花粉症、大丈夫ですか。
本日は建物の気密性と花粉症のお話。
まず、建物の気密性能(C値)が重要視される理由は、主に以下の4点に集約されます。
1. 断熱性能を最大限に引き出す
断熱材を厚くしても、隙間風が多いと熱が逃げてしまいます。ボトルや鍋のフタが閉まっていないと中身が冷めるのと同様に、気密性能が低いと断熱材が本来の力を発揮できず、冷暖房効率が著しく低下します。
2. 計画換気を正常に機能させる
建物が隙間だらけだと、換気扇を回しても隙間から空気が漏れ出し、汚れた空気が滞留する場所が生まれます。
3. 壁内結露を防ぎ、建物を長持ちさせる
冬場や夏場「壁内結露」が続くと柱や土台を腐らせ、建物の寿命を縮める大きな原因となります。
4. 快適性とヒートショックの防止
足元が冷える原因の多くは、低い場所にある隙間からの侵入です。高い気密性を確保することで、温度差の少ない住環境を実現します。
なんてのがセオリーですが(笑
単純に「隙間を減らす=花粉が家に入って来ない」と言う恩恵が生まれます。
「おうち=避粉場所」にする事が可能。
これは助かる人多いのでは^^
建物の気密、大切ですよ。
こちらロシアの会社が作った統計なのですが・・日本の室温、引く位ひくいと言うか。
それより暖房方法に目が行きます。
この中で見ると、個別暖房は日本だけ・・ふむ。
日本:エアコン・ヒーター(個別暖房)
アメリカ他:建物全体の暖房(セントラルヒーティング等)
ロシア他:地域熱供給(都市レベルの集中暖房)
ロシアやチェコなんかは地域的に集中暖房(地域で暖房熱を作り各戸に配熱する方式)がメインなんだけど、それは難しいので やはり世界的には全館暖房が主流。
これ、イコール建物の断熱性能なんですね。
寒いから個別暖房なのか、全館暖房が出来るだけの断熱性能が欲しいのか。
健康にとっては老若男女問わず全館暖房が良いのですけどね。
これは集合住宅(賃貸)の差異なので、注文住宅なら・・おふぅ
アディ押忍
すっかり忘れていましたがまだ3月ですw
そりゃ雪も降りますよね。
って訳で今朝見た面白い風景。
縁石の上、定期的に雪が残っています。
これ、穴になってて地面に接していない所。
橋の上とかと同じですね。
地中熱が上がってきている所だけ融雪しています。
ただ、同じ地面でもアスファルトの上は溶けてるのに、畑の上は雪積もっています。
アスファルトと土の「熱伝導率」の違いが見てとれますが、不思議だなって思いませんか。
その他「熱容量(蓄熱)」や「地中からの熱」といった複数の要素が組み合わさっています。
じっさい熱伝導率として考えると、畑の土には隙間が多く空気が含まれています。
空気は断熱材のような役割を果たすため、地中の熱が表面に伝わりにくく、雪が積もりやすい状態が維持されていますが、アスファルトは密度が高く、太陽の光を吸収して熱を溜め込む力(蓄熱量)が非常に大きい為、前日の太陽熱と地熱を保っていると言えます。
夏、アスファルトがいつまでも熱い理由です。
そしてアスファルトが雪を溶かしているのは、単に「冷めにくい」だけでなく「地中からの熱を表面に引き出す放熱板」として機能している側面が大きいとも言えます。
地熱を引っ張り上げ(宇宙に放熱している)ているイメージですね。
「地面が持っている熱 > 降ってくる雪が冷やす力」という状態が続いているのが上記写真の説明となりますが、もちろんそんな微熱は外気温には勝てませんので、冷え込んでくると積雪してくると言った訳です。
弊社の「床下暖房」もこの理屈を応用した考え方ですが、ちょっとした朝の風景にも物理学って役に立ちますねw
お庭づくりにも応用できますが夏、少しでも涼しく暮らしたければ、コンクリートやアスファルトは最小限に抑える事が吉と言えそうです^^
アディ押忍。
Association between outdoor temperature and bath-related drowning deaths in Japan
日本における屋外気温と入浴関連溺死との関連
原文はこちら
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ehpm/30/0/30_25-00116/_html/-char/en
「ヒートショック」すっかり市民権を持ったワードですが、日本で多い「入浴中の溺死」と「外気温」の関連を、1995年から2020年の全国データを用いて分析研究結果が出ています。母数が11万人なので実態に即していると思います。
レポートによると、一日の平均気温が低いほどリスクが高まり、外気温1.8度付近でリスクが最大になるとの事。
※30.3度時と比較して約9.7倍(夏と冬の違いですね)
特徴として男性が多く、特に65歳以上の高齢者で特に関連が強く見られたとの事。この辺は何となく分かると思います。
その他、地域差も大きく鹿児島県でリスクが最大で約19.6倍に対し、北海道だとリスクが最小で約3.8倍との事。
寒い地域よりも、むしろ暖かい地域の方が気温低下による入浴死リスクが大幅に高いという結果が出ています。
この辺は確実に室内温度と暖房の違いでしょう。かなり顕著です。
画像は
その他、室温状態について二重サッシの普及率が低い地域ほど、外気温低下によるリスクが大きいとの事で、内窓の優位性も挙げられていますが、この辺も室温に直結しています。
最後に結論として
■温暖な地域の住宅は寒さへの備え(断熱)が不十分な場合が多く、それが冬場の入浴死リスクを押し上げる。
■入浴死を防ぐためには、住宅の断熱改修など地域特性に応じた「介入」が重要。
~と、まとめられています。
冷えは万病の元。
断熱が難しければ、我慢では無く暖房に頼りましょう。
補助金があるうちに、まずは「内窓設置」なんてのも防御策ですよ。
NEXER株式会社が実施したアンケート調査によると、回答者の63.4%が住まいの断熱性能を「意識していない」と回答しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002201.000044800.html
調査対象者数が500人と少なく、誰を対象としているのか不明なので何とも言い難いアンケートではありますが・・
つい最近まで最高等級だった断熱等級4は最低基準となり、2030年では幕を下ろすことになっています。
つい数年前まで補助金対象だったランクですよ(汗
↓こちら国土交通省のリリースです。
まずは「快適」に「健康」に「安価」で暮らせるよう、なるべく高い断熱性能を選びましょう。
みずほリサーチ&テクノロジーズが「住宅が健康に与える影響について」病気や障害によって健康な生活を送れない年数を数値化した指標に基づく検証を実施しました。
https://www.mizuho-rt.co.jp/business/consulting/news/2026-n0003/index.html
断熱等級3をベンチマークに4,5、6、7を比べるとキレイに、断熱等級5より6、6よりも7の方が健康寿命が長くなっていて、脳血管系、心血管系共に削減率が上がっています。
断熱等級3をベンチマーク?なんて思う方も多いかと思いますが、昨年3月に断熱等級4が最低基準になるまで普通に存在した基準で、それまでは等級4に補助金がついてた位ですので、数年前の新築ボリュームの殆どが等級3だったとも言えます(怖
そんな等級3ですが等級6との比較で、DALY削減率を年齢層ごとに比較すると、例えば脳梗塞では、30歳代の16%に対して、50歳代・60歳代では19%と高い結果となり、高齢層ほど健康損失期間の削減効果が大きくなる傾向が見られています。
こちら等級3と等級6の比較ですが、等級6は性能幅が大きいので、これも等級7になると飛躍的に削減率は上がりそうです。
特に40代以降だと全体に2割近く違うのは顕著な削減率かと。
これらをまとめると
■断熱等級6レベル以上の家に住むと、脳梗塞などのリスクが下がり、健康でいられる期間が長くなる。
■特に50代以上の層にとって、家の断熱化は健康を守るための有効な投資になる。
■今後の家づくりやリフォームにおいて「断熱」は単なる快適さだけでなく「寿命と健康を守るためのインフラ」として重要視されるべき。
~こんな感じでしょうか。
冷えは万病の元。ここでも実証された様です。
最後に炎上覚悟の一言を(笑
なんだかんだ・・「健康は金で買える」←をぃ
アディ押忍。
グラスウールは湿気に弱く、結露のリスクが高い。
施工が難しく施工不良になると性能が低下し内部結露の原因に。
材料コストは安いが熱の伝わりが早い。
その通りです。
だから防湿・気流止め工事が確立されているのです。
熱の伝わりを遅らせる為の厚み設定です。
自社で出来ない事を全否定して、わざわざ「あれはダメ」なんて言うのは不勉強なだけ。
ウールのセーターあったかいですよね。
でも濡れると重いし、全然暖かくない事は経験として知ってますよね。
フェノールフォームは断熱性能高いですが、厚みが足りなかったり、施工精度が悪ければ「ただただ価格が高いだけの断熱材」に。
そーゆー事です。
気楽な「なんでも相談会」においでませ^^
https://www.instagram.com/p/DUxSDf9kZGh/?img_index=1
アディ押忍
「たしかに暖かいです。結露もありませんし、冷たい風も感じません。でも、昼間でも照明をつけないと暗くて、空気が重く感じます」
https://trilltrill.jp/articles/4346184
なかなか極端な記事ですが、最近よく見るノッペラボウな窓の無い家、窓を減らせが確かにUA値は下げやすいですが、何のための開口か考えた方が良いですね。
ってかそれより使ってある画像に引っ張られたのでw
こちら
記事とは関係ない画像だと思うんだけど、ツッコミどころがありすぎてw
垂木の煽り止めがあったり無かったり、防湿層が無かったり、そもそも断熱材の入れ方がダメダメだったり、何の為か分からないナナメ材があったりで(笑
とりあえず画像に引っ張られて読んだ記事でしたw
まずは
数字は大切、でもそれは目的では無く単なる担保。
あくまで居心地よく楽しく暮らせる家を考えたい所です。
窓たいせつ。
防湿シートがあるのに壁内結露?天井裏結露?
ありえるんですよ残念ながら。
ここで何度も書いていますが、例えば最上階へのダウンライト設置は余程技術が無ければ「やってはイケマセン」
こちらがパナソニックのダウンライト設置要領。
どのメーカーもこんな感じです。
ダウンライトに断熱材を被せる事はもちろん、10センチ以上離しましょうとなっています。
ほら、ガッツリ無断熱と無防湿な空間が出来上がってるでしょ。
これも隙間として気流を促進することになる訳です。
物理的に無理があります。
ちなみに
「気流止め」が効いているかどうかを専門的な道具なしで確認する事も出来ますよ。
家の中の気圧を意図的に下げるのが最も効果的。
以下の手順でセルフチェックをしてみてください。
- 家の気圧を下げるため、以下の準備をします。
- 玄関や窓を完全に閉め切ります。
- キッチンのレンジフードをMAXで回してください。
- さらにお風呂やトイレの換気扇もすべて回すと、家の中が「負圧」になり、わずかな隙間からも外気が吸い込まれやすくなります。
- そこで以下のチェック個所に「手」をかざすか、「ティッシュペーパー」を近づけてみてください。
ティッシュが揺れたら、そこが「気流止め」の不備(断熱欠損)のサインです。
- コンセント・スイッチ壁の内部から冷風が吹き出していないか。
- 床と壁の間の巾木(はばき)床と壁のつなぎ目から足元に冷気が流れていないか。
- 和室の長押や鴨居の上など、構造的な隙間から冷気が降りてきていないか。
- 天井の照明器具やダウンライトなどから風を感じ無いか。
ユニットバスと脱衣室の間の壁にスイッチやコンセントがあればそこもチェック。
- 床下・小屋裏点検口蓋の周りからヒンヤリした風を感じないか。
簡単でしょ^^ 寒いうちなら体感できます。
こんな事書くと余計な敵が増えそうだけど・・ww
もちろんリカバリーも可能ですよ^^
餅は餅屋です。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。