今日は朝から「昨日のアレどうでした?」って御質問を。
昨日のアレ??・・どーも日本TVバラエティ番組「ボンビーガール」の中「森お嬢様のおうち作り」コーナーの事らしく。
いぁ・・ワタシ森泉ウォッチャーぢゃ無いんですけど(笑
と言いつつ昨日は風呂上りに何となく見てしまったので、そこでの違和感を←ウォッチャーや無いかぁーい!
まず、昨日はユニットバスの設置編との事。
うん 水卜ちゃん可愛いw(画像はクリック可です)
この空間にユニットバスを入れる訳ですが、躯体がツーバイフォーとの事で、先行で石膏ボードが貼ってあります。
と、その前に・・
断熱材の入れ方悪いです。
袋入りの断熱材、スタッドの横でタッカー留めしてあります。
更にCD管も無造作にぶら下がってます。
こちら断熱材の入れ方ひとつで、性能が変わりますよ。
http://eyescode.bijual.com/Date/20150821/【以前のブログ】
それより、チラッと映ったコレ。
先行で貼ってある石膏ボードが上枠まで伸びていません。
これね・・三重苦。
まずは【耐震】
ツーバイフォーは外周部に構造用合板(3.0倍)内周部に石膏ボード(1.5倍)を併せて、壁倍率4.5倍で計算します。
それは、上枠までボードが伸びて初めて成り立つ計算式なのですが・・
図解するとこんな感じ
赤がボードで上枠まで伸びていて、黄色部分(外周部)は既定の釘やビスを100mmピッチで打ち、緑色部分(内周部)は200ピッチで打つと言うルールが存在します。
すなわち、この現場はツーバイフォー工法として成り立っていません。
そしてもうひとつは【防災】
ツーバイフォーが省令準耐火構造として認められるのは、上枠をファイヤーストップ材として、炎の広がりを押さえられるからに他なりません。(画像はツーバイフォー協会より)
なので上枠まで石膏ボードが伸びていなければ、ファイヤーストップとしての機能を満たさないと言う訳です。
火事なんて、そうそうある事ではありませんが、防火区画と言う考え方は必要だと思います。
そして三重苦 最後は【断熱】
もうお分かりですね。
断熱材の入れ方云々の前に、防湿シートが無い云々の前に、壁上部が解放されているので「壁体内気流」が止められません。
「どれだけ安く家建てられる?」は別に良いですが
基本性能が伴わない家なんぞ、どれだけ安くても要らんわい!
あ・・すいません。取り乱してしまいました(笑
お笑いツッコミましょうのコーナーなので、笑って許してw
つか、TVでやるなら専門家の監修くらい付けろよ・・あ、プロが付いてたか(汗
うーん ( ̄▽ ̄;)A
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