美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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某公共工事の拾い画、軒天井の様子。

   

 

矢印部分のアップ、水回ってます。

 

 

 

ダウンライトもサビている所見ると、軒天内の結露も疑われます。

 

 

 

これどんな状況かと言うと、鼻隠し(縦の材料)と軒天井(横の材料)を「ツライチ」で納めて、見た目スッキリさせたいと言う意匠なのですが

 

 

 

強風伴った雨が降ると、雨水は巻き上げられ軒天井に回り込む事になります。

軒の出が浅いと、そのまま外壁まで伝います。

 

 

 

今回の現場みたく、木で軒天井作っておくと雨水が木に浸透して、木の抽出成分が浮き出てくる事に。

 

対策イロハとしては、「鼻隠しと軒天井をツライチにしない」事です。

木材で鼻隠しを作る場合は2030mm下げておくと安心です。

   

 

併せて、軒先に「通気口」を開けて通気を促進する事も大切。

もちろん排出先までの経路は条件ですがw

 

あと、水切り板金まわしておくのも手。

 

 

 

オープンジョイントなので、コーキングにも頼らず経年にも安心ですね。

 

そんなこんなの、軒天井収まり。

 

小さな数字でも耐久年数が大きく異なると言うお話でした。

 

カッコイイは耐久性に裏付けられなければ、数年でカッコワルイになっちゃうですよ^^

 

軒天井、気にして見てみますか(笑





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