美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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うちの打ち合わせ室の西向き窓

 

 

 

何を隠そう素敵なアルミサッシww

 

よくペアガラスにするだけで断熱力が上がる的な話を聞きますが

実際アルミ枠の熱損失は大きく(謎

 

例えば そろそろ涼しくなって来た窓(閉めろよw)

西日当たってる窓カウンターは25.2度。

 

 

 

直日当たってる窓枠が27.6

 

 

 

これ白ですが黒だったら2度は上がってます。

 

そして 直接日が当たって居ないハズのアルミ枠の室内側が・・

 

 

 

32.8度(爆

 

そうです。

室温25度程度の部屋の窓枠が30度を超えているのです。

 

日が当たらなければその分 外気温度がそのまま入って来ますし
夏冬共に 室内温度もドンドン外部に流しています。

 

これが「頭隠して尻隠さず」のアルミサッシの威力ww

 

アルミ枠の結露を心配する方は多いかと思いますが

実務者的には 見えない躯体との取り付け部分とか

窓周りの熱損失の方が気になる所です。

 

とりま温度の可視化って分かりやすいでしょ^^

 

快適な窓辺がある事で部屋を広く使えます。

 

居場所作りは断熱から。

 

そんなこんなで 補助金使った「内窓設置」作戦続行中^^

 

補助金とか窓辺温度が気になる方はお気軽にどうぞです。





基礎と外壁の取り合い部の通気確保

 

 

 

この黒いのがお馴染み通気用メッシュ

 

 

 

そして忘れてはイケないのが「窓周りの通気」

 

◆水が入ったら躯体に触らない様速やかに排水出来る事

◆窓周りの通気が停滞せず 温度差でちゃんと動く事

 

通気層に求められるスキルが上記。

 

もし水が入っても ちゃんとした通気が確保されていれば

排水はもちろん乾燥も促進される訳です。

 

こちらが掃き出し窓の周り

 

 

 

窓周りに3cm程度の通気層が連続している事が分かります。

 

見えなくなるけど とっても大切な3cm(笑

 

大切ですよ^^





天井断熱の厚み分かるでしょ(

 

 

 

上に合板見えるのは水平構面だから。

 

水平構面の下に断熱層を作ってます。

この後 防湿フィルムでバッチリ気密^^



空飛ぶ屋根(笑

 

 

 

こちら社員大工がせっせとパネル作って

現場に持ち込んだ屋根材。

 

セットするとこんな感じ。うん 綺麗^^

 

 

 

屋根を薄く見せる時や母屋を見せたくないデザインの時
用いるツーバイフォー工法からの引用です。

 

ただこの場合 横に出た部分と同じだけ

室内側にも上り方向と垂直に垂木が流れる事になります。

 

 

 

なので空気が停滞しない様 通気出来るように細工しておきます。

 

 

 

最低でも30mm以上の通気層が必要ですぞ。

 

では通常の垂木部分はどーするかと言うと

 

赤丸部分には

 

 

 

垂木の転び止めとしてブロックを入れます(黄丸

 

 

 

それで野地合板との隙間を30mm以上確保する訳です。

 

この画像で言う所の

 

 

 

黄丸部分がその隙間

 

 

 

矢印部分は合板施工前なので 光が見えていますね。

 

壁の通気や軒天の通気口からの上昇気流は

ここを通って棟まで登り 排気されると言う訳です。

 

それにしても 低くて深い軒はカッコイイですね。

 

 

 

うん 良いプロポーションだ(笑


断熱と通気はセットで重要ざます。

 

「通気は大切」と言うお話でした。





なぜ日本の家は寒くて電気代が高いのか

https://miraimedia.asahi.com/takahashi_02/

 

アイズでは 断熱性能としてUA0.3w以下をお約束していますが

それがどのような意味を持つのか?

 

東大の前真之准教授による可視化画像がこちら。

上記URLの画像に高山地域のUA値を入れてみました(クリック可)

 

 

 

等級4ってのが去年まで「最高等級」とランクされていた数字。

等級5ってのがZEH(ゼロエネ住宅)なんて仰々しく言われる数字です。

 

等級5程度で吹き抜け作るとヤバい事が分かりますね。

 

アイズでお約束しているUA-0,3てのが 等級6と7の中間位でしょうか。

 

参考までに等級4と6の床温度を見てください。

 

等級4で16度、等級6で22度。

 

この差はデカいですよ。

 

体感温度とか快適性は その空間の一番「性能の悪い部分」で決まります。

 

室温が28度あろうとも床が18度だったら やはり18度が体感になる訳です。

なんとなくイメージ出来ますよね。

 

何事もバランスです。

 

なので そのバランスの平均点を上げましょう。

 

断熱の可視化 画像で見ると良く判りますね。

 

あ そそ

 

寒い家への内窓設置なんかで 窓周りの温度を上げる事が出来ると

これまで窓のダウンドラフトで冷やされていた床温度も上がりやすくなるので

その辺でも恩恵は生れますよ。

 

目で見る断熱性能のお話でした。

 

断熱や耐震は イメージでは無く数字と施工精度ですよ^^



先日の天井断熱に続いて「内窓設置」

内窓とはご存知 既存の窓の内側に樹脂窓を設置し

熱や音の移動を抑える手法となります。

   

 

新設ガラスがLOW-Eガス入りなだけでなく

既存ガラスとの隙間が防風層になり 更に効果を発揮します。

 

 

 

では実際のビフォーアフター

 

障子が立ててあるけど寒すぎて・・

厚手のカータンもプラスしてあります。

 

それでも窓からの冷気が気になるとの事。

そうでしょうとも(涙

 

 

 

まだステッカー付いてますが 障子部分を樹脂窓に入れ替え。

 

 

 

欄間が付いてるこんな大きな窓も

 

 

 

スッキリ収まります。

 


このおうち2階の窓8箇所すべて設置しました。

 

その初日にお母様。

 

「すっごく違います!」

 

以前は昼間でも氷点下だった部屋が

天井断熱改修でマイナス2度から8度に上がり

 

今回の内窓設置にて 暖房器具無しで16度まで上がりました。

 

設置した日は晴れていたので日射取得も十分あり

行った夕方にも その取り込んだ熱を逃がしていないと言う事に。

 

改めて日射の大切さ 開口部は暖房器具だと感じます。

 

そして

 

こちら掛かった費用の半分以上が補助金で賄えましたよ。

 

なかなか大きな補助金です。

 

補助金申請には色々シミュレーションして

一番お得な方法をチョイスしましょう。

 

断熱改修は まず天井 そして窓の補強

予算があれば床下補強(気流止め含む)ですよ。

 

あったかくなりました^^

光熱費が少なくなりました^^

 

って言葉が一番のご褒美です。

 

 

アディ押忍



天井上の断熱状況を見て欲しいとの事で小屋裏へ。

 

一応100mm位のGWが入ってますね。

   

 

ん?入ってない?? なんで(笑

 

 

 

部屋が暖まらない原因は、この雑なGW設置より内壁の気流が問題。

 

 

 

断熱と言うと外壁ばかり意識しますが、実は内壁の気流が曲者。

 

こんな感じで 暖房入れても無断熱の壁内から天井に抜けていきます。

 

 

 

そんなこんなで断熱改修をご依頼いただきました。

 

既存の断熱材は並べ直して、その上から袋入りのGW24Kg×100mmを2重に敷いていきます。

 

 

 

まずは気流止め。

袋入りGWの防湿層側を外側に二つ折りにして、内壁に入れ込みます。

 

 

 

一旦潰したGWは膨らんで来ますので、これが気流止めになる訳です。

 

 

 

そしてその上からクロスする様にGWを敷き並べていきます。

 

 

 

おっとその前に・・ダウンライト発見(汗

 

 

 

ダウンライト設置には離隔距離が必要です。

※リンク先はアイズブログ・・怖い事例ありますよ(汗)

 

なので断熱材の前に離隔距離を作ります。

 

って タライて(爆

   

 

まぁ用は足しているので良しとしますかww

 

そして丁寧に敷き並べて

 

 

 

延々敷き並べて・・完成^^

 

 

 

次の日 お母様曰く「別世界です!」と^^

 

なんでもストーブ3台焚きっぱなしでも日中も温度上がらず「昨日はマイナス二度だったのに、あれから8度以下になった事ないの!」とお喜びの声。

 

せっかくお金使うんだから、正しく恩恵受けたいですよね。

 

さて

 

引き続き「断熱内窓」設置するので、その差はもっと感じますよ^^








東京都の太陽光パネル義務化NEWSに付いたコメント

 

 

 

発火ですか(汗

 

ジョークかと思ったら結構大真面目だったらしく・・

 

 

 

いゃそんな事故起きてませんよw

 

コワイコワイ (笑




昨日のツララ話にて「スガ漏れでは無く」って書いたら

スガ漏れって?とのご質問頂きました。あざす

 

スガ漏れはツララの位置が違ったりします。

 

2008年なので15年前のブログですが(笑

https://housingeyes.hida-ch.com/e41240.html

 

コッチに転載しておきますね。

 

~~~2008年のブログより転載~~~~~~~~~

 

車で移動中に 気になったのでパチリ。

 

冬の風物詩とも言える ツララ。

 

 

 

でもこれ あまり喜んでもいられません。

 

【すが漏れ】ってご存じですか。

 

屋根に積雪している場合 日射や室内からの漏れ空気で

屋根に接した雪が溶け 積雪と屋根の間に【水たまり】が出来る事があります。

 

しかし 屋根の突端等は氷になっている為

溶けた水の逃げ場が無く 屋根材の隙間から

室内への雨漏れを起こす事があり それを【すが漏れ】なんて呼びます。

 

 

高気密・高断熱の住宅にすると すが漏れの心配や

ツララそのモノが無くなると 聞いた事ある方も多いのでは。

 

それ 半分正解で 半分間違い。

 

確かに 高気密を突き詰めると 室内からの暖気は確実に止めれます。

 

しかし 一日中氷点下ならいざ知らず 昼間気温が緩む事も多いですよね。

 

そんな時でも 雨樋は冷たいままの場合が多いですから

どうしても外的要因として 凍ってしまった雨樋からのオーバーフローとして

ツララが出来るのは自然現象と言えます。

 

それでも屋根材からの漏水は 殆ど止める事が出来る訳でして。

 

何故でしょう。

 

↓これ上の画像のアップです。

 

 

 

軒天(屋根下の天井)から ツララが下がっているのが解りますか。

 

見えないだけで 軒天内に氷塊が出来ている可能性が大きいんですよ。

 

理屈としては 暖房した部屋からの湿気を含んだ暖気が

外壁内や内壁内から上昇気流として 上へ上がって行きまして

 

そこで屋根に当たって冷やされ 凍る事も多い訳でして。

 

↓こんなイメージですね。

   

 

壁体内の気流を止めると言う基本作業は 室内温度放出の抑制

と言う意味だけでなく こんな所にも効いてきます。

 

壁体内を走る空気は 思っているより早いですよ。

その風に引かれて 室内温度がさらわれている訳です。

 

試しに 暖房した部屋のコンセントの穴に手を当ててみると・・

空気動いているの感じませんか?

 

今回 その話は置いときまして。

 

雨も降ってないのに バケツひっくり返した様な雨漏れ?対策の

調査を受ける事もありますが

 

大概が屋根材からの流入では無く 上図の氷塊が室内側で作られ

それが 屋根面への日射で溶かされての漏水事故な事が多いです。

 

気温2度 あれば氷は溶けますからね。

 

漏水箇所を探す前に お部屋の状況と 生活パターンなど聞かせて頂ければ

原因と場所を特定出来る事が多いのも特徴と言えるかもしれません。

 

気体になり 液体になり 固体になり・・水って 面白いですよね。

 

・・いぁ 漏水したお宅はそんな事言ってられませんが(汗

 

一口に漏水と言っても 色々なパターンがあると言う事例でした。

 

高気密なんて 使い古された感ただよう売り文句も 

一過性の単なる流行では無く 正しい認識は必然だって事です。

 

技術には 全て意味があるのです。

 

 

せっかくの時期ですから ご自宅に出来たツララ

どこから出来てるか チェックしてみませんか。 

 

 

~~~~~~~アディ押忍~~~~~~

 



チラ見した風景

 

ツララ元気に育っています^^

   

 

これ、スガ漏れでは無く 漏れ暖気による氷柱です。

断熱性能の可視化ですね。

 

新しい家だったので100mm位は断熱入ってるとして

断面構成としてはこんな感じかと。

 

 

 

断熱材が効いていないと言う事で。

 

氷柱が出来る経緯がこんな感じ。

   

 

まず室内を暖房すると暖気は上に上がりますよね。

 

隙間を縫って小屋裏に上がると、その上昇気流に基礎内の冷気(外気)が引っ張られ、床下から冷気の供給、天井上に暖気の排出と言う「煙突効果」が生れます。

 

暖房を使う事を条件にした「永久機関」の誕生です(違

 

小屋裏に上がった湿度を持った暖気は屋根に当たって結露を起こすでしょう。

 

更に積雪した屋根を暖め、積もった雪と屋根の間で、ほんの少し雪を溶かします。

 

その解けた雪が雨樋に流れ、外気に冷やされ氷柱になっちゃう訳です。

 

氷点下では問題無いですが、そこそこ暖かくなってくると屋根に結露した水分は、今度はカビの温床に(涙

 正直 漏気に良い事はありません。

 

ちなみに 断熱気密がシッカリしていると(クリック可)

 

 

 

右がアイズ 左が某大手ハウスメーカー。

同じ年に竣工している2邸です。

 

氷柱の違い 良く判るでしょ。

 

氷柱も断熱の可視化になると言うお話でした。

 

最後にまとめ。

 

屋根への漏気が氷柱を作ります。

丁寧な断熱+防湿で氷柱の発生(エネロス)は最小限に出来ますよ^^




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