また「ベタ基礎だから安心です」ってセールスを聞いたので、定期的な苦言(笑
家を建てる時は基礎から上に向かって作り出しますが、構造を考える時は雪や風など、外部荷重を設定した後で、屋根から下に向かって計画していきます。
荷重は雪に始まり、自重も含めて上から下に下りていきますからね。
その重さも 最後は地面の反発力で停止する訳です。
なので地面が緩いと建物が傾いたりする訳ですが、地面に荷重を伝達する基礎が、どの建物も均一的な設計で良いのか?と言う話です。
例えば 同じサイズと仮定したこんな2棟を比べてみまして
A棟が「直下率」の良い建物ってのは分かりますね。
雪や屋根・梁・床の荷重が無理なく基礎に伝わっていきます。
普通はこんなに綺麗に荷重が落ちる事は無いですが(笑)均一に力が伝われば、基礎だけでなく地盤の負担も減る事に成ります。
そして見るからにバランス悪そうなB棟。
赤矢印が荷重の流れです。
①部分の基礎が、②部分の基礎より負担が大きい事がイメージできるかと思います。
もちろん木造部分にも余計な負担は掛かりますが、例えば基礎の水平部分の「ベタ基礎」 ①~②間の水平と②~③間(オレンジ丸部分)の負担が異なる事は、容易に想像できますよね。
例えば バランス関係無くとも②~③間の距離が4mを超える様な場合は特に、建築基準法上の鉄筋規定程度では「ほぼほぼアウト」になります。
アウトって事は基準法違反以前に、健全な建物では無いって事ですよ・・地盤への負担も怪しいモノですが、そんな場合は「ベタ基礎」では無く「フーチング基礎」の方が、安全側に傾く事も確かです。
そんなこんなの「ベタ基礎だから強いんです」
そのセールスに実は何の根拠も無いんですね。
もし そんなセールスを聞いたら「何故強いんですか?」って質問で、一気に形勢逆転出来るかと(笑
気を付けよう無知な画像のSNSアップ(謎笑
アディ押忍。
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アイコン、くっ てしてますがw
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