先日のブログ「かりすじ」編にて
https://housingeyes.bijual.com/Date/20220922/
この画像↓土台の下(赤丸部分)はどうなってますか?とのご質問頂きました。
あざす^^
土台と基礎は高さ20mmの「気密パッキン」を全周回しています。
気密パッキンと言うと薄いブチル状のシートを
想像する方が多いかと思いますが 20mmの厚みを持たせる事で
施工後の発泡ウレタンや防蟻コーキングの施工がやり易くなり
↑ 同時に内壁の基礎と土台部分にその高さ分の通気が取れます(クリック可)
床下暖房との相性も良いですし
何より土台の腐食を防ぐ事に対し優位に立ちます。
基礎は築後3年程度は水分放出してますからね。
防湿と通気大切^^
って訳で 弊社で基礎断熱の場合は基礎と土台間に20mmの
防湿気密層(外壁側)と通気層(内壁間)が存在しています。
こんな感じでお返事になってますでしょうか^^
もらって嬉しいご質問。なんなりとー(^^
基礎断熱には基礎の外側に断熱を施工する方法と
基礎の内側に断熱を施工すると言う2種類があります。
基礎(外)断熱の場合は外周ぐるっと打てば良いのですが
基礎(内)断熱の場合は「T字」部分など注意が必要。
この図面で言うオレンジ部分T字部分。
赤線が断熱材ですが 基礎コンクリートが熱橋になるので
折り返しての断熱施工が必須事項。
あと土台部分の熱橋も防ぐ為
床合板ラインまで「防蟻断熱材」を張り上げます。
ちゃんと施工確認してから一階床合板の施工へ。
ちなみに
弊社では基礎断熱・床断熱に関わらず
管理出来ない通気は作らない為に柱周りなんかも気密施工します。
画像は黒い気密テープで施工してありますが
とっても大切な思考かと。
お ねだん以上 アイズ(笑
大きな屋根カッコイーですよね^^
こちら屋根材(垂木)は高さ120mmを使ってます(黄色)
なので赤丸の「転び止め」を設置しますが
この垂木の厚み分が通気層となり
さらに転び止め部分の上も30mm以上のスペースを取る事で
棟部分まで適切な通気を促す事になります。
断熱気密と通気はセットで大切。
アディ押忍
「2022年10月」来月ですね。
来月には新しい断熱等級6・7が追加されます。
これまで「断熱等級4」で最高等級クリア!と言う
上等文句が使えなくなる訳です。
某ハウスメーカーのCMで全棟最高等級クリア!
と言うトークが消えているの気付いてる人居ますか^^
主要等級4クラスで最高等級に変わってます(笑
断熱等級4は最高等級ではなくなるからですね。
数字的にはこんな感じ(クリック可)
高山市近辺で地域区分4
飛騨市の一部で地域区分3となります(黄四角)
この数字は小さい方が断熱性能が高い事に成ります。
弊社では現在 このUA値0.3以下を最低レベルとしていますが
これまでの成績として どちらのおうちも等級6は楽勝クリアしてます。
そしてコンスタントに等級7をクリアする仕様もラインアップ済です。
ちなみに 2025年には等級4が義務化されますが
それって今年まで最高等級だったレベルが最低等級になる訳ですw
実際 等級5レベルでは吹き抜けなんて寒くて無理ですし
全館空調なんて エネルギーを捨てている様なモノ。
これから家を建てる方
起こっている未来を無視してはイケませんよ^^
かしこく正しく家づくりしましょ。
網戸越しでもこんな「抜け」があれば西向きでも窓付けるよね
内倒しで換気
内開きで外付けの日除け(シェード)を操作
と言う予定にてのドレーキップ窓(トリプル日射遮蔽ガラス)ですが
「あぁ エアコン除湿が快適過ぎて窓開けなかったですね夏」
との事。ご感想有難うございます^^
えっと・・外部シェードさえ降ろせれば初志貫徹ですのでw
ちなみに全館冷房用のエアコンは6帖用ざんすわよ^^
アディ押忍
寒い事が健康を害する事は良く知られて来ましたが
暑いのも健康を害すると言う話。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97704
良くデータを引用させて頂く慶應義塾大学の伊香賀教授によると
「冷房は28度を目安」には意味が無いとの事。
~~~~~
姫路市長が元医師で 職員の健康を気にして
1ヶ月ちょっとの間、25℃冷房にしてみたそう。
すると光熱費は7万円増えました。
しかし残業時間は平均で2.9時間減ったそうです。
これを人件費に換算すると4000万円
7万円をケチって節電し
冷房を28℃にすると4000万円の損失だったのだ。
~~~~
暑いと仕事効率が落ちると言う典型ですね。
あと夏バテって 良く聞く冷房病では無く
単に許容範囲を超えた室温のストレスかと。
「小さなエネルギーで快適な室温維持」
住宅やデザインで出来る事は大きいと言えるでしょう。
以前のブログ「西日対策 格子編」にて
https://housingeyes.bijual.com/Date/20220702/
あれ どーなってるんですか?ってご質問数回頂きました。
はい。種明かしw
外部から見ると こんな感じに戸袋を設けていまして
格子戸仕舞えるようにしているんですね
あと網戸も収納しています
そこから格子戸を出すと
昔懐かしって感じだけど 木製の戸袋も可愛いっしょw
アディ押忍
これ 残念ながら的外れとしか
国土交通省、「浴槽レス」基準作成へ【NIKKEI】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE0678W0W2A700C2000000/
浴槽の温熱効果を無視している事はもちろん
溺死や浴室での死亡原因は何か?と言う論点が抜けている。
消費者庁が作成したデータによると19年に自宅・居住施設の浴槽で
溺死した65歳以上の人は4900人だったとあるけど 実際ヒートショック起因。
これね 記事中にもあるけど消費者庁の呼びかけである
脱衣所や浴室を事前に暖めるなど入浴習慣の見直しが正解かと。
こんなアホな事議論する前に 最低室温基準を作った方が確実性がある。
あとね
ミストサウナの設置なんてのもあるけど
浴槽レスのミストは 高齢者の方には寒くて仕方ないらしいよ。
本末転倒。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。