一番新しいデータとして23年の統計によりますと
やはり年間の交通事故死は2,678人とかなり減っていますが
家庭内の事故は年々増加してまして
毎年約16,000人の方が 家の中で亡くなっていると言う。
家庭内の事故の原因と言うと 転倒や転落等々の
バリアフリー関連が多いイメージだけれども
実は溺れて亡くなる方が43%を占め
なかでも浴室で亡くなる方がなんと6,354人と最も多い。
そして 統計でみると圧倒的に冬季の死者が多い訳で。
言葉悪く言いますよ・・気を付けて下さいね。
実際サクッと死ねるなら それはそれで良いとしますが(個人的見解)
障害が残るような生還だとしたら・・
家の中 結構コワいですね。
冷えは万病の元っす。
室温と運動量 ちょっと意識してみましょう。
東京都は「健康」や「環境」についての情報発信が多いですが
その中のひとつ「東京都地球温暖化防止活動推進センター」
お医者さんによる室温と健康の解説サイトを教えてもらいました。
https://www.tokyo-co2down.jp/seminar/taiyouene/2024_1
昔から「冷えは万病の元」なんて言いますが
なんと 体温が1度下がってしまうと免疫力は約30%落ちるとか。
なので低体温の人の方が感染症にかかりやすくなるとの事。
全ての臓器は血液が運んでくれた栄養素や酸素で動いているので
血流が悪くなると臓器の不調、お肌の不調が起こります。
さらに癌細胞は低温の環境が好きなので癌のリスクも高まると(汗
低体温は免疫力・臓器の不調・メンタルに関わり まさに万病の元。
こちら ここでも良く取り上げる近畿大学・岩前先生の有名な研究ですが
断熱性が高い家に引っ越していくと病気が改善方向に向かうのは確かな様で
断熱性が高く冬でも暖かい家に住むと健康に良くなる
しかも断熱性が高ければ高いほど その効果が顕著に現れる事が分かります。
そして URL先でちょっと驚くデータが紹介されていまして
産業医科大学の藤野先生らの研究結果によると
暖房の無い部屋で寝た子どもと 朝まで暖房を入れた部屋で寝た子どもの
風邪をひく確率など調査結果を比較すると・・・
朝まで暖房をつけて寝た子どもの方が なんと77%も風邪をひきにくいとの事。
すごいな・・
部屋が寒いと冷たい空気を吸い込んでしまって 肺の血流が悪くなる
肺の免疫力が下がることによって感染症にかかりやすくなるらしく。
やっぱ冷えは万病の元です。
意識して体あたためましょ^^
しかしまぁ 連日の「雪またじ」にやられちゃうっすよねw
そんな中 「二棟並べて構造見学会」1日目終了。
雪の中でも 数時間晴れたら一気に室温上がりましたw
ってこの景色。豊かよね^^
Ua値を下げるには窓を小さく?
そんなモッタイナイ事やっちゃダメ。
見たい所に開く。窓配置の基本ですよ。
熱中症ほど注目されないが低温による死亡者は熱中症の死者数より多い年もあり 毎年1000人を超えていると言う。
特に体力が低下した高齢者や低所得の家庭でリスクが高い。
【日経】くらしの数字考より
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD1418H0U5A110C2000000/
冬の寒さが健康と命を脅かしている。
2019~23年に低温での死亡が起きた場所の4割は「家」
断熱や暖房を軽視し WHOの基準「室温18度以上」を満たさない住宅が日本には多いと専門家は指摘します。
冷えは万病の元。
熱中症やヒートショックの様に「低温リスク」が広まるのも近いかな。
この石膏ボードや基礎断熱に囲まれた空間に
ユニットバスを組んでいく訳ですが
その前に時を戻そう。
まずは いつもの壁への断熱+防湿工事
そこに石膏ボード(PB)を貼るんだけど
こちら省令準耐火構造にて天井にもPBを貼るので
その前に断熱工事と防湿工事。
断熱材を仕込んだら
防湿シートを壁と連続させると。
ようやく天井のボードが貼れます。
仕上がっちゃうと何も見えないでしょ。
こんな目に見えない手間に「ここちよさ」とか「情緒」が
支えられているんだね ワトソン君(誰だよ)
アディ押忍。
うちでもよく使う断熱材フェノールホーム
フクビさんのHPに「和室から洋室へ断熱リフォーム」
なんてコンテンツがあったので ご紹介
https://fukuvikenzai.jp/case/6127/?mt=jzO6AHzREpEIIA 【フクビ】
『土壁解体の手間や費用はどうしよう』良い視点です^^
躯体(壁)を壊さず 内側に断熱材を施工するカバー工法ですね。
ただ土壁の場合は蓄熱層として機能するので 出来れば残して
外張りとしてフェノールフォームを使うのが良いかと思いますが
この事例は いわゆる土壁では無くボードの上に入洛を塗る工法なので
壁体内に気流が生まれています。
↓気流とは
https://housingeyes.bijual.com/Date/20231018/
既存壁を残す事は全く問題無いんだけど
まずは壁の下と天井取り合いだけ壊して
そこから気流止めを施工してからの工事がおススメ。
廃材もコストもそんなに掛からない(数万円)で
確実に熱損失を抑える事が可能に。
断熱材から外側に抜けた暖気が 速攻で屋根に抜けてしまうより
その壁に留まっていた方が暖かいのはイメージ出来るでしょ^^
でもこの 廃材を出さないって手法はアリだと思います。
まぁ断熱材の分 部屋は小さくなるけど(汗
断熱改修には色々な手法と押えるべきポイントが存在します。
「コスパ良い断熱化」予算や工期・範囲などで
どれが一番最適解なのかは 一考の価値がありますよ。
アディ押忍
昨日「寝室の温度」で睡眠が変わると書きましたが
https://housingeyes.bijual.com/Date/20250121/
お布団の中暖かいので そのぶん幸せ感じて大丈夫でしょw
とのお話を頂きました。
それもアリかと(笑
ただやはり それが毎日続くと
身体は暖かくても 低温は呼吸器系への影響が大きく
「ぜんそく」や「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」
などの原因にもなっているとの研究もあります。
アレルギー体質になった原因のひとつに
家の環境があるとも言えるのです。
室温リスクと言うと温度差ばかりが言われますが
「冷えは万病の元」の通り 常に低温の中に居ると
身体の免疫力が落ちてしまいます。
子供と一緒にスキー場行って 特に何もしていないのに
やたら疲れた・・と言うのは低温の中 体温を維持するために
エネルギーを使っているに他なりません。
そんなこんなで 室温と健康には大きな相関関係がありますが
暖かい空間があれば 生活が変わりコタツみたいな「採暖」ではなく
部屋全体・家全体を暖める「暖房」がメインになる家庭が多いのも確か。
結果 身体活動量が明らかに増加します。
特に65歳以上は、男女ともに住宅内での軽強度以上の
平均活動時間が約34分前後増加しています【国土交通省】
つか男性陣 もともとが動かなさすぎですが(笑
実はこれが健康寿命に大きく関与するかと思っています。
暖かい布団の中から夜中トイレに・・あぁ寒い・・嫌だなぁ・・
では せっかくの睡眠時間も奪ってしまいます。
暖房無くても18度以下にならない家
最低でも15度以下にならない家
健康寿命を延ばすカギは「家」にあると言えそうです
まず手っ取り早くの取っ掛かりは【窓】ですよ。
アディ押忍
WHOは「住まいと健康に関するガイドライン」を公表し
この中で「冬の室内温度は18℃以上」を保つことを強く推奨しています。
イギリスでは18度以下になる空間を居住賃貸に出せない
と言う厳しい縛りもありますが 裏技(?)として
暖房入れれば良いぢゃん!でクリア出来るのですが
それだと暖房費が嵩むので 借りる人が居なくなると言う
ロジックが働いて「それなら断熱しときますか」となり
築200年とかの建物でも窓や壁の断熱化が進む事になりました。
一方日本ではどうでしょう。
玄関や脱衣室等は18℃未満なんて普通だし
リビング等でも18℃未満になっている家は少なくありません。
ヒートショックなんて言葉が市民権を持ち出しましたが
寒い空間では睡眠の質が下がったり 子供の病欠が増えるなど
多岐にわたって影響が出てくると言われてます。
↓そんな面白い記事がありました。
https://president.jp/articles/-/90114?page=1
「暖房ガンガンなのに寒い家」はここが決定的に弱い…
以下 記事抜粋
断熱改修すると血圧が下がる
まず断熱改修工事を行うと改修前に比べて
起床時の最高血圧が平均3.5mmHg
最低血圧が1.5mmHg下がったそうです。
さらに居間が18℃ 寝室が10℃の家に比べて
居間も寝室も18℃に保つと起床時の最高血圧が2mmHg下がるとの事。
トイレで夜に目が覚める回数が減る
室温を上昇させるとトイレが近くなる「過活動膀胱」の症状を有する確率は
室温を改修前と同じレベルに維持したグループに比べて2分の1に低下するそうです。
寒い家と暖かい家では健康寿命が4歳違う
国土交通省と慶應義塾大学伊香賀研究室が行った調査によると
暖かい住宅に暮らしている方々と寒い家に暮らす方々で比較すると
健康寿命が4歳違うらしく。介護リスクも減りそうです。
家の中での転倒リスクも減る
寒いとけがをしやすくなるというのはイメージしやすいと思いますが
寒いと筋肉が冷えることで血流が悪くなります。
すると筋肉自体が酸欠状態になり硬くなると柔軟性が低下するためだそうです。
でも
どーすれば?
一番簡単なのは 窓やドアを断熱化する事です。
25年度も「最大200万円の補助金」が創設されていますので
この補助金のクセをよく見て 賢い断熱化を考えませんか。
ぜひ窓・玄関ドアだけでも断熱改修して 快適な住環境を確保し
健康寿命を延ばすことをお勧めします。
昨年も10件以上の「窓断熱やって良かった」と言うお声を頂いています。
喜んでいただけるのって嬉しい事です^^
どうぞお気軽にお問合せ下さい(営業かいっw)
こちら基礎内断熱にて土台~基礎の間に
20mm厚の気密パッキンを施工している図。
こちら 製品的には繋ぎ目等にパッキンが施されていますが
正直なんのアテにもしていないので(笑
「防蟻コーキング」先付けでキッチリ気密設置していきます。
こちらの製品よりシート状の気密シートの方が楽なのですが
この「厚み20mm」ってのが選択肢のひとつで
基礎内周部に 20mm厚で基礎と土台の隙間が生まれます。
床下エアコンの通風や基礎の放湿に効きますわな。
その上から土台を施工する訳ですが
その隙間には「防蟻発泡ウレタン」にて丁寧に気密。
で
土台高さまで同質の断熱材を施工。
↓この真ん中部分の赤枠ですな。
そして底板にも断熱材を施工します。
そこまでやってから合板施工等々進むわけです。
見えない安心。
基礎内断熱の防蟻(一部)と気密のお話でした。
なんか この気密パッキン使うとC値落ちるよ?なんて話を聞いたので。
うちぢゃ それ使って普通にC=0.1以下だわww
使う建材について「何故その選択なのか?」「懸念事項は?」って大切。
YouTubeで言ってたから・・なんて選択は無しですぞwww
やれば出来る。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。