これ良く言うのですが
実際どのくらい恩恵あるの?
なんてお話を頂きました。
まぁ実際の所、窓は熱損失の塊なんだけど(笑
なんだかんだ暖房器具にも成り得たりもします。
そこで 単純に先日のケーススタディ。
冬至の頃は 30度位の角度で太陽の光(熱)は入って来ます。
それがどのくらいの熱量なのか?
サクサクっと数字で見てみましょう。
まず「太陽定数」
太陽から地球に到達する放射エネルギーを定義する量として
太陽定数と言う数字があります(クリック可)
※資源エネルギー庁の資料より
大気圏外までは1.4Kw/㎡のエネルギーが降り注ぐ地球
その内30%が散乱し 地表に届く量は1.0Kw/㎡とされます。
で、もっかいw
30度の角度で室内に入って来ると言う事は
60度の角度で窓に当たっている訳で。
その分を加味する為 まず太陽定数を1.0Kw/㎡として
角度分の低減を行い「1×sin60(0.866)=0.866Kw/㎡」
で
ガラスを透過する抵抗として トリプルガラス取得型ガラスの
「μ値=0.57」を掛ければ「0866×0.57=0.49Kw/㎡」
で
上の画像ガラス面積が4枚で8.28㎡なので
そこに面積を掛けると「0.49×8.28=4.08KW/㎡」に。
冬至の時期 これ位の大きさの窓(今回はトリプルガラス)からは
4.08KW/㎡の太陽熱が取得できる訳です。
分かりにくいですよね。
なので対抗馬として よく目にする灯油型ファンヒーター10帖用
これで暖房出力:3.60~0.74kw
はい。
マックス3.6Kw≦4.08KWで太陽光の勝ちです!
ちゃんと考えて窓を設置するだけで
タダでこれだけのエネルギーが貰える訳です。
もちろん 太陽は常に頭上にある訳ではありません。
夜なんて損失以外の何者でもありませんw
だからこその窓性能なのです。
とりあえず
今回は「太陽熱すげーーー!」と思って貰えればw
これが日射熱取得に拘る理由です。
どうですか
キャベツ一個3円安いと 隣町に車走らせるより
全然有意義でしょ(笑
そんなこんなの太陽熱のお話でした。
身近な数字絡めると解りやすくないですか^^
アディ押忍
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。