美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】

コートハウスとは、建物や塀で囲まれた中庭を持つ住宅の事。

 

温熱環境的には全く褒めたものでは無いけれど、ある程度の広さや断捨離が可能なら、とても面白いプランが作れたり。

 

そんなこんなで私が好きなコートハウスの御紹介。

建築家エリオット・ノイズがコネチカット州ニュー・カナーンに設計した「Noyes House II

ノイズハウスって、騒音から遮断された・・とかの意味があるのかと思えば、自分の名前を冠しただけだったとかw

 

1955年の作品です。

 

平面図がこちら

 

方位が不明だけど、図面右側が南ならベッドルームはもちろん、低い屋根と中庭のお陰でリビングも日射取得が可能。

 

こんな感じのエントランスで、お城の塀の様な壁が住まう方の生活感を消しています。

 

 

 

こちら中庭から玄関を見た感じ

 

 

 

 

外部から遮断されたプライベート空間も容易に演出可能。 

 

寝室からは屋根付きの通路を通ってリビング

 

 

 

プライベート空間とパブリックスペースを外で繋いどるんかーいw

もしかして安藤忠雄はコレにインスパイヤされたとか(違 

 

ちなみにコネチカット州はしっかり雪が積もる冬がありますw

 

 

 

リビングで寛いで、お出かけ支度してから寝室へ・・ww

 

でも、しっかり暖かい空間があれば、多少の外移動は苦にならないかも。

廊下で繋ぐより外皮減るから悪くないな(ちょっと真顔)

 

てか、いくら半外空間をお勧めしてるとは言え、無理やり過ぎな半外かww

 

そんなこんなのコートハウス。

 

こんな感じのコンセプトで作らせて頂けるなら、モニター価格で大盤振る舞いしますよ(笑

お問い合わせはお気軽に(本気だったのかっw)



建物デザインの基本は、まず正しいシンメトリー。

 

古代ギリシャの時代から 北米のスタイル遍歴

日本の神社仏閣を見ても異論は無いと思う。

 

その基本押えないで デザイン崩すから変な住宅になって

情緒的寿命が短くなるのだと思う。

 

基本を押さえるのはどの世界でも同じで

服飾だって飲食だって まず正しい基本があり

そこから派生していくのかと。

 

 

例えば 一見シンメトリーとは無縁に見える こちらK様邸。

単純にキレイでしょ(クリック可)

 

 

 

でもね こちら「ポイントシンメトリー」とでも言いましょうか

 

一面を構成する壁の中では シンメトリーに窓を配置してあります。

 

↓黄色線が ポイントになる一面で

 

 

 

その中にはシンメトリーに窓が配置してあります。

 

そう 基本であるシンメトリーを組み合わせてあるから

なんか変?ってイメージが無いのだと思います。

 

もちろんデザインには 高ささや奥行・素材等々

様々な要因がありますが この「シンメトリー」ってポイント

意識して建物眺めてみると気付く事も多いかと思いますよ。

 

建物デザインは耐久性の一環でもあります。

 

いつも言う事ですが・・

 

エコな住宅とは美しい事が絶対条件。

美しく無ければ永く愛してもらえないから。

 

アディ押忍





保育施設が突然の閉鎖、保護者「明日からどうしたら」

https://www.asahi.com/articles/ASPD17KL9PD1UJHB00V.html

認可外保育施設が突然閉鎖」されたと言うニュース。

 

未就学児だけで3040人が在籍していたとの事で

当事者にすると大変な話。

 

でも気になったのが この建物。

 

 

 

シンメトリーなジョージアンスタイル。

 

なんだけど、何かバランスが悪いなと。

 

いわゆる木造のアメリカ建築では無さそうだと画像探してみたら

 

あぁやっぱ国産アルミ玄関にアルミ窓ですねぃ。

 

 

 

更に外壁のみならず コラムポスト部分まで窯業サイディング。

 

内観見てたら あぁS造(鉄骨造)の証的な柱型がある。
(時計掛かってる部分ね)

 

 

 

なるほど、大規模な建設物だから どっか大きな設計事務所が

アメリカの写真でも見ながら なんとなくデザインしちゃったんだなと。

 

歴史を超えてきたデザインには不変のセオリーってモノがあります。

 

そこちゃんと押えないと単なるナンチャッテになっちゃう良い例かと。

 

ひと昔流行った「なんちゃってプロヴァンス風デザイン」なんて

フランス人に見せたら激怒されるレベルですがな(笑

 

アメリカ住宅に限らず デザインはまず本物を観る・知る事が基本です。






昨日の一言

https://housingeyes.bijual.com/Date/20210611/

 

空飛ぶ階段の1段目って丸い階段ですか?

って御質問頂きました。あざす^^

 

サーキュラー階段の1段目は↓の様な「スターティングステップ」を使うのが一般的です。そう、お馴染みの丸い階段です^^


   

 

↓こんな感じ(ちょっと暗いですが・汗)

こちらの手摺は渦巻状のボリュート納めとしています。

 

 

 

ちなみに手摺をターンアウトで納めると軽快になりますね。

 

 

 

 

あと昨日 匂わせで見えたシャンデリア、ランプの交換が出来る様、昇降式にしてあります。

 

 

 

ここまで降りてくるとランプの交換も楽ですね。

 

 

 

お施主様・・すっかり忘れてた様ですがww  をぃw





優雅に曲げる

 

 

 

単なるデザインでは無く 日射対策&積雪対策でアール。

 

アディ押忍




モールディングを多用した洋式の【格天井】

木目を生かすステイン塗装クリア仕上げとしています。

 

 

 

似たデザインでもペイントで塗りつぶすと 一気にアメリカンテイスト。

 

 

 

格天井~掛けたコスト分以上のグレードアップに繋がりますね。

 

アディ押忍






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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。
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