一度は聞いた事のある偉人「ナイチンゲール」、その彼女が説いた「介護覚書」における13項目をご存じですか。
環境や生活習慣を整えることで人間が本来持つ「自然治癒力」を最大限に引き出すための実践原則をまとめたものです。
以下、介護覚書 13項目一覧
1. 換気と保温~新鮮な空気を入れ、体を冷やさない
(室温を適温に保ちつつ、常に屋外の新鮮な空気を採り入れる)
2. 住居の衛生~住環境の清潔を保つ
(濁った空気・汚水・湿気・悪臭・光不足の5要素を解消する)
3. 小管理~ケアの計画と継続性を保つ
4. 騒音~不必要な音や刺激を避ける
(睡眠を妨げる会話や物音、不意の呼びかけを防ぐ)
5. 変化~視覚や気分の変化をつくる
(壁の色、花、窓の外の景色など、部屋の情景を変えて刺激を与える)
6. 部屋と陽光~日光を室内に採り入れる
(直射日光を部屋に入れ、心身の活性化を促す)
7. 食物 ~適切な食事を選択する
8. 食物の摂り方~摂食のタイミングと環境
9. ベッドと寝具~清潔で快適な寝床を整える
(汗や湿気を除き、平らで清潔な敷布団・シーツを保つ)
10. 清潔~身体の清潔を維持する
(皮膚からの老廃物排出を促すため、入浴や清拭を怠らない)
11. 励ましと忠告~不要な気休めや助言を避ける
12. 病人の観察~状態を正確に観察・記録する
13. 関わりの徹底~ケア全体の目的を再確認する
建築に出来る事に対し、カッコ書きで補足しました。
ナイチンゲールは看護・介護の本質として、病気を「治す」ことではなく、人間が自ら回復しようとする自然治癒力を妨げている「悪環境(空気・光・汚れ・音)」を取り除く事に重きを置いていました。
4や5なんかも看護には大切な視点なのだと改めて自戒しましたが、コレもちろん健常者にも言える事です。
建築に出来る事、建築が行うべき事、それらはお施主様が希望する前にプロが提供すべき事かと考えます。
一周回って広く俯瞰すべき視点だなと。
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