以前ここでもご紹介した新ZEH基準 どうも2027年から施行されそう。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20250614/
これまでの基準では標準の住宅が使うエネルギー総量と比較し、20%のエネルギー消費削減を求めていたが、新基準では35%削減になる。さらに国土交通省が定める断熱性能は「等級5」から「等級6」に引き上げる。
https://mainichi.jp/articles/20250627/k00/00m/020/236000c 【毎日新聞】
ただ 蓄電池を必須条件にするのは なんちゅーかほんちゅーか変な影が見えて宜しく無いなと。
補助金がどれくらい付くかによるけど エネルギー収支的には眉唾だな。
あと ↓記事にある
冷暖房費の削減につながる外壁の断熱材の厚さは従来の105ミリから205ミリにすることが必要になる。
これもちょっと短絡的過ぎ。
これ前面に出すと 今でもそうな様に壁の断面ばかりがセールスされ「全体の熱損失」と言う本質が薄れる。
まぁ 飛騨地域における最適解は 今アイズで提案しているプロトタイプで間違いないので その辺はご安心を(笑
まずは すぐそこの未来は確実に変わっている事だけ認識しましょう。
「断熱等級5だからZEH性能で高断熱」なんてセールスはいきなりカビ生えますよ(困
「空気がこもってる気がして、なんか頭が痛くなるときがあるんだよね」
え、高性能な家なのに、なんで?
気になって、大工さんや建築士に話を聞いてみた。
・・なんて記事があったので読んでみた
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2a7df78967bc0ff2e63a6c1e013d9650e1f32424
高気密高断熱の落とし穴
① 換気を止めたら一気に空気がよどむ
⇒高気密関係ない。低気密だと換気効かない
② 暖かすぎて“乾燥しすぎ”になることも
⇒湿度は低い方に流れる。低断熱でも同じ
③ 見えない場所に湿気 → カビやダニの温床に?
⇒断熱気密が悪いとカビリスクが増加する
そもそも温度差無視の理論は意味なし
⇒当たり前
えー総評すると「閲覧数稼ぎのコタツ記事」
考えさせられる前に 一度おいでよエキスパートさん。
この自称専門家と小一時間コンコンと語りたいなと。
現在のZEH基準は「断熱等級5」が基準。
何度も言っている通り「断熱等級5」では省エネにも快適にも繋がらない。
~と言う正論では無く業界を見ていた基準が大きく舵を切りそう。
資源エネルギー庁が「ZEH・ZEH-M定義の見直し」としてパブコメ出しました。
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000293532
はい。いきなり「断熱等級5」が消えましたw
国はそんな方向に向かっています。
ちなみに新しいZEH基準が2つ生まれそうです。
◆GX ZEH+
以下の①~④のすべてに適合した住宅
① 住宅性能表示制度における断熱等性能等級6の基準を満たす
② 再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量から
35%以上の一次エネルギー 消費量削減
③ 再生可能エネルギーを導入(容量不問)
④ 再生可能エネルギー等を加えて、基準一次エネルギー消費量か
115%以上の一次エネルギー消費量削減
◆GX ZEH
以下の①~④のすべてに適合した住宅
① 住宅性能表示制度における断熱等性能等級6の基準を満たす
② 再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量から
35%以上の一次エネルギー 消費量削減
③ 再生可能エネルギーを導入(容量不問)
④ 再生可能エネルギー等を加えて、基準一次エネルギー消費量から
100%以上 115%未満の一次エネルギー消費量削減
現在160万円の補助金が付いているGX志向型住宅が ④の再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率が100%以上なので 115%以上削減する事でZEH+になると・・うーん 蓄電池云々も言ってきそうだけど・・なんか急にメカに振った所にイヤらしい感じが見え隠れ(笑
とりあえずw
国の方針はここ2年で明確に変わってきています。
このロードマップも前倒しになるかもね(謎
建てるなり時代遅れの性能にならない様 自己防衛は必要ですぞ。
もちろん性能値で言ってる訳では無く 快適性や持続可能性においてです。
アディ押忍。
南の日当たり期待できないけど 西に抜けがある土地ならそちらに開きます。
もちろん 夏季の西日対策は必須ですが。
さて先日「断熱ちゃんとしてれば日当たり関係ない」的な話を聞いたので それちょっと違うよ?と以前のエントリを再校。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20240322/ 【ブログ:太陽のチカラ】
太陽からは請求書届きません。
パッシブデザインとは 建物をとりまく自然や環境がもっているエネルギーをうまく活用し 快適な生活環境や室内気候をつくろうとする設計の考え方・設計手法の事。
立ってるものは親でも使え・・いゃ例えが違うなw
初めての職人さん
「これ・・何ですか?」
仕上げた絵がコレ。
【ブログ:レンジフードの給気」
https://housingeyes.bijual.com/Date/20201017/
外壁に接してないので90度曲がりが2ヵ所あるけど
グイグイ給気してくれます。
この場合 冬季の配管結露が発生するので
ダクトの断熱は必須ですけどね。
アディ押忍
以前はQ値で建物考えていたのですが
ようやくUa値でも実感わくようになってきた私です(笑
Q値とは
◆建物から逃げる熱量を延べ床面積で割った数字
Ua値とは、外皮平均熱貫流率
◆建物から逃げる熱量を外皮面積で割った数字
双方とも数字が小さい方がエネルギー損失が小さくなりますが
Q値は床面積で割る分 家の形や大きさに比例せず
Ua値の方が実質的な外皮面積で割る分 実態に即した数字と言えます。
それ踏まえて Ua値の方が優れているか?と言うと
Ua値には換気による損失が入っていないので そこがネック。
あとC値(相当隙間面積)も入っていない辺も実態とは異なるかと。
C値って 簡単にイメージすると
例えば分厚いセーター着ての「あったかーい」と
同じセーターの上にウインドブレーカー着ての「あったかーい」は
室内では同じでも 寒風吹き付ける外に出たら
間違いなく前者は寒く 後者の方が「あったかーい」事は
イメージ出来るかと思います。
スカスカの住宅だと断熱が効かないんですね。
なので Ua値だけ良くてもスカスカだと
全然快適では無いなんて事もある訳です。
最低でも C=0.5はクリアしたい所です。
うちだと全然頑張らなくても0.2切りますけどね(笑
そんなこんなのQ値とUa値。
断熱性能は数字で判断できますが
なんだかんだ「現場の施工精度」が担保なんだよってお話でした。
アディ押忍
画像は辛酸なめ子さんのコラムより
登山なめちゃイカンw
リクシルのユニットバス最上位機種に
「あたたか極上バスルーム」なるオプションが。
ふむふむ。全く分からんw
詳細を探してみると ほほぅ。
やっぱり分からんww
って訳で も少し探すと・・詳細案内見っけ。
いゃおい・・なめとんのか。
気を取り直しまして・・
とりあえず4地域(高山市)で断熱等級6をクリアできると
仮定した熱抵抗値が下記(カッコ内は弊社標準値)
◆天井 4.07 (10.52)
◆壁 5.2 (5.8)
◆床 3.1 (4.2)
~ザックリこんな感じ。
で このユニットバスの数値としては
(つか樹脂発泡シートって何やねん・・)
(なので発砲スチレンとして熱伝導率0.03wで計算)
◆天井 GW10mmにて 【0.26】
◆壁 発泡スチレン12mmにて 【0.4】
◆床 発泡スチレン4mmにて 【0.0012】
熱抵抗値は数字が大きいほど断熱力が良いと言う数字。
等級6レベルと比べてみましょうか
◆天井 4.07≧0.26
◆壁 5.2≧0.4
◆床 3.1≧0.0012
桁が違うやないかぁーーーい(爆
つーか激しく気のせいレベル。
高断熱浴槽だからあったかいですよ♪に騙されないでw
あとこれに「窓」と言う熱損失の塊も忘れないでくださいね。
って訳で ユニットバス回りは丁寧に
断熱+気流止めしましょう。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20231012/
↑室内側の壁に袋入りロックウール設置していますが
これあくまで防音用で 外壁側は断熱気密ガッツリ施工済です。
リフォームでも同じことですよ。
アディ押忍。
今週末は お客様のご厚意にておうち見学会を行います。
今年から始まる「GX志向型住宅」対応仕様です。
ご参加および概要は↓こちら【ハウジングアイズ】
https://www.housingeyes.com/variously/study2505/
高い性能はもちろん アルミのドアとか
ヌック的な小上がりとか 抜けとか
愉しい演出や パッシブなデザインをお確かめ頂けます。
面倒な営業活動は行いませんので
どうぞごゆっくりお過ごしください。
https://kosodate-green.mlit.go.jp/newhouse-shoene/
アディ押忍
2022年4月と10月に施行された断熱性能等級5・6・7
それ以前は等級4が最高等級でした。
そして今年4月からすべての新築住宅において
断熱等級4以上が義務化されています。
最高等級がイキナリ最低義務等級に。
さらに先日 国交省が出した今後のイメージによると
2030年には省エネ基準の水準が引き上げられ
断熱等級5が最低等級になる様です。
はい。断熱等級4は消える事に・・
一次エネ等級も等級5は消えます。
いつも言ってる「断熱等級5なんて最低基準だから」が
本当の事になりそうです。
22年に「最高等級ですから」って等級4で建てた方・・あぅ
まず 内窓設置に補助金出るうちに(たぶん今年が最後)
国のお金使って内窓の設置をお勧めします。
始まっている未来。目を背けてはいけません。
アイズのオーナーさん 安心してくださいね。
2030年でも消えませんよ(笑
快適に健康的に暮らしましょ。
経済産業省より「新ZEH」基準案が公表されました。
つか新ZEHってアンタ 唐突に安易なネームw
ポイントとしては
①断熱基準:等級5から等級6に変更
②再エネ除く省エネ率の引き上げ:20%から35%に変更
③太陽光パネル・HEMS・蓄電池等の必須要件化
今回案は2040年に向けた「第7次エネルギー基本計画」と
「GX2040ビジョン」を背景に動いている様です。
そして 何度も言っている通り現行のZEH基準は
基準であって基準にならないザルなので
指針の方向転換としては良い舵だと思うのですが・・
なんか変な利権が働いているのか③要件が気になります。
純粋に建物の性能をボトムアップするのなら良いのですが
今更HEMS推しもちょっとアレとは言えw
蓄電池は時期尚早かと。
~~~ちょっと考えてみましょうか。
まず太陽光パネル設置が大前提ですが
そこへの積雪や悪天候等の悪条件を無視しまして
この地域と言えば の 中部電力で300Kwhを超える電気料金は28.62円/kwh。
もれなく付いてくる再エネ賦課金を足すと32.6円/kwh
このバカ高い 32.6円/kwhが中電から電気を買う単価。
片や蓄電池からの電気を使う場合はロス分1割見たとして
FIT価格が15円/kwhなので 16.6円/kwh。
32.6円マイナス16.6円=16円が双方の差額。
(実際は2割あるとされる放電ロスですが)
蓄電池が1日5kwh充電出来たとして
16円 × 5 kWh × 30 = 2,400円/月
(実際使えるのは定格容量の8割程度なので4Kwh程度ですが)
年間にすると28,800円の差額で
蓄電池の寿命10年とすると 10年で288,000円のお得。
おお!家族旅行いけるやん^^
しかーしっ
その恩恵を受けるための5kwhの蓄電池は
工事費込みで80~120万円します。
80万円として10年で51.2万円のマイナス。
仮に20年使えたとしても・・うーん。
単純に 5kwhの蓄電池は10年で考えると28万以下
20年で考えても56万円以下で無いと
全く経済的では無いと言えます。
これ放電ロスを最小限・蓄電量を最大で計算してるので
実際はもう少しマイナス側に働くかなと。
仮に蓄電容量が減らないと希望たっぷりに見ても
途中で寿命来たら悪戯にお金捨てた事になるのでは。
もちろん 今後の電気代が今のままでは無く
上昇傾向なのは間違いないので 自衛策としては良いですし
災害対策としても確かに安心材料ではありますが
今現在では やはり時期尚早かなと。
トヨタの全個体電池が世に出てからの話かな。
まぁあくまで 今現在の個人的意見ですけど。
もちろん蓄電池設けたい方には協力致しますよ^^
とりま まずはちゃんと断熱しましょうね。
あったかくて涼しい家で 快適かつ健康的に暮らしましょ^^
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。