スケルトンリモデル現場「床断熱の図」
床合板の前に100mm断熱材と木材間を気密処理します。
ただ そこで終わらず その上に根太を敷きならべ
40mmの断熱材を垂直方向に追加。
壁断熱前の気流止めもバッチリ。
そして下地合板を敷いていきます。
何故そんな面倒な事をするのか。
断熱厚み140mm欲しいのに 大引き高さが100mmなのでって根本もあるのですが「木部の熱橋」を無くすと言う目的が大きく。
ちなみに4地域で断熱等級6を満足させる為の仕様として「熱抵抗値R=3.3」と言う目安があります。例えば大引きが120mmとして そこへ上画像の断熱材を敷きならべるとR=5.45で 等級6の仕様R=3.3クリアします(画像は旭ファイバーグラスの資料より)
断熱材部は良いとして 木部はどうでしょう?
木材(ヒノキ)の熱伝導率は0.12程度なので上図の様に木部の鉄抵抗値はR=1と言う事に。
うーん 等級6の仕様をクリアしませんね。
実際は この木部面積と断熱材面積の性能値案分になりますが せっかくならムラない面を作りたいモノです。
なので 同じ120mmでも大引き間と根太間に設置場所を二分すると・・・
木材部でもR=3.3をクリアしています。
同じ性能値の断熱材を使っても設置方法だけで こんなに違うんですよ(笑
厚みが一緒なので価格も同じ。
ちょっと手間が増える分と木材の分は合板の厚みを薄くすることで吸収します。
ほら 同じ値段でも性能値に差が出ました。
こんな細かい事考えて材料と断面を決定しています。
この断熱材使っているから高断熱!とか言うセールストーク 悲しいでしょww
そんなこんなで床の付加断熱のお話でした。
アディ押忍。
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アイコン、くっ てしてますがw
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。
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