今はもう完成してるけど、毎日のお散歩コース途中に建築されていたおうち。
妙なトリミングとベタは場所が分からない様に^^
とっても気になったのが筋交いで・・ちちんぷいぷいw
間柱や筋交いが透けてみますね。
断熱終わって外壁出来るまで変わらなかったので、今もこのままかと思いますが。
上図に線入れるとこんな感じ(黄色が柱と横架材・赤が筋交い)
はい。数が少ない以前に、全部同じ方向です。
この場合、赤方向からの力には強いですが、青方向からの外力には無力。
実は両タスキ(×型)に入っているのかと、近くで見たのですがやはり片筋交いでして・・
これ、本数以前に どー考えてもオカシイので推察すると・・
たぶん、図面は↓青方向の筋交いになっていたのではと。
大工が方向に気付かず、監督も気付かず、設計者は・・営業さん?(汗
実はコレ、ありがちなミスです(あってはイケないのですが)
↓こちら以前、建て替えさせて頂いたおうちの解体前
http://eyescode.bijual.com/Date/20170205/
「現場監理は大切」と言うお話でした。
てか、本当にあった怖い話やん
本日は月曜日なのでいつもの呟きピックアップ。
11月23日~29日までの1週間分です。
11月も最終日・・さて張り切って走り抜けましょー(勢
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光を取り込むデザイン。熱を操作する技術。風はプランで作れる。
健康や経済の事を考えて住宅の「外皮性能」を高める事は重要。それに加えて 窓の外の景色を切り取る事も大切。切り取る景色が無い場合は、作ってしまう事も技術。
意志のある孤立。嫌いぢゃ無いコンセプト
もっと深くクライアントに寄り添わねば。指針は自分では無くクライアントとその家族。
やっぱ飛騨は綺麗だな。
GoToの是非を県知事に任せるのは良い手法かと。なんでもかんでも国のせいに出来なくなる。
火災保険で台風とか雪害の補修賄えるんだけど、同じ保険会社でも微妙に対応違うのが謎だった。最近知ったんだけれど代理店によって違うみたい。実は保険会社と代理店の間に相互関係があって、あまり保険使うと保険会社からのポイントが減るらしい=実入りが減る。なんだかなぁ。
腑に落ちる記事だったのでご紹介
日本人がやりがちな「寿命を削る」2つの悪習慣
https://toyokeizai.net/articles/-/381481
この中にある生活習慣病による死亡率を見ると、喫煙がトップなのは分かるとは言え、高血糖やアルコールを抑え「運動不足」が上位。
これから寒い時期が続き、運動不足も顕著に現れてくるかと思いますが・・
WHOが室温18度以上を推奨しているのは、直接的に運動不足の解消があります。
室温2度上げると、運動量が30%増えるとの報告もある位、室温を運動量の関係性は深いと言えるでしょう。
寒くて布団から出れない・・寒くてコタツから出れない・・トイレ行くのも我慢しよう・・ご経験無いですか?
まずは室温を上げる事を意識しましょう。
簡単なのは断熱強化なのですが、そこにも効率とコストと言う優先順位があります。
お電話お気軽に ← テレビショッピングのノリで(笑
クラウディブルーをモチーフにしつつ 爽やかトイレ
ビフォーはこちら
あったか快適リフォーム^^
今日は朝から「昨日のアレどうでした?」って御質問を。
昨日のアレ??・・どーも日本TVバラエティ番組「ボンビーガール」の中「森お嬢様のおうち作り」コーナーの事らしく。
いぁ・・ワタシ森泉ウォッチャーぢゃ無いんですけど(笑
と言いつつ昨日は風呂上りに何となく見てしまったので、そこでの違和感を←ウォッチャーや無いかぁーい!
まず、昨日はユニットバスの設置編との事。
うん 水卜ちゃん可愛いw(画像はクリック可です)
この空間にユニットバスを入れる訳ですが、躯体がツーバイフォーとの事で、先行で石膏ボードが貼ってあります。
と、その前に・・
断熱材の入れ方悪いです。
袋入りの断熱材、スタッドの横でタッカー留めしてあります。
更にCD管も無造作にぶら下がってます。
こちら断熱材の入れ方ひとつで、性能が変わりますよ。
http://eyescode.bijual.com/Date/20150821/【以前のブログ】
それより、チラッと映ったコレ。
先行で貼ってある石膏ボードが上枠まで伸びていません。
これね・・三重苦。
まずは【耐震】
ツーバイフォーは外周部に構造用合板(3.0倍)内周部に石膏ボード(1.5倍)を併せて、壁倍率4.5倍で計算します。
それは、上枠までボードが伸びて初めて成り立つ計算式なのですが・・
図解するとこんな感じ
赤がボードで上枠まで伸びていて、黄色部分(外周部)は既定の釘やビスを100mmピッチで打ち、緑色部分(内周部)は200ピッチで打つと言うルールが存在します。
すなわち、この現場はツーバイフォー工法として成り立っていません。
そしてもうひとつは【防災】
ツーバイフォーが省令準耐火構造として認められるのは、上枠をファイヤーストップ材として、炎の広がりを押さえられるからに他なりません。(画像はツーバイフォー協会より)
なので上枠まで石膏ボードが伸びていなければ、ファイヤーストップとしての機能を満たさないと言う訳です。
火事なんて、そうそうある事ではありませんが、防火区画と言う考え方は必要だと思います。
そして三重苦 最後は【断熱】
もうお分かりですね。
断熱材の入れ方云々の前に、防湿シートが無い云々の前に、壁上部が解放されているので「壁体内気流」が止められません。
「どれだけ安く家建てられる?」は別に良いですが
基本性能が伴わない家なんぞ、どれだけ安くても要らんわい!
あ・・すいません。取り乱してしまいました(笑
お笑いツッコミましょうのコーナーなので、笑って許してw
つか、TVでやるなら専門家の監修くらい付けろよ・・あ、プロが付いてたか(汗
うーん ( ̄▽ ̄;)A
これ、半分正解で半分間違い。
たしかにハウスメーカーは全国一律の性能を守らなければなりませんから、一定以上の性能担保は確実にあると思います。片や工務店は裾野が広く、一人親方の大工さんからパワービルダーまで、会社の大きさや技術力は千差万別。
逆に言うとハウスメーカーはその特質上、一定以上のトップランナー的な性能を誇示する事は難しいと言え(画一的な性能を保持しないと訴訟問題だから)小さくても尖がった工務店の技術力には到底追い付かないとも言えます。
と、思ってました。
もちろん以前はハウスメーカーの施工も結構ひどい事もあったのですが、最近はやはり上記の理由から、ナンチャッテな工務店よりは全然安心できるレベルです。
と、思ってました。
・・含みを持たせるなと(笑
こちら ↓ 某SNSでフォローしてもらってる一般の方のポスト。
断熱施工、こんなんで良いのでしょうか的な画像・・。
良い訳ありません。
アイズブログご覧の方には、説明する必要も無いですよね。
しかもこれ、TVCMなんかもやってる誰しも知ってるハウスメーカーの現場らしく。
でもさすが、防湿シートを貼らなければイケない事は知っている様で、一応貼ってありますが・・窓周り・コンセント回り・壁下・壁上の施工など、ただ貼ってみただけ状態で。
これ、現場監督も大工も「なぜ断熱が必要なのか?なぜ防湿が必要なのか?」と言う根本的な事をご存知無いかと思われます。
はい。このおうち、間違いなく腐ります(汗
何度も言いますが、有名なハウスメーカーの家です。
別画像では「制震ダンパー」も使ってありましたので、きっと現場の外には「高気密高断熱」に加え「高耐震」の現場シートが掛かっている事でしょう。
こんな施工してて大丈夫なん?とは素直な感想なのですが、悲しいかなこれが令和2年の現実です。
ハウスメーカーvs工務店・なんとか工法vs在来工法・なんちゃら断熱材vsグラスウール的なザックリした括りは全く意味を持たない事がお分かりいただけるでしょうか。
現場に求められる施工精度、イメージだけでは無く知識として持っておくだけで、かなりのリスクヘッジになると考えます。そんなこんなは少し話をすれば判断できそうな気がしますが、これは何故必要?って辺から押さえていくと、おのずと答えは出るかも知れませんね。
本日は祝日ですが月曜日なのでいつもの呟きピックアップ。
11月16日~22日までの1週間分です。
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GoTo Deskな三連休。泣かないよ長男だもん。
ウッドデッキとか木柵とか、ほぞ組したらダメってあれほど。まず水が切れる事を前提に、素人仕事で腐食した部材取替できる様作ってあげる事が大切。腐りにくいけど価格が高い材料と、ある程度耐久性は落ちるけど安価な材料。選定はケースバイケース。
とにかく何かあったら全部ドルチェ&ガッパーナのせいにしとけば吉。
ただ、GoTo!はネーミングがハッピー過ぎでw同じ啓蒙でも「静旅」とか「静食」的な奥ゆかしい感じのキャンペーンなら時勢に合ってるかも。
今日は2月以来 初めて飛騨を出たけど、名古屋歩いた感じ皆マスクしてるし、手カッサカサになるくらい消毒液は随所あるしで、通常の移動は問題無いと思える。ただやはりデカい声出して飲食するのは不味そう。一人で静かに食事したり、マスクして商談する分には問題無いかと。GoToもソコ押さえればオケ。
新型コロナ、東京が1日500人超えって騒いでるけど、人口比で言えば都民だけで全国の1割占める訳で。全国の感染者は1日2400人ちょっとだから1割なら、、、やっぱ多いか(爆
空間の気持ち良さは バランスの良さ。どれかひとつ特出していても、一部の悪い部分が全部を壊す。
天井が高い家で育つ子供は感情が豊かになるとか、何処の宗教だよ的なレベル。
何も変わらないのは楽だけど、それが損する事でも「変わらない」を選ぶのだろうか。無駄なチャレンジは必要無いけれど、石橋を叩いて他人に渡らせるの事は得策では無いだろう。
医師会の人だっけか、GoToトラベルと感染者数の増加はリンクしてるとか言ってたけど、GoTo始まったの7月だろ。リンクしてねーやん。結論ありきのロジックは止めないか。
7割も賛成?別に良いと思うけど、もし子供産むなら先に色々決めておかないと、子供的に決めろって言われても「いぁ、お前ら決めてから産めよ。丸投げすんぢゃねーよ」かと。
→「選択的夫婦別姓」賛成が7割超。別姓選べず結婚を断念・事実婚選択した人の存在も浮き彫りに
「家づくり」は私にとって日常でも、施主様にとっては非日常。常に新鮮な緊張感で向かい合いたい。
深い軒は、夏には日射遮蔽・冬には日射取得に貢献します。
~と言う、太陽熱をパッシブに取り込む様な技術的な面と共に、雨の日に外眺めるとか情緒的な要素も生まれますね。
真冬の良く晴れた日、デッキに椅子を出して真っ白な雪を眺めながらコーヒー呑むなんて、凄く素敵な時間かと^^
御齢80を超えるお母様より「そろそろ手摺あった方が良いかしら」とオファー。
寝室は2階で普通にお元気なのですが、娘さんが心配されるので(笑)と^^
築26年のおうち、階段踏板の傷は同居しているお犬様の御戯れにてw
高さはお母様に併せてもらって設置完了。
階段両側に設置しました。
最上段は、一度簡単に手摺に捕まれる様、くいっと水平に曲げています。
転ばぬ先の杖
お母様お元気なので介護保険とか全く使えませんが、最強に有難い事ですよね^^ 健康寿命伸ばしましょ。
とあるリモデル現場~外壁剥がしてみましたの図。
グラスウールのアルミシートが見えます。
ここで、普段は見る事のない壁の中を見てみましょう。
壁の厚み半分まで内装下地が来ていまして、床に見える白いのがポリエチレン系発泡断熱材ですが・・落ちています(汗
ですが、これ床断熱アルアルで実は新築物件でも良く目にします・・。
隣の断熱材の内部も見てみますと
一緒ですw
てか、良く見ると断熱材が足らなかったのでしょう・・無造作に継ぎ足してあります(笑
これ普通にダメな事なのですが、この程度の断熱材+厚みだと無断熱と大差ないと言いますか何ちゅうか本中華。
図解するとこんな感じ。
黄色い部分が壁の厚み(断熱材が入る層)ですが、根太と言う床を支える下地が壁内に貫通していますので、そこに十分な隙間が出来て、温度差による「気流」が生れる訳です。
そこにグラスウール等繊維系の断熱材があっても、隙間があれば十分な「煙突効果」が見込めます。てか隙間だらけなので・・。
外壁側だけでは無く、内壁でも同じ理屈になりますので、例えば居間でファンヒーターを焚けば焚くほど、微妙に壁内が暖められ上昇気流が起こり、床下から更に冷たい冷気を引っ張る事になります。
その冷気は暖房の邪魔になるばかりか、カビやダニの原因にもなる訳です。
口を酸っぱくして言う「気流を止めるべし」と言う理屈が分かるかと思います。
断熱材の性能以前に、使用条件を正す事が必要なのです。
もちろんこの現場、手の入る部分は是正しましたが、この辺何処まで行うかでコストが変わって来ます。
その辺、全て行えば良いに決まってますが、やはり予算と優先順位がありますので御施主様との協議となります。
医療ではインフォームド・コンセント(十分な説明と納得による合意)が言われますが、建築でも大切な時間だって思っています。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。