南向きの窓 本日の日射遮蔽(14:30PM~)
ほぼ5月の遮蔽OK!^^
アディ押忍
本日は桁上断熱にて押えるべきポイントを少し^^
ご存知「桁上断熱」とは桁の上に断熱する事(語彙力・・
http://eyescode.bijual.com/Date/20170411/ 【以前のヒトコト】
桁上断熱の利点としては断熱欠損を最小限に抑えつつ
水平構面も同時に取れると言う点が上げられます。
では気密と断熱の兼ね合いはどうか?そこは適材適所が正解かと。
作業風景を見てみましょう。
まず建て方時 水平構面を作成する前に
「軟質PVC発泡シール」を合板の継ぎ目部分に先張りします。
こんな感じ
ここに合板で水平構面を作るわけですが
このシールが面材気密の精度を上げてくれます。
単純に考えて 例えば瓶にフタをする場合
フタと瓶の間に密着するシールがあった方が水密は高くなりますよね。
そんなイメージでOKです。
そして面材にて水平構面を作った後 防湿シートの施工です。
束回りはもちろん
妻壁や軒先部分も気密テープ処理。
このシートが防湿層になり この上に断熱材を施工します。
施工後も簡単にチェック出来るので インスペクションも完璧でしょう。
そんなこんなの桁上断熱の収まり。
こーゆー投稿ってお客様より同業者にウケるんですけどねww
出来るだけ「手間」を減らしつつ精度を上げる。とっても大切な事かと。
断熱・気密・防湿にて適材適所のお話でした。
ちなみに最上階の断熱には この他「屋根断熱」と「天井断熱」がありますが、このブログのカテゴリ「断熱」とか「事件は現場で」の辺辿れば、そこらじゅうにありまんがな(何故まんがなw)
↓私も20年以上この切り口で 断熱の必要性を訴えてきたけど
https://onl.bz/Pnn2Fxh 【ASAHI】
【建築物の省エネ法改正案、見送りの公算大 「脱炭素」に逆行の懸念も】
もう断熱は「脱炭素」とか「SDGs」とか意識高い系で語らず
「健康に」「快適に」「経済的に」暮らせる為の自己防衛
って視点の方が良いかなって ここ数年思ってます。
建物の断熱に対する ポジティブなエビデンスも多く存在して来た今
断熱等級4(最高等級)なんて 平成11年に出来た努力目標を目指す必要は なかろうもん。
以上 朝イチ見た記事へのヒトコトでした。
冬に寒い家に住んでいると「脳の神経細胞の質」が
悪くなるという衝撃的な事実が明らかになっています。
【冬場に1度温かい家に住むと 脳神経が2歳若くなる】
https://president.jp/articles/-/30551?page=1
慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授が
2016年から毎年調査を積み重ねるなかで最新解析では
「冬場に1度温かい家に住むと 脳神経が2歳若くなる」との事。
リンクは2019年の記事ですが その後も追跡調査は続いていて
データの蓄積は年々増えています。
また WHOは子供は20度以上の部屋で寝ることを推奨していますが
ニュージーランドの追跡調査によると
子供の肺の病気には リビングよりも寝室の温度が深くかかわっていて
室温12度以下で寝ている子供は 18度で寝ている子供よりも
10倍の危険性を秘めているそうです。
子供が寝るお部屋 室温12℃以下は危険と言う事に。
ちょっとショッキングな話ですが・・
お部屋の温度 意識しませんか。
某オフィス完成。日射取得ばっちり^^
さて「灯り取り」って窓だけに頼る必要はありません。
上画像の左側の開口
階段への灯り取りなんですね。
外皮に面している訳では無いので温熱環境の心配なく
もちろんコストも最小限。
トイレとか脱衣室に灯り取りが欲しい場合
室内からの採光も視野に入れると良いですよ。
ステンドグラスにするのも手ですけどね。
http://eyescode.bijual.com/Date/20091212/ 【13年前の一言】
アディ押忍
性能と質感が相まって人気の木製玄関ドア。
エクセルシャノンさんのカタログにメンテ方法載ってたので転稿。
※表面がチークの場合に限ります
気象条件・方位等によって相当に変わりますが
玄関ドアはこんな感じにエイジングしていきます。
ドア表面のホコリやチリを水を含ませたスポンジや
布等で軽く擦ります
※汚れがひどい場合はカビ抜きやアク抜きが必要です。
表面がキレイになり乾燥させたら
木材保護塗料/カラーステインを柔らかい布地に浸し
ドアは枠に塗ってください(防カビ材等も推奨)
良く乾いたら完成です。
メンテ出来るって やっぱ木製は良いですね^^
クライアント様よりの一枚。
アイズ新築だと 最上階の断熱は
桁上断熱か屋根断熱がマストですが
桁上断熱
http://eyescode.bijual.com/Date/20180914/
屋根断熱
https://housingeyes.bijual.com/Date/20200605/
リモデルの場合などは 天井断熱を行う事も多い訳で。
天井断熱のリスクとしては内壁の気流。
正しく気流を止める事で断熱材本来の性能を維持できます。
で、例えば こんな120mm厚の木質断熱材
天井に360mm 壁に120mm施工途中の図
こちらのお部屋 ピアノを置くので吸音のためにも
密度の高い木質断熱材を室内壁にも充填しています。
もっかい同じ画像
内壁の途中に木材が横に通っていますね。
上から降りてきているのが 先張りの防湿シート
天井の防湿シートとテープ留めして気流を止めます。
↓断面構成はこんな感じ(クリック可)
赤線が防湿シートです
こんな感じで気流を止め 連続した断熱層を維持する訳です。
見えない安心。
お値段以上アイズw
人間が暮らしで感じる快や不快は、室温よりも体感温度。
その体感温度は空間を構成している物質のMRT(平均放射温度)で決まります。
最近唐突に「床下エアコン」や「全館空調」なんてワードが市民権を得てきた様ですが、そこが目的になったら本末転倒。
目的は「快適に健康的に暮らす事」であり、キホンはやっぱり適切な断熱。
耐震や温熱はイメージでは無く根拠ある数字と計算、そしてその数字を担保する現場の施工精度が重要です。
アディ押忍
画像は環境省HPより
乾燥する季節ですねぃ。
皆様には温湿度計の設置をおススメしていますが
湿度計が指す「相対湿度」って
「室温25℃・湿度50%」と「室温19℃・湿度70%」だと
湿度70%の方が水分量が多いイメージかと思いますが
実は両者における 空気中の水蒸気量は同じなんですよね。
上図が早見表ですが いつも言ってる通り(クリック可)
室内の湿度は絶対湿度で監理したいモノです。
8g/㎥~16g/㎥を目安にすると良いでしょう。
低すぎる場合は「換気量を減らす」「洗濯物を干す」
「お風呂の湯気を室内に戻す」等の措置で対処できますし
高すぎる場合は「換気量を増やす」「除湿器を使う」等々
暮らし方で対応しましょう。
一定以上の断熱性能と換気量があれば乾燥しがちなので
お風呂の換気扇は絶対回さないで 湯気と暖気を室内に戻すイメージで。
今はコロナも大変なので インフルエンザになんて掛かってる場合ではありません。
室内の湿度 ちゃんと可視化しましょうね。
目安は絶対湿度ですよ^^
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。