この小屋の横架材が曲がっている事分かりますか。
長期にわたる上からの荷重が作用し
黄色部分の梁の「たわみ」が大きくなってくる現象で「クリープ変形」と言います。
これが大きくなりすぎると梁が壊れる事になりますが
そんな事の無い様に本来は構造計算しなければイケません。
てかですね
そもそもこんな無理な力が掛からない様に設計すれば良いだけなのですが
それがここでも何度も出てくる「直下率」の検討です。
例えば上の小屋の柱の下が開口では無く 柱だったら
そもそも梁は曲がりませんね。
まぁ 曲がらない様 梁を大きくすれば良いのですが・・
そうです。
わざわざお金出して構造弱くしてるなんてモッタイナイ訳で。
そんなこんなで今回も直下率。
こちら売りに出ていた中古住宅の平面ですが
なんか無駄に玄関広すぎだなぁとか
こんな屋根無しバルコニー メンテ掛かるなぁとか
グルニエってフランス語で クロゼットは英語やんとか
LDKも間延びしちゃって・・そもそも短辺2間半(4550mm)も飛ばしたら、構造的にもコストパフォーマンス悪すぎだろ・・とかそーゆー事では無く(笑
↓ 2階の角を併せてみました。
黄色い線が直下に壁がある線で
赤い線が直下に壁が無いと言う線(クリック可)
どうです?けっこー無駄と無理が見えるでしょ。
特に青い丸を入れた部分。
これ屋根の荷重やバルコニーの荷重も掛かるのに直下に何もありません。
梁の大きさ検討してなかったとしたら 間違いなく梁はたわんで
バルコニーからの漏水原因になります。
わざわざお金使って危険な間取りを作っている良い例です。
そんな目で物件を見るのも面白いかもですよ^^
さて 本日の講義はここまで。
ここ試験出るから ちゃんと復習しとくよーにw
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アイコン、くっ てしてますがw
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