エコキュートのタンクを室内に置くと
放熱を防げるって事で ちょいちょい見かけますが
夏季の事考えると あまりおススメではありません。
放熱対策なら外部置きで二方~三方を壁で囲うとか
https://housingeyes.bijual.com/Date/20221221/
扉で仕舞っちゃったりする方が得策かと。
そんなこんなで ネットで見かけたタンク室内置きの図。
耐震対策として「突っ張り棒」で止めてみたそうです。
力点・作用点を考えると タンク奥に設置してあるので
設置場所としては正しいす ( ̄▽ ̄;
ただですね
天井は石膏ボード+クロス仕上げ。
運動エネルギーとは質量(慣性の大きさ)と速さの2乗に比例します。
このタンク約400Kgの質量が大きな地震に揺られたらどうでしょう。
・・間違いなく天井ぶち抜いて倒れますね(汗
まぁ床も補強してあるでしょうし 対策済みかとは思いますが
そうなると突っ張り棒の耐震は意味が無いし(笑
ちなみに エコキュートの設置には的確なアンカーセットが必要です。
こちら370Lのタンク
前カバーを外すとこんな感じ。
赤丸部分をアップすると 金物+ボルトで
土間コンクリートと緊結してある事が分かります。
見にくいので反対側も
アンカー緊結が確認出来ますね。
コレ見えないですけど とっても大切な事で
(見ようと思えば確認出来る)
それに合わせて エコキュートタンクを固定している
土間コンクリートが沈まない様対策してある事も大切。
そっても地味な事ですが(笑
災害時には この意味が効いてくると思います。
実際 こんな重いモノが倒れたら
二次災害大きくなりますもんね。
転ばぬ先の杖です。
建物周りの機械関連 エアコンの室外機も含め
一度チェックしてみるのも防災対策の一環ですよ。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。