車走らせてて なんとなく違和感感じた建物
何でかなぁ?と思えば
あぁ 現わしの梁に間柱欠きしてある違和感だった。
↑この画像で言う矢印部分に カット入っているでしょ。
これ 間柱立てやすい様入れる「欠いた目印」なんだけど
この場合は 非常に宜しくないす。
たぶん プレカット工場で間違えたのでしょう。
もしくは途中で現わし梁にした?どっちにしても宜しくないす。
答え合わせしますと お菓子の袋とか何かのビニールパッケージって
こんな切込みありますよね。
この切込み無いと簡単にパッケージ開けられなくて
きっとイライラするハズです(笑
ビニールなんて簡単な素材ですら あの切込み一つで
使い勝手は大きく違っちゃって 格段に「切りやすくなる」訳です。
そんな力学を頭に残しつつ
最初の建物を角度変えて見てみましょう。
ほら
屋根荷重(もちろん雪も)が掛かった横架材(母屋)の荷重は
直下の柱で下階の梁に落ちてますね。
その重さを支えるのが直下の「梁」なのですが
柱の真下にも しっかり「欠き」が・・
この梁背が8寸(24㎝)あったとしても
この欠きだけで 4寸(14㎝)より小さいせん断力になります。
※下に間柱が立っていれば大丈夫ですが
やっぱ違和感あるでしょ^^
これね
増改築なんかにも言えますよ。
簡単に「この壁抜けますよーw」なんて無責任な事は言えません。
いえ 言っちゃいけません。
最近 リノベとか新しいブームになりつつありますが
この辺ちゃんと押さえておかないと 建物の強度は
計算に乗って来ません。てか強度計算バカ難しくなります。
もちろん そんな事例にも対策ありますが
そもそも違和感感じなきゃ右から左です(笑
いゃ笑いゴッチャない・・w
そんなこんなの間柱欠き。
「千丈の堤も蟻の一穴より崩れる」なんてコトワザの通り
そんな欠きひとつ・・では無く結構存在感大きいんですよ^^
本日は「間柱欠き」のお話でした。
実際 無くても良いんすけどね そんなもんw
アディ押忍
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。