先日「X」にて
どー見ても10mm位しか無いポリスチレンフォームの基礎内断熱見たんだけど、あれ特注なんだろうか。すげーな大手HM。
なんて呟いたらプチ燃えたんですがw
しかし、ホント目を疑う感じで3度見したんだけど
やっぱり10mm位しか無く・・うーん。
基礎断熱とは床では無く 基礎を断熱する手法で
断熱材は基礎コンクリートの外側に設置するか
内側に設置するかで性能値も変って来ます。
こちら アイズの基礎「内」断熱の様子。
土台部分もミッチリ施工します。
ちなみに120mm厚
https://housingeyes.bijual.com/Date/20220924/
話は戻って最初の現場・・・。
その断熱材は「ポリスチレンフォーム」だったのですが
最薄製品が25mmなので特注か?特注なのか??(笑
実際そんな事はどーでも良いのですがw
何が悪いかって その断熱性能。
単純に計算してみましょうか。
こちら4地域(高山市)にて求められるUA値から
玄関や浴室等基礎部分に求められる性能が下記。
断熱等級7の場合:土間への熱抵抗値=3.57(㎡・K/w)
断熱等級6の場合:土間への熱抵抗値=3.57(㎡・K/w)
断熱等級5の場合:土間への熱抵抗値=1.7(㎡・K/w)
熱抵抗値は数字が大きい方が断熱性能高いと言う数字。
6と7ではあえて同じ数字にしていますが
何度も言いますが「等級5」クラスは吹き抜けや
全館空調は止めた方が良いレベル。
ZEHランクなんて言葉に踊らされてまイケません。
それを踏まえまして・・
基礎断熱が10mmだった場合:熱抵抗値=0.45(㎡・K/w)
基礎断熱が25mmだった場合:熱抵抗値=0.9(㎡・K/w)
はい。「等級5」にすら全く届きません。
あえて言うと無意味なレベル・・。
参考までに うちの現場だと:熱抵抗値=3.58(㎡・K/w)
はい。「等級7」もクリアしていますね。
これ数字だけを追っている訳で無く
バランスよく熱損失を抑えていく事が大切で。
水貯めるつもりのバケツに穴開けたら不味いでしょって話です。
断熱や構造はバランスが大切です。
特に断熱は 何処かの部位に特出した性能があったとしても
弱い所が体感に直結します。
室温が高くても床の温度が低ければ
それが体感温度になって寒い的な。
根拠ある数字を担保しましょう。
まずは そこが第一歩です。
ではでは。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。