先日「アルミ窓は夏も脆弱」として
https://housingeyes.bijual.com/Date/20200501/
窓枠素材による 室内への影響をポストしましたが
今回は「色による温度の違い」の実験です。
私が黒いサッシをお勧めしない理由となります。
実験と言いつつ、とっても簡単な観察ですがw 実際窓枠に使う樹脂とアルミのカラーサンプルを、西日があたる窓に貼り付けてみました。
そして時間経過を見て表面温度を観察。
まずは「白い」樹脂とアルミの表面温度(クリック可)
こちら樹脂の方が低くなってますが、風等の影響もあり素材による表面温度の違いは、殆ど無いかと思います。
そして問題?の「黒い」樹脂とアルミの表面温度(クリック可)
ありゃりゃ・・白との温度差が20度近くあります(汗
以前 白と黒の違い 調べた時は確か10度前後の差だったハズなんですが・・多少なりとも誤差は含むものと考えます。
取り敢えず、この温度差が室内に与える影響は?
もちろん素材による違いはあります。
樹脂とアルミの特性として放射熱が上げられますが、分かり易く熱伝導率で比べると、アルミの熱伝導率は樹脂に比べて約1000倍高い訳で、建物を構成していく中、一番脆弱になる窓枠部分がまさに熱橋になってしまいます。
窓枠部分が一番脆弱と書きましたが、その弱さを補うために出来るだけ、細いラインでガラス窓を構成出来る様するなど、各メーカーさんは窓枠の開発に余念が無い訳です。
話を戻しますと、熱は常に均等化しようと動きますので、例えば夏に冷房いれて部屋を冷やせば冷やすほど、窓枠が持った熱が室内に流れてくる訳です。その中で上の実験位の温度差があると・・きゃー(笑
まさに窓枠暖房!< なんだそれw
でも、怖いでしょ。
まずは夏季の日射を窓に当てない事。窓枠の素材を考える事。そして出来れば「色の持つ特異性」も加味できると良いかなって思います。そんなこんなで 私が黒い窓をお勧めしない理由でした。
軒の出が無い、真っ黒のカッコイイ?シンプルモダンな四角い家・・今度から見る目が変わるのでわ(謎笑
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。