今回のツッコミまShowは2回目の登場「三菱:霧ヶ峰」のTVCM
相変わらず窓辺で気持ち良く寝てて「ニクイネ ♪ 三菱」のあれです。
まずCMが始まって 「秋」
そして「冬」
冬の後は「春」
そしてセミの声と共に「夏」
スイカなんて風物詩と一緒に「夏」
ってこの窓・・夏なのにこんな角度で日射が入っています。
夏 この角度で日射が入るとなると 西に面した15時頃でしょうか。
お昼ご飯終わって スイカでも食べながらウトウト・・な時間なのでしょう。
てかですね。この窓
どーにもYKKのフレミングシリーズで無いかと。
そう アルミ製の窓。
申し訳程度に樹脂アングルがありますが こんなん何も効きません。
そんな窓にガンガン日射が当たったら(汗
ちなみに お昼寝後はこんな感じ。
仲良くゴルフの練習しつつ エアコンが気持ち良いねーって。
あのね
やっぱこの窓 西側設置に確定です。
日射角度からして 時間的には16時以降でしょうか。
この窓からの日射熱だけで700wは確実に室内に入ってますよ。
大き目のオイルヒーター「中」でずっと暖房してる状態です。
そんな中でエアコン入れても「心地よい」どころか 確実に「暑苦しい」部屋になります。
もしくはエアコン フル運転で電気使いまくりみたいな。
ピュアミスト♪とか言ってる場合では無いです。
杏ちゃん
おうち時間ここちよくしたければ エアコンの前に窓を考えた方が良いです。
以前の一言「窓辺のアンちゃん」
6年前にも同じ事ツッコんでたw
冬 室内から逃げる熱の5割は窓からです
夏 外部から入る熱の7割は窓からです
上記は日射関係無くな数字ですので
まずは窓の性能はもちろん 配置や大きさも考えたいモノです。
高性能なエアコンやソーラーパネルを選ぶ前に ローテクな建築手法に出来る事は確実にあります^^
そしてその手法の恩恵が かなり大きいのは確かです。
今日は朝から「昨日のアレどうでした?」って御質問を。
昨日のアレ??・・どーも日本TVバラエティ番組「ボンビーガール」の中「森お嬢様のおうち作り」コーナーの事らしく。
いぁ・・ワタシ森泉ウォッチャーぢゃ無いんですけど(笑
と言いつつ昨日は風呂上りに何となく見てしまったので、そこでの違和感を←ウォッチャーや無いかぁーい!
まず、昨日はユニットバスの設置編との事。
うん 水卜ちゃん可愛いw(画像はクリック可です)
この空間にユニットバスを入れる訳ですが、躯体がツーバイフォーとの事で、先行で石膏ボードが貼ってあります。
と、その前に・・
断熱材の入れ方悪いです。
袋入りの断熱材、スタッドの横でタッカー留めしてあります。
更にCD管も無造作にぶら下がってます。
こちら断熱材の入れ方ひとつで、性能が変わりますよ。
http://eyescode.bijual.com/Date/20150821/【以前のブログ】
それより、チラッと映ったコレ。
先行で貼ってある石膏ボードが上枠まで伸びていません。
これね・・三重苦。
まずは【耐震】
ツーバイフォーは外周部に構造用合板(3.0倍)内周部に石膏ボード(1.5倍)を併せて、壁倍率4.5倍で計算します。
それは、上枠までボードが伸びて初めて成り立つ計算式なのですが・・
図解するとこんな感じ
赤がボードで上枠まで伸びていて、黄色部分(外周部)は既定の釘やビスを100mmピッチで打ち、緑色部分(内周部)は200ピッチで打つと言うルールが存在します。
すなわち、この現場はツーバイフォー工法として成り立っていません。
そしてもうひとつは【防災】
ツーバイフォーが省令準耐火構造として認められるのは、上枠をファイヤーストップ材として、炎の広がりを押さえられるからに他なりません。(画像はツーバイフォー協会より)
なので上枠まで石膏ボードが伸びていなければ、ファイヤーストップとしての機能を満たさないと言う訳です。
火事なんて、そうそうある事ではありませんが、防火区画と言う考え方は必要だと思います。
そして三重苦 最後は【断熱】
もうお分かりですね。
断熱材の入れ方云々の前に、防湿シートが無い云々の前に、壁上部が解放されているので「壁体内気流」が止められません。
「どれだけ安く家建てられる?」は別に良いですが
基本性能が伴わない家なんぞ、どれだけ安くても要らんわい!
あ・・すいません。取り乱してしまいました(笑
お笑いツッコミましょうのコーナーなので、笑って許してw
つか、TVでやるなら専門家の監修くらい付けろよ・・あ、プロが付いてたか(汗
うーん ( ̄▽ ̄;)A
今回のツッコミましょうは 昨夜やってたTV番組「幸せ!ボンビーガール」
森お嬢様がDIYで「家づくり」する企画なのですが、今年3月くらいから「コロナ自粛要請」にて工事が止まっていた様で、ひさびに再開するって話でした。
で、「2カ月も現場に放りっぱだった鉄筋」から始まったので、嫌な予感して見ていたら案の定w
野ざらしとか言いつつ、ブルーシートに包んであった鉄筋ですが、おそるおそるシートを捲ると「あ~~~やっぱりぃ・涙」とこの画像。
ご丁寧にディレクターの「こんなに錆びるんですか」のテロップ付き。
言うほど錆びてないやん(-_-; とか思いつつ見てると・・
鉄筋33 万円分は再発注しますとかシレっとナレーション
アホか!
さらにサラサラーっと軽く映した鉄筋は殆ど錆びて無く
これヤラセだなと。
実際曲げた部分は錆びやすいので これ位は普通にある訳で。
もっと言うと、私が駆け出しの頃は「鉄筋は軽く錆びを回した方が、塗油が抜けてコンクリートとの相性が良くなる」なんて言われたモノです(今でも土木屋さんは言いますがw)
そもそもコンクリートはアルカリなので、鉄筋がコンクリートの中に存在する限り、錆が進行する事はありません。
ではどの程度の錆までは許容できるのか?ですが
建築士会の資料が手元に無かったので 国交省の土木工事共通仕様書より
https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000622576.pdf
鉄筋を組み立てる前に、これを清掃し「浮き錆」や鉄筋の表面に付いた泥、油、ペンキ、その他鉄筋とコンクリートの付着を害する恐れのあるモノは、これを除かなければならない。
ここで言う「浮き錆」とは サビが固まって「かさぶた」の様に爪で捲れるくらいの状態の事。
薄い赤錆が表面に見える程度は、浮き錆とは言いません。
コンクリートはアルカリだから錆を侵攻させないと書きましたが、実際うすいサビなんぞ注視するより、コンクリートが中和して鉄筋に影響を与えない様(外部からの水分が鉄筋まで届かない為に)コンクリートの「被り厚」をチェックする方が百万倍重要なのざます※上図参照
↓同資料:コンクリートかぶり厚について
まったく・・アホな映像流して訂正も無ければ もちろん謝罪も無い、建築途中のお客様が心配になるだろうが!と。
単純に不安を払拭できる様、出来るだけ簡単に書きましたが、もし詳しくお知りになりたい方は御一報ください。延々と語りますぞ(笑
とりあえず
昨日映った画像だけで言えば、あの鉄筋の錆は「まず問題無い」レベル。
更に言うと チラッと映った「その他大勢の鉄筋」は「まったく問題無い」レベルで、なんなら不安を煽るだけのヤラセ編集では無いかとすら思います。
まぁ
あれでダメなら高速道路の高架なんて、怖くて軽自動車すら走らせれんすよ(笑
あ、このブログ移転したので以前のツッコミましょうはこちらですw
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