美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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とある敷地にてケーススタディ。

 

ベタ塗りが敷地 上が北で 東に接道。

 

 

 

斜線部が隣家にて 南の一部と北が抜けています。

 

北が抜けていると言っても 景観は特に良い訳ではありません。

 

最初に行った 日射検討にて車庫は東南の角がベストかと。

 

そこでPLANA

 

 

 

そしてPLANB

 

 

 

PLANA」と「B」では「A」の方が 南面を大きく取れます。

 

床面積も 四角をヒトマスとして「A」の方が3マス分コンパクトにまとめられました。

 

なので「A」の方がコスト的にも有利に見えますが・・温熱環境も含め考察が必要です。

 

温熱環境と言えば 外皮面積(外壁や屋根)が小さい方が 確実に放熱が少なくなる事は簡単にイメージ出来ると思います。

 

そこで「A」の外皮を マスを一面として数えてみると40面

 

 

 

「B」の外壁は36面で「B」の方が約1割少なくなります。

 

 

 

面積が大きいのに外皮が小さくなると言う現象です。

 

同じ断熱性能なら確実に「B」の方が1割も放熱面積が小さくなるので「有利」ですよね。

 

 

 

あわせてコスト。

1面作るのにザックリ10万円としたら「B」の方が40万円安く出来る事に。

 

平面ひとつで コストや温熱環境が大きく左右される事が分かります。

 

ザックリ こちらの案件だと南が少し狭くなりますが 2階リビングや抜き抜けからの日射取得を加味し「BPLANの方に軍配が上がりそうです。

 

そんなこんなの敷地考察。

 

抜け・日射・庭・風・防犯・雪・スタイル等々 視野に入れる事は多岐に渡ります。

 

ひとつとして同じ敷地はありません。

 

その敷地と暮らしにピッタリの 素敵な物語を共有しましょう^^






梅雨らしくジメジメして来ましたね。

 

外部の絶対湿度も 15g/㎡超えてくると もう窓開け換気も厳しい状態に・・。

 

洗濯もん乾かん!ジメジメして不快!なんて日が続く事に。

 

洗濯物には除湿器の恩恵ですが(乾太くん入れてる家には無縁ですよねw)除湿器も脱衣室近辺のみで、家全体には効きません。そりゃ仕方ない。

 

で、エアコン除湿の出番ですが今くらいの2024度なんて気温だと、除湿入れると肌寒く・・。

 

実際、正しくパッシブデザインされた冷房負荷の低い高断熱な住宅だと、この時期は室温そのものが上がらずエアコン除湿の稼働が悪くなります。

 

そんなこんなのエアコン除湿に裏技を。

 

除湿に関しては除湿器よりエアコンの方が倍以上除湿性能高いですので、家一軒まるごと除湿が可能。

 

でも室温が低いと稼働しない。

 

って訳で 床下暖房入れてみましょう。

こちら数件のおうちにはお勧めして、実績もあるので御安心をw

 

 

 

アイズ仕様で床下暖房・最上階冷房入れているおうちですと、両方同時に運転する事で除湿の効率を上げる事が出来ます。

 

2階 冷房 25 最小風量(ドライ可)

1階 暖房 25 風量自動

 

↑ 暖房使って冷房の効率を上げると言うマッチポンプではありますが、これ位の温度設定で冷暖房ともに効率の良い運転が出来るので、除湿器+αの電気代で家中除湿が可能になります。

 

外気温にもよりますが、平常運転が続けば200~400w消費で除湿器と優劣無い電力消費となりそうです。

 

2階エアコン設置冷房ダクト仕様のおうちですと、冷房温度を少し上げた方が良いかも知れません(送風感が出るので)

 

そんなこんなのエアコン除湿の裏技(そこまででも無い)

 

どうぞお試しくださいませませ^^


内窓設置で簡単窓性能強化♪

なんて

イメージでは「高性能の窓=冬」って感じですよね。

 

でもですね 窓の性能強化は夏にも効くんです。

 

こちら東大の前教授セミナーの一部。

 

 

 

壁とか床の弱点は冬の弱点になりますが

窓や天井の弱点は夏・冬の弱点になる言う画像です。

 

もちろん 夏に快適に暮らすには「日射遮蔽」に

代表される日射熱の操作が一番大切なのですが

やはり窓性能が高い方が確実に体感が良くなります。

 

参考までに

 

今年 天井+内窓設置工事をさせて頂いたお客様より

頂いたお便りがこちら。この間真夏みたいな日が続いたでしょ^^

 

~~~~~~~~~~~~

 

断熱効果抜群です。

昨日の暑さでも一階の温度と変わりなく、夏も期待できそうです。

エアコン使ってもかなり節約になりますね。

 

~~~~~~~~~~~~~

 

断熱がこんなに凄い効果ある事にびっくりしてます。

快適です!!!

 

~~~~~~~~~~~~~

 

貰ってうれしい体験談です^^

こまかな数字は置いといて(笑
体験するって やっぱ分かりやすいすね^^

 

夏にも効く窓性能のお話でした。





木製ベランダについて書いたら

https://housingeyes.bijual.com/Date/20230512/

木製って腐りません?とのご質問を頂きました。

 

ヒトコトで言うと「条件付きながら腐りません

 

ヒトコト過ぎるかw

 

イメージして頂くとお寺さんとか神社の境内

外なのに木なのに何十年もそのままだと思います。

 

まず木材が腐るとは 木材を形成するセルロース等の成分が

腐朽菌(ふきゅうきん)によって分解される事を指します。

 

ただ 腐朽菌は生物なので 水と空気がなければ死んでしまいます。

 

木材に含まれる水分は 細胞間などに水滴として存在する「自由水」と

細胞壁の繊維などと化学的に結合した「結合水」とに分けられますが

腐朽菌が生命維持のために利用できるのは自由水だけです。

 

木材に水分を供給し続けると 細胞壁の繊維が結合水を受け入れる

限界に到達し 細胞間(細胞腔)に自由水として流れ出します。

 

細胞壁が結合水で満たされている状態を繊維飽和点と呼び

その際の含水率は約28パーセントです。

 

水分が供給されなければ含水率が繊維飽和点を下回りますので

腐朽菌は生きていけないと言う訳です。

 

朽菌による腐朽活動は 木材が繊維飽和点を上回る含水率となる状態

要するに 自由水が存在して菌が水分として摂取できる状態が

およそ16週間以上続いて ようやく生まれる事が分かっています。

 

16週間だと112日。

 

112日常に濡れていて初めて腐朽活動が始まる訳です。

 

実際 雨漏りなんかで濡れたとしても

乾いてしまえば全く問題無いと言えます。

 

だから「濡れたら乾かす」と言う基本で

冒頭の神社仏閣の境内が腐らない説明になると思います。

 

なので

 

住宅周りの木材リスクは降雨や雨漏れで無く

結露の方が大きいのです。

 

112日・・地味に結露を繰り返していると・・。

 

窓周りとか内壁周り・・私が断熱気密や通気に拘るのは

木材の腐食防止の意味もあるのです。

 

そんなこんなで 木製バルコニーは

「雨に当たり難く 乾きやすい」構造にする事で

腐らないと言えるのです^^

 

安心してください。

 



乾きますよww

 

アディ押忍。





いくら樹脂窓が性能高いと言っても

どうしても弱点は「枠」になります。

 

なので FIXや窓可動に差し支えない所では

こんな感じで枠を消す+断熱補強を行います(クリック可)

 

 

 

現場ではこんな感じ

 

 

 

防湿処理を行った窓枠をさらにふかします。

 

この上に仕上げ下地のPBを貼る訳ですが

その前に断熱強化。↓これが上図の詳細。

 

 

 

これで窓枠は消えてスッキリして

更に断熱も強化されると言う一石二鳥にw

 

コダワリなかなかでしょ(笑

 

アディ押忍





AIに仕事が奪われるなんて話がリアルになって来ていますがw

とりま最近良くみてるのが「ChatGPT

 

AIが質問に答えてくれます。

 


問:住宅に気密性能は必要ですか?

 

~~~~~

 

はい、住宅に気密性能は非常に重要です。

 

気密性が高い家は屋内外の温度差が少なくなり

エネルギー効率が向上し

冷暖房コストの節約にも繋がります。

 

また、外部からの騒音や埃、虫などの侵入も

防止する事が出来ます。

 

これにより快適な居住環境を確保する事が出来ます。

 

したがって住宅建築にあたり

気密性能にも注意を払う事が必要です。

 

~~~~

 

虫のくだりはちょっと・・ですがw かなりな精度です。

 

ここに風圧による室内環境の変化が入っていれば

及第点かと思います。

 

もひとつ

 

問:何故気密性能の大切さが広まらないと思いますか?

 

~~~~~

 

気密性能に関する認識が低い為であると考えられます。

一般的な住宅については、建築基準法で

最低限の性能が規定されており、それを満たす事が必要ですが

その中でも気密性能に関する規定は緩い為

気密度を高める事がなかなか進まない傾向があります。

 

また、住宅を建てる時には初期コストがかかるため

低予算の場合には気密性能を後回しにすることが多く

その結果、居住環境やエネルギー消費に悪影響を及ぼす事になります。

 

今後は、住宅の省エネルギーや快適性能向上が求められる中

気密性能の重要性が広まっていく事が期待されています。

 

~~~~~

 

なかなかですw

 

でも残念ながら基準法では気密性能に関する規定は

ユルイどころか存在すらしていない状況です。

 

住宅における気密性能は「的確な換気の為」

「風圧など外部環境に左右されない室内環境の為」

とても大切なカテゴリーです。

 

熱気球が穴だらけだと どんなに下でバーナー焚いても

空に浮かびませんよね^^

 

ストローに穴開けたら ジュース飲めませんよね^^

 

こちらお読みの方は耳タコでしょうけど(笑

気密性能 大切ですよ^^

こちら天井断熱の下地

 

 

 

垂木下のに「防風層」として透湿防風シートを貼っています。

断面的にはこんな感じ(青が防湿層で赤矢印が通気の流れ)

 

 

 

上図で分かる様に垂木の厚み(こちらは120mm)が抵抗なく通気層になります。

 

 

 

その下に天井を創り断熱層をセット

壁と天井の防湿層を繋ぎます。

 

 

 

ちなみに壁の防湿層はボードで押さえますが

テープ留めしてからボードで押さえると更に安心ですな。

 

 

 

お 値段以上 アイズ^^





下屋(2階建てで言う1階の屋根)部分の通気も大切。

 

取り合い的にはこんな所

 

 

 

外壁材貼る前の水切りが設いていますが

屋根水切りと隙間が空いている事が分かります。

 


この部分から外壁通気を促進する訳です。

 

水切り設置前を見て見ましょう。

 

 

 

いつものメッシュ通気材がありますね。

 

 

 

これで通気と共に 小動物の侵入を防ぎます。

 

入口から入れた空気は真っ直ぐ屋根に抜き

棟へと上昇し排気されます。

 

 

 

そんな上昇気流が生れるなら 抵抗にならない様

透湿防水シートは丁寧にテープ留め(黄丸)してあった方が良いですよね。

 

「通気は大切」と言うお話でした。

 

アディ押忍





先日の伊香賀教授が出演した番組ブログにて

https://housingeyes.bijual.com/Date/20230316/

 

この画像貼りましたが

 

 

 

原因として良く使われるのがこんな絵

 

 

 

実際 血圧の急降下による「ヒートショック」が原因ですが

浴室内で倒れる要因で多いのが「浴室内熱中症」です。

 

高温での入浴により体が暖まることで血管が広がり

血圧が低下して起きるリスクなのですが

 

お風呂から出ると寒いから・・

お風呂の温度高くしないと暖まらないから・・

長く湯船に浸かって無いと寒くて体洗えないから・・

 

等々の理由にて 高温のお風呂に長時間入る事で起こる「熱中症」

 

やはり脱衣室や浴室が暖かい事で防げる事故です。

 

先日 近所のご老人が半身不随になったとの事でした。

 

いつも御夫婦でウォーキングしていて

お元気な方だなぁと思ってたのに最近見ないので・・・

 

家中に床暖房が入れてあるおうちにお住まいなのですが

光熱費の高騰に驚き1月から床暖房を止めて コタツで過ごしていたそう。

 

そんな中 暖房の無いトイレで倒れているのを奥様が見つけ

そのまま救急車で搬送されたらしいですが時すでに遅く。

 

床暖房さえ切らなければ防げた事故かも知れません。

 

でも燃料代が・・

 

そうです。まず最小限の熱源で長く室温を維持できるだけの

断熱性能が重要になる訳です。

 

良く判らない流行りに気を遣う前に

まずは建物の断熱性能に優先順位をつける事で

健康とお財布に優しい暮らしが約束されるんですね。

 

断熱は数字と施工精度で性能を担保できます。

 

もちろん作り手が正しい知識を持っている事が重要です。

 

そんなこんなで「浴室内熱中症」の補足でした。


倒れて医療費使うより暖房使った方が安く付きますよ。

暖房使うなら断熱した方が・・クドイww









いつも検査データ参考にさせて頂いてる伊香賀教授

 

 

 

先日TVに御出演されていたとの事、T-verで拝見させて頂きました。

のっけから「2025年4月住宅業界に激変が起こる」

 

 

激震と言えども単に「2025年からの省エネ住宅義務化」が行われて

断熱等級4(昨年までの最高等級)が最低基準になるだけの話ですが(笑

 

こちらお読みの方はご存知「等級4」なんてモッタイナイおばけが出るレベルなので

ふーん・・でしょうけど「断熱って何?」と言う会社には大打撃に違いありません。

 

最低レベルの引き上げにはなりますね。

 

実際何のため?ですが↓これに尽きます。

 

 

 

あと室温2℃の違いで「要介護期間が3年違う」と言うのは衝撃だったのでは。



 

あと良く言うのがお風呂でのヒートショックですが

 

 

 

交通事故の4倍!

 

 

 

ヒートショックなんて殆ど1~2月ですからね。

 

 

 

あと 断熱性能が悪いと「家が暖まらない」事が顕著で

 

 

 

光熱費とも直結します。

 

 

 

そこでタレントさんの「寒ければ着込めばよいのでは?」との質問に対しては

 

 

 

服着こんでも顔や手は出てますし何より呼吸する度 冷たい空気を取り込むから。

 

 

 

ちなみに欧米では室温18度以下は法律違反って国があり

 

 

ドイツとかイギリスでは室温18度以下になる賃貸は違法になっています。

※暖房入れての話なので 暖房入れまくれば室温上げれますが

 暖房エネルギー食い過ぎるので 断熱改修した方が得策と(笑

 

あと「冬は良いけど夏は暑いのでは?」とヤラセみたいな質問にはw

 

 

 

断熱する事で外気の温度が入りにくくなり

 

 

 

夏にも断熱は有効と。もちろん日射操作は大切ですけどね。

 

 

 

最近 夏は殺人的に暑い日増えましたもんね。 

 

あと やっぱ窓。世界における樹脂窓の普及率です。

 

 

 

樹脂複合窓ってありますが

こんなん薄く被覆してあるだけでアルミですからね。

 

 

 

既存住宅にはリフォームと言う手がありますが

 

 

 

何よりコレ

 

 

 

断熱性能の悪い家は資産価値が下がる。

 

単純に 2025年には現行の断熱等級4以下は建築不可となり

2030年には等級4すら建築不可になります。

 

 

 

今後家を建てる場合は 最低でも等級5をクリアしておかないと

10年以内に既存不適格の家になるって事です。

 

コスパ考えても「最低等級6」はクリアしたい所です。

余力があれば等級7を目指すのがベストな選択かと。

 

最近 車の燃費良くなってますが

今だとリッター8Kmの乗用車なんて売れないでしょ(笑

 

同じ事だと思います。

 

まずは健康 そしてお財布 結果的に家にお金が残ると。

 

起こっている未来 見ない振りする必要はありませんよ。

 

アディ押忍。






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