美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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人工大理石のバスタブが入った素敵なバスルーム

   

 

でも・・寒い。アルミサッシのせいかしら?

 

はい。この場合、窓より先に躯体が原因となります。

 

こちら 上のお風呂を解体したよの図

 

 

外壁側に50mmのグラスウールが入っていますが隙間だらけ以前に、壁の中で上昇気流が起きるので、断熱は全く効きません。

室内側も同様です。

画像の黄色い線が天井のラインで、赤い矢印か壁内の上昇気流です。

この気流は床下(基礎内)から繋がっています。

 

なのでお風呂を暖めれば暖める程、壁内に熱が伝わり、基礎下から冷たい空気を引っ張って上昇気流が生れます=壁内は常に基礎下の冷えた空気が動いている訳です。

 

それは脱衣室も同じです。
 

 

 

まずはこの気流を止める事が先決と言えるでしょう。

実際、カビの元になります。

 

どうするかと言うと・・

  

お風呂~脱衣室の基礎内を1区画として独立させ、まずは防湿シートを引き、その上にコンクリートを打設します。

 

 

 

その上に「防蟻断熱材」を敷き、基礎の立ち上げも120mm厚で立ち上げます。

その際、いくら防蟻断熱材と言えど、施工前に防蟻施工は必要ですよ。

 

 

 

そこまでしたら、今度は壁断熱材(HGW:120mm)を土台から桁まで丁寧に充填し、防湿フィルムを乾燥木材とブチル気密テープで丁寧に気流止めします。

 

 

 

それを確認してから、天井の断熱材+防湿シートの施工を行い、更に壁と天井の密閉を行います。

 

そこまでしてから始めてユニットバスの施工となります。

 

高断熱浴槽だから、ここまで不必要?

 

いぇいぇ、ユニットバスの断熱なんて「気のせい」レベルですから、ここまで必要なんです(笑

 

しっかり断熱された空間に、ユニットバスを施工する事で、ユニットバスと躯体の間に極端な温度差を作らないと言う利点が生れます=冷えにくいお風呂の完成です。

 

お 値段以上アイズw


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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。
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