これ、半分正解で半分間違い。
たしかにハウスメーカーは全国一律の性能を守らなければなりませんから、一定以上の性能担保は確実にあると思います。片や工務店は裾野が広く、一人親方の大工さんからパワービルダーまで、会社の大きさや技術力は千差万別。
逆に言うとハウスメーカーはその特質上、一定以上のトップランナー的な性能を誇示する事は難しいと言え(画一的な性能を保持しないと訴訟問題だから)小さくても尖がった工務店の技術力には到底追い付かないとも言えます。
と、思ってました。
もちろん以前はハウスメーカーの施工も結構ひどい事もあったのですが、最近はやはり上記の理由から、ナンチャッテな工務店よりは全然安心できるレベルです。
と、思ってました。
・・含みを持たせるなと(笑
こちら ↓ 某SNSでフォローしてもらってる一般の方のポスト。
断熱施工、こんなんで良いのでしょうか的な画像・・。
良い訳ありません。
アイズブログご覧の方には、説明する必要も無いですよね。
しかもこれ、TVCMなんかもやってる誰しも知ってるハウスメーカーの現場らしく。
でもさすが、防湿シートを貼らなければイケない事は知っている様で、一応貼ってありますが・・窓周り・コンセント回り・壁下・壁上の施工など、ただ貼ってみただけ状態で。
これ、現場監督も大工も「なぜ断熱が必要なのか?なぜ防湿が必要なのか?」と言う根本的な事をご存知無いかと思われます。
はい。このおうち、間違いなく腐ります(汗
何度も言いますが、有名なハウスメーカーの家です。
別画像では「制震ダンパー」も使ってありましたので、きっと現場の外には「高気密高断熱」に加え「高耐震」の現場シートが掛かっている事でしょう。
こんな施工してて大丈夫なん?とは素直な感想なのですが、悲しいかなこれが令和2年の現実です。
ハウスメーカーvs工務店・なんとか工法vs在来工法・なんちゃら断熱材vsグラスウール的なザックリした括りは全く意味を持たない事がお分かりいただけるでしょうか。
現場に求められる施工精度、イメージだけでは無く知識として持っておくだけで、かなりのリスクヘッジになると考えます。そんなこんなは少し話をすれば判断できそうな気がしますが、これは何故必要?って辺から押さえていくと、おのずと答えは出るかも知れませんね。
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