「知人が高断熱の家を建てたんだけど暑い!」との事。
冬は確かに暖かいし以前住んでたアパートよりはマシだけど
2階は寝られない位暑いからってことらしい。
どのレベルを持って「高断熱」なのかは不明ですがw
冬暖かく感じるなら「等級5」位はクリアしているのでしょう。
たぶん真っ黒の四角い家では・・と思いますが(謎
盲目的に言われる「断熱住宅は夏涼しい」ですが
これも条件次第なので 逆に暑くなる事だってありえます。
無尽蔵に家の中に入ってくる太陽熱を
わざわざ蓄熱したら暑くなるに決まっていますw
単純に家の中に入ってくる熱の大半は窓からの日射熱と屋根からの輻射熱。
まず窓から日射を遮蔽する事。
スダレやシェード、雨戸を閉める事も定石(雨戸は暗くなりますが・・)
そして 太陽に対して面積の広い屋根の断熱強化。
屋根や天井は 壁より外部環境の影響を受けやすいから
単純に屋根や天井の断熱材は「壁の倍」と意識して吉。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20240613/
そんなイメージで その高断熱の家を見ていただくと
答えが見つかるかもしれません。
そして「通風」ですが 最近のような外気温だと
夏の暑さや湿気に対して利点の方が少ないくらい。
そもそも夏の外気は暑くて湿った空気なので
それを家の中に呼び込む事で逆に室温が上がったり
カビやダニの温床になることも。
実際 締め切って除湿する方が安全で快適な事も多い位で。
なので冒頭の「知人が高断熱の家を建てたんだけど暑い!」については
半分当たり前で 半分間違った暮らし方(建て方)でもあると。
そんなこんなで「結果」には「根拠」がある訳で
盲目的に「高断熱住宅は夏涼しい」と言う事は無いと言えます。
もちろん ちゃんと断熱すれば効果的ではあります^^
レベルの差以前に 思考によっても体感は異なるってお話でした。
アディ押忍
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。