとっても動く量が減らない。むしろ増える。
暮らす空間が快適なだけで人間は活動的になる事は実証済。
これは光熱費よりメリット大きい。
デメリット的には「コストがかかる」事が上げれられるけど
見た感じや感じた感じ メリットはでデメリットを凌駕するかと。
アディ押忍
経済産業省は、これまでのZEH/ZEH-Mを発展させた「GX ZEH/GX ZEH-M」 を新たに定義したことを公表しました。
https://www.meti.go.jp/press/2025/09/20250926002/20250926002.html
なんちゃってだったZEHは姿を消す事になりましたがw
なぜ「GX ZEH」が生まれたのか?
現在、国は「2030年までにZEH基準水準の省エネ性能を確保する」「2050年にストック平均でZEH基準水準を確保する」という目標を掲げています。
そこで、これからはより高い省エネ性能と自家消費エネルギー拡大が求められ、次世代の住宅性能基準を明確化する必要が背景にあります。
技術水準として端的に言うと、断熱等級6以上とする(ここが新しい)一時エネルギー消費等級8以上とする(ここも新しい)太陽光パネルに加えて、蓄電池、HEMSが必須(だから蓄電池わ・・(-_-;))
断熱等級5でZEH性能←と言うマヤカシがようやく消えた訳ですが、
あっと言う間に消費されたGX補助金の代わりが、これになってくる感じでは無いかと。
とりあえず「断熱等級なんて意味無いし」などと言う良く分からん逃げは効かなくなってきたという事です。
かしこく経済的に健康に暮らしましょ^^
こちらTwitterに流れてきたポストで少し絡んだんだけれど、このメーカーは飛騨に進出していないのでケーススタディに使いますが
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仕様だそうです。仕方ありません。
こちら端的に言うと断熱等級6ぐらいの数字は「スカスカ断熱等級5の性能にプラス窓を強化するくらい」で達成できる数字なので、断熱バランスと日射遮蔽を考えないと当然こうなる。
こちらの御施主さん、丁寧にサーモカメラでも検証してみえるので、断熱欠損は明らか。
6地域で断熱等級6と言えばUa=0.46
ちなみに4地域で等級6だとUa=0.34
高山市で「断熱等級6です!」と、この数字ギリでクリアしてても、日射操作を考えていないだけで、こちらのお施主さんと同じことになる訳で。
じっさい 夏もだけど冬も怖いすよね。
参考までに ここ1年でアイズ新築・リモデルの平均Ua値は0.24
ほぼ等級7をクリアしてますな。
あと現場精度について口酸っぱく言ってますが、このメーカーさんは工場で「しっかり」断熱気密しているそうなので安心ですよね。
工場で「しっかり」ですから。
しっかり具合はサーモカメラでバレてしまいますが(滝汗
断熱等級6にも色々「質」があると言うお話でした。
熱の移動はセオリーがあるので、まずはそこを押さえる事。
数字は大切。もちろんパッシブデザインも大切。
それ以上に「数字は作れる」と言う怖さもある訳です。
大切な視点だと思いますよ。
※あくまで飛騨管内で見ないメーカーなので取り上げただけですから他意は無いありません^^
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなるとされるのが秋分の日。
そんな日の袖壁の仕事。
画像奥が西ですが 折れた壁が西日を遮っているのが分かりますね。
これまでは太陽がもっと深く回り込むので、建物南側を全て覆いましたが、今くらいの時期から太陽角度は浅くなるので、しばらくすると窓に西日が当たるようになります。
自分で自分に影を作っていたわけですね。
こんな地味な日射操作もパッシブデザインと言えます。
UA値等の数字は大切。でも地道でアナログな思考と作業も同じくらい大切。
UA値等の数字は大切。でも地道でアナログな思考と作業も同じくらい大切。
大切な事なので2回言いましたよ。
次ここ試験出るからなぁー(何の試験だよ)
家の断熱が健康に繋がる? 天野ひろゆきさん×関根麻里さんと学ぶ、住宅断熱の正しい知識
やるなぁ東京都。
https://kosodate.mynavi.jp/articles/41635
東京都は、都内CO2排出量の約3割を占める「家庭部門」からの排出削減に向け、賃貸住宅の断熱・再エネ利用を強力に推進しています。なぜ賃貸住宅?と思われるかもしれませんが、実は都内の住戸の約半数が賃貸住宅だから。
◆熱中症の約4割が“家の中”で起こっている!
家の中に熱が出入りするのは「窓」からが大半で、冬は50%、夏はなんと74%もの熱が窓を通じて行き来している。
◆断熱の等級によって、世帯当たり医療費は「270万円」の差がつくことも!?
◆さらに断熱のグレードを上げるごとに、気管支喘息やせき、アトピー皮膚炎などの改善率が大幅にアップする。
今の室内気温に不満がある方は、断熱リフォームを検討してみましょう。
ちなみに、東京のリビングの冬の平均室温は北海道より低い(北海道は約20℃、東京都は約17℃)。飛騨も東京の事言えないですぞ。
Facebookって たまに昔の投稿推してきますよね。
って訳で本日は10年前の投稿を引っ張ってきてくれました。
こちら
築40年以上の家リノベーションイメージ。
2階和室をリビングダイニングにリノベ。
そう 2階に水回りを上げたプランです。
で 答え合わせ。
こちらが
建築途中その1 見えなくなる安心、屋根断熱終了後。
その2 ドライウォール施工
が、こうなりまして^^
角度変えるとこんな感じ。
北側にハイサイドライトつけたので、キッチンも優しく明るく。
こんなのイメージ予定だったキッチンは
同じ方向の画像無かったすw
ちなみに奥のアールはパントリー。
てか
残した梁がエモいよね^^
耐震・断熱リノベの御紹介でした。
アディ押忍
暖かいハズなのに何か寒い
涼しいハズなのに何か暑い
良く聞く話ですが、断熱材の性能以前に「施工ミス」と言う事もあります。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03081/052300023/
壁に隠れた断熱材の隙間に要注意【日経クロステック】
そう、断熱ミスは欠陥なんです。
仕上がってからでは見えなくなるその性能。サーモカメラでなら確認できます。
上の画像温度が高い部分は、断熱材が落ちていたとの事。
もうこの辺はモラルの問題ですが、仕上がり画像からすると「凄く仕事しにくい場所」である事も確か。
この辺、設計段階から「無理な断面計画は立てない」と言う意識も大切。
そもそも断熱も耐震も他所の業者任せではお話になりませんが(汗
これとか
これなんかも
難しそうなところは「特記」しておく等、設計段階からミスを回避しようと思えばできたハズ。
そもそも無理な図面引いちゃダメなんですけどね^^
そんなこんなで、いつもの一言。
温熱計算や構造計算は数字の担保。
実際の性能は知識と現場精度が担保。
性能は数字と現場精度で担保しましょう。
アディ押忍
暑い日が続きますが「どうしてもエアコン無理で」って方多いですよね。
送風感もありますが、一番は「温度ムラ」が原因かと。
上の画像をサーモカメラで見ると
エアコンで冷やされた床は温度低いながらも、窓や天井が真っ赤で外気温が出入りしている事が分かります。
温度ムラが出るのは無断熱もしくは低断熱が原因ですが
そう、まずは窓。
窓と言うと冬季の結露ばかり言われますが、実は夏季の室温維持にも窓の性能って大きくかかわってきます。
そして、その温度ムラによって座ったり寝てたりしている床付近だけが冷やされ、部屋は暑いんだけど膝の辺が寒い・・と言う「エアコンキライ」の原因を作ってしまいます。
そして就寝時はエアコン切ってしまい、知らない間に熱中症になっているなんて事も。
開口部は大切ですよ。
先進的窓リノベ2025事業は今年いっぱいまでの完成がリミットです。
かしこく補助金使いましょうね。
https://window-renovation2025.env.go.jp/about/【環境省:窓リノベ】
アイズ実績だと、今年は30件以上のおうちが得しています^^
お得に健康を手に入れましょう。
同じ面積の凸凹の家と四角い家、同じUA値でも凸凹の家の方が冷暖房負荷は大きくなります(電気代がかかる)
同じ面積の二階建てと平屋、同じ断熱構成なら平屋の方がUA値は良くなります。しかし冷暖房負荷は大きくなったりします。
同じUA値でも、庇や窓の配置だけで冷暖房負荷は変わるんですよ。
UA値は指標として、とっても大切。
でもそれ以上に、その辺のカラクリを分かった設計力がマストだと考えます。
住宅デザインは耐震だけでなく温熱環境にも大きく左右します。
まずは数字。そしてそのデザインの意味を求めましょう。
夏と冬では外部作用は全く逆ですが、中間期も合わせた適切な空間構成が必要だと考えます。
アディ押忍
全館冷房には幾つか方法があります。
本日ご紹介するのは市販のエアコン1台使っての、一番安く出来るだろう全館冷房。
まず、室内で一番高い所(ロフトの場合もアリ)にエアコン設置スペースを設けましょうか。この画像で言うとこの辺。
そこに6畳用のエアコンを取りつけます。
で①と②が何かというと・・
エアコンから出た冷気を②の中にある整流ファンで①のグリルから引っ張ります。
吹き抜けで繋がってるブロックは、このファンが無くても冷気が落ちますが、こちらの場合ブロックを外した寝室や、お風呂の暖気が来る脱衣室へ直接冷気(乾燥空気)を送るようにしてるんですね。
で、エアコンが設いている空間へは普通に冷気を落とします。
手摺壁で冷気が溜まらない様、一部は格子手すりに。
2階各部屋にもエアパスファンで空気の流れを作ります。
こんな感じで家中に空気の流れを作る事で、一台の市販エアコンで全館除湿が可能に。
ブロックが分かれてなければノンダクトも可能ですよ。
全館冷房では、こんな感じの計画がイニシャルコスト一番抑えられるかなと。
三種換気も加えた方法がこちら【インスタ】
https://www.instagram.com/housing_eyes/p/C94RFEuSFxP/
あくまで等級6以上の正しい断熱性能が必要ですけどね。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。