美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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良い記事がありました。

 

長い目で見てコスパのいい住居とは?

「本当にいい家」を見極める5つのヒント

https://x.gd/8z8q0

 

まぁこの記事「Sponsored by 住宅金融支援機構」なので

最終的にフラット35の宣伝になってますがw

 

やはり大切なのは 目に見えない部分

 
~~以下転載~~~~~

インスタグラムやYouTubeから有用な情報が得られるようになった反面、今の流行に合わせすぎるきらいがあります。

 タイルの品番やキッチン、外観デザインなど目に見える部分へのこだわりが強くなりがちです。

 しかし、本当に大切なのは、家の耐久性や構造といった目に見えない部分。ここをおろそかにすると、暮らしにくい「デザイナーズ・スカスカ住宅」や夏は暑く冬は寒い、そして光熱費が莫大にかかる「やせ我慢住宅」になってしまいます。


~~~転載終わり~~~~~


・・デザイナーズスカスカ住宅ww

 

いわゆる断熱の重要性ですが 忘れがちなのが日射遮蔽。

 

冬季は日射を取り込み それ以外の季節は

庇やシェード・遮熱タイプのガラス等々

方位と近隣を読み込んだパッシブデザインが必要です。


 

UA値だけに拘って性能上げても

西面にバカでかい開口あったら 梅雨前から暑くて住めません。

 

方位と開口。

 

まずコスパ良い住まいを考えたら

真っ先に取り組まなければならないかと。

 

その上で 近隣環境を読み込み暮らしに豊かさを取り込む。

 

優先順位は「快適に」「コスパ良く」が先でしょう。

 

コスパとか言うと太陽光パネルとか

イニシャルコストをイメージすると思いますが

ちょっと違うかなって思ってます^^





こちらアルミ+樹脂の大開口窓

 

 

 

こんな感じに折れて開くので

大きな開口が作れます。

 

 

 

性能的には今年夏までだったら

熱還流率2.33wなので「最高等級4です!」と言えましたが

 

等級7まで制定された今だと 単に★3つ(クリック可)

 

 

 

それより・・隙間が多すぎて正直寒い。

 

と言う訳で 窓の入れ替えです。

 

まずは デッキを外して(窓外せないので)

 

 

 

外壁仕上げをカットして 窓枠を外します。

 

そしてその開口に トリプルガラス樹脂窓を。

 

 

 

こちら熱還流率 0.87wなので

上の表でいう所の一番上のランク

6つの1.1wが最高ですが 0.87Wなのでバッチリでしょ。

 

これ例えば10年前から見越して

その性能をチョイスしておけば 今でも通用する訳です。

 

すでに未来は始まってますよ。

正しい性能をチョイスしましょう。

 

さてこちら気密性能を上げる為に FIX+ドアとしていますが

 

 

 

枠が無い分 大開口でしょ^^

 

外部の水仕舞いをして完了ですが

こちらLDKの窓全部に「内窓」を設置したので

設置した夜は「隙間風が無くなったなぁ」との感想だったのに

次の日の朝「あ・・部屋が冷えてない」と実感したとの事。

 

まずは窓を固める事。あったかい冬への近道ですよ^^

 

大切なお金 かしこく使いましょう。


築20年のおうちより

「ユニットバスの換気扇が壊れました」とのオファー

 

20年持ったので大往生と言えますが

 

こちら防湿シートも施工済の家なので

「お風呂の換気扇は回すな」を実践して貰いました。

 

https://housingeyes.bijual.com/Date/20221020/ 【アイズブログ】

 

で 感想頂きました^^

 

 

 

いかたす^^

 

合言葉は「お風呂の換気扇は回すな」ですよ(笑








今日もしつこく「気流止め」のお話w

 

気流とは管理出来ない壁体内の空気の流れ

 

 

 

これ 基礎下から屋根まで繋がってしまうので

どれだけ暖房しても この気流に熱を奪われてしまう事に。

 

今回のケーススタディ ↓ とあるリモデル現場の1階と2階の間。

気流は外壁側だけで無く内壁にも発生する訳で。

 

 

 

なんなら平面で考えると外壁より内壁の方が多いくらい。

 

なので まずこの気流を止める事が先決。

 

リモデルの場合は 素直に気流止められない場合も多く

そんな時は袋入りグラスウールを半分に折って

壁に入れ込むのが得策。

 

100mm程度の壁厚に 100mm厚のグラウウールを

折って入れるのだから すぐ壁厚パンパンに広がります。

 

 

 

少々躯体が動いても追随してくれます。

 

って訳で 外壁・内壁問わずパンパンに詰め込みます。

(防湿シートを外側に向けてね)

 

 

 

あと 収まりによっては気密テープ併用とか。

 

 

 

こんな手間ひとつで お部屋の温度は体感できるくらい変わりますよ。

 

これもUa値計算なんかには表されません。

 

そんなこんなで

 

気流止めは階層間も内壁もワスレズニ。

 

お 値段以上アイズ(^^




昨日のエントリに使った画像にて

https://housingeyes.bijual.com/Date/20231011/

   

 

このRWから ここってトイレですよね^^ってコメント頂きました。

 

えらい!愛すべきアイズフォローです(笑

 

反対側はこんな感じ。ユニットバス室内側の壁です。

 

 

 

グラスウールでは無くロックウールなのは

水回りの防音(吸音)が目的だからなんですね。 

 
なので ここに気密とか精密とかは関係無いですよ。
単に質量が存在すれば良いだけです。


まぁ 多少なりとも蓄熱効果は ありますが^^

 

そうそう ユニットバスと言えば

昨日のエントリには入れませんでしたが

ダクトがユニットバス上にも通ってまして。

 

 

 

↑躯体とユニットバスの隙間分かります?

床断熱だったら 基礎下の外気が青い矢印みたく

ユニットバス横を上がって室内に入って来るんですよ(涙

 

なので こんなイメージの気流止めは必須なのですが

 

 

 

まぁ その辺はまたこちらでもお読み頂きまして

https://housingeyes.bijual.com/Date/20220614/

 

本日は 何度目かの高断熱ユニットバスの件。

 

高断熱浴槽にするだけで暖かいですよ♪

良く目にするセールスコピーですよね。

 

さっきのユニットバス上の画像思い出してください。

 

この丸が照明で 矢印が天井の角部。

 

 

 

微妙に薄く張り付いてる断熱材すら無いでしょ(笑

 

施工したばっかで整理されていませんが・・

こちらがバス横の鏡部分。


 



その反対側は・・

 

 

 

排水まで丸見えで まるまる断熱材なんて無いでしょw

 

そんな壁面に 外気がグングン当たったら(怖

もちろんバス横の部屋や そこに繋がってる天井裏だって

煙突効果で外気が流入してくる訳です。

 

外壁だけ断熱しても意味ないすよね。

 

ちなみに

 

Ua値にはこんなん何も反映されませんよ(恐怖

 

で どーするかって言うと

上の画像の角部 テープと防湿シートが見えますねい。

 

 

 

こっちのドア横も

 

 

 

基礎断熱でも これっくらい気を遣っておくと

管理出来ない気流が生れない訳です。

 

魅惑のワード高断熱浴槽(笑

まぁちょっと保温効果がある位の認識で間違いないですよ。

 

うちでユニットバス入れ替えリモデルする時には

断熱気密もセットで行うのはこんな理由です。

 

そんなこんあで高断熱浴槽の闇でした。

 

いぁ 闇って程の事も無いですが
ちょっと知っておくだけで 無駄なお金使わなくて済みますよ^^





そうそう


昨日に追加で 垂木下の防風層を下から見るとこんな感じ。






こちらロフトになりますが このシート下に断熱材が施工されます。


「施工しやすさ」も性能維持には大切な要素ですよ^^



最上部の断熱手法としては 大きくカテゴライズすると

「屋根断熱」と「天井断熱」と「桁上断熱」の3つが上げられます。

 

それぞれ特徴ありますが 今回は「屋根断熱」について。

 

屋根断熱とはその名の通り(笑

屋根のラインでの断熱層となります。

 

屋根で断熱する事で 屋根下を部屋にしたり

ダクト等のスクロールスペースにする事も可能に。

 

ただ その屋根断熱で間違えがちなのが通気層と防風層。

 

例えばこちらの構成図で言う所の黄色ラインが通気層。

 

 

 

屋根に関しては垂木の厚み(こちらでは90mm)を

そのまま通気層として開放しています。

 

その下に高性能GWをセットしていく訳ですが

忘れてはイケないのが防風層。

 

上図の緑線が防風層ラインで連続している事が分かります。

 

こちらは建て方時に先張りでセットしておいたので

後で繋いでいくだけでOK

 

↓母屋の上にピラピラしているのが

 

 

 

その透湿防風シートです。

 

全ては仕上げから追っていく工程って事す^^

 

 

その下に断熱層を作っていくのですが

 

 

 

既出の ↓ この画像で言う所の赤線が防湿層。

 

 

 

屋根下は こんな感じ^^

 

 

 

こちら火打ちと屋根構面で水平構面が取れたので

階上から見ると こんな空間が取れています。

 

 

 

何のための空間かと言いますと

冷房用の空調ダクト空間なんすね。

 

 

 

見えているのが空調用ファン。

換気や空調ダクトは断熱層の内側がキホン。

 

 

 

あとこれ位空間あると後々のメンテも楽すね。

 

 

 

そんなこんなの屋根断熱空間のお話でした。

 

断熱計画と構造計画は同時に行わないと!

と言うのはこーゆー事です(笑

 

あと

 

断熱と通気と防風と防湿はセットで無理の無い計画を。

 

断熱と通気と防風と防湿はセットで無理の無い計画を。

 

大切な事なので2度言いましたよ(笑





空気は高い温度の時ほど多く水蒸気を含むことができます。

 

それぞれの温度で最大限含める水蒸気の量を「飽和水蒸気量」といいます。

 

 

 

飽和水蒸気量に対して、それぞれの温度で実際に存在する水蒸気(絶対湿度)の割合を「相対湿度」とよび、天気予報で使われる湿度はこの相対湿度のことです。

 

3050%と090%の2つの部屋があった場合、30の部屋には15.2g/m3の水蒸気があります。

 

これに対し0の部屋には4.3g/m3の水蒸気しかなく、湿度(相対)は低くても温度の高い部屋にはより多くの水蒸気が存在します。 仮に3050%の部屋を0まで冷却したとします。

 

 

 

0の飽和水蒸気量は4.8g/m3なので、差し引き10.4g/m3が水蒸気の形で存在することができず、水にかわります。

 

これが結露発生のメカニズムです。

※画像他 旭化成WEBより拝借

 

それを踏まえて なぜ住宅では結露による事故が絶えないのか。

 

所属しているJBN主催公演の資料より

とっても分かりやすいテキストが(笑

   

 

 

これに尽きますねww  <画像コピーライト>

 

イメージや素材で断熱を語るのは辞めましょう。




最近は「断熱」を正しく理解する自治体も増えています。

 

そんな中 北九州市が断熱等級6.5相当を推奨!

 

 

 

北九州市で推奨しているG2.5クラスとは

Ua1.38W以下・ C1.0以下

 

 

 

断熱等級で6.5クラス。こりゃホンキだ。

 

ちなみに断熱等級6.5クラスだと
寒冷地である飛騨の数値で言う所のUA0.25~0.28w程度のレベルです。

 

※高山市の断熱等級6=0.34W・断熱等級7=0.23W

※飛騨市の断熱等級6=0.28w・断熱等級7=0.20w

UA値の数字が小さい程 断熱性能が高い)

 

北九州市の取り組み 詳しくはこちら↓

https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/001050570.pdf

 

ご存知 弊社がお約束している性能が UA=0.3W以下です。

 

平均実績で言うと UA=0.20.26Wでしょうか。

 

うちが この辺に拘るのは何故か?

 

 

 

血圧だけの話ではありませんが この辺が答えですね。

 

快適に健康的に暮らしましょ。

 

飛騨としても県会議員さんにでも話に行きましょうかね。





いつも口スッパク言ってる

「西日は窓の外で垂直に切る」ですが

 

東大の前准教授の「学校の断熱改修ワークショップ」

レジュメに分かりやすい画像があったのでご紹介。

 

 

 

これ インジケータ―載ってないので温度は分かりませんが(クリック可)

 

 

 

日射遮蔽無しと外部スクリーン有の差

直感的に違う事が分かると思います。

 

レースカーテンの色でも結構違いますよね。

 

あとこれ 窓外がコンクリートか芝生かの差でも

照り返し温度は結構違うんですよ。

 

夏の日射操作も総合的に考えたいモノです。

 

アディ押忍





東大の前准教授のFB

面白い画像が紹介されていたのでご紹介。

 

 

 

教授が行っている「学校の断熱促進」啓蒙での一コマ

 

いわゆる「断熱材」の効果可視化。

断熱材をホットプレートで鉄板焼きにして

それをサーモカメラで・・と

 

 

 

実におもしろい(笑

 

さすがです。

 

で 結果かこちら。

 

 

 

インジケーターの色で 鉄板上から断熱材上に向かって

温度が低くなっている事が分かりますね。

上の方に至っては 床と同じ温度。

断熱材えらい!

 

と言いつつ 

 

上の画像はスイッチ入れて数分後かと思われ

このままだと数十分で上まで熱を通す事でしょう。

 

はい。ここでも何回も書いてますが

「熱を断つ」と書いて断熱とは言え

断熱材に課される仕事は「完璧に熱を断つ」より

「伝熱遅延」と言う性質が正しい。

 

例えば壁や天井で 単純に12時間熱伝導を遅らせれば

真昼に蓄えた太陽熱を 夜間の放射冷却で

放出する事が可能になります。

 

その為の厚みであり構成・施工精度です。

 

更に熱伝導については そのまま電動するより

常に空気が動く事で 壁・天井の熱移動や蓄熱を

遅らせる事になります。

 

夏暑い時 ボタン上まで閉めたピッチリシャツ着てるより

ガバガバ風通すTシャツの方が涼しいでしょ。

 

その風通しを後押しするのが「正しい通気層」です。

 

基礎から壁への滞りない通気はもちろん

 

 

下屋の取り合いも丁寧に

 

 

 

屋根も丁寧に棟まで抜きます。

 

 

 

上昇気流が停滞しない事で

断熱層の蓄熱を遅らせる事が出来るって訳。

 

 

断熱と通気はセットでしょ。

 

通気層には漏水対策の他にも色々な仕事があるんですよ^^

 

ではでは。 本日はここまで。

 

アディ押忍。




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