灯油1Lを燃やすと約1Lの水分を放出するので、お部屋を暖めながら加湿する事が出来ます。
って!
灯油をそのまま燃焼させたら、水分以前にVOC(揮発性化合物)が室内に放出されます。
だから、1時間に5分は窓開け換気しましょうとか啓蒙されている訳で。
そして、1時間に5分の窓開け換気で、放出された水分はほぼ全て室外に流れるでしょう。
イコール 加湿効果は断定的でミスリード。
なら、窓開け換気を減らせば良いぢゃん。
加湿も出来るしね。良かった良かった。
いゃ
換気回数が減れば水分やVOC以前に、酸素より重い二酸化炭素が床面に溜まる事に。
単純に、燃焼機関が無い普通の6畳の部屋を閉め切った状態に人が1人いるだけで、1時間で二酸化炭素(CO2)濃度が約1,000ppm上昇し、数時間で1,500ppmを超えると言われます。
1,000ppmを超えると眠気や疲労感、集中力低下などを引き起こし、3,000ppmを超えると健康に影響を及ぼすとの事。
そこにわざわざ灯油の燃焼ガスを放出する訳ですよ。
赤ちゃんや子供は床の近くに居ませんか。
出来れば開放型ファンヒーターは避けたい所だけど、新築でも無ければ難しいのも確か。
すぐにでもFFヒーターに切り替えを!とも言い難いので・・自己防衛のためにも計画的な換気を心がけましょう。
もしくは、いつもいるダイニングやリビングだけでも部分断熱して、FFヒーターとか寒冷地エアコンに切り替えるのも手ですよ。
その辺はコスパ見て効率の良い方法を模索したいモノです。
断熱改修は断熱材入れりゃ良いって話でもありませんから(笑
今年もインフルエンザの季節が来まして
湿度管理しましょうねってアナウンスが流れます。
ただそこで言う湿度って大体「相対湿度」の事。
そもそも相対湿度って何ぞや?
相対湿度とは空気中に含まれている水蒸気量(%)の事。
冬季は良いとして 夏季も同じ数字使うと少し不味い。
何故なら
空気中に存在できる水蒸気は気温によって異なるから。
 
気温30度と15度では空気中に存在できる水蒸気量が異なり
同じ50%の湿度でも 気温によって水蒸気量は違う訳です。
なので湿度の管理は「相対湿度」では無く「絶対湿度」で。
絶対湿度とは「空気中に何gの水蒸気があるか」を示す数字。
絶対湿度の求め方とは飽和水蒸気量×相対湿度÷100で
単純に存在している水蒸気量が分かります(単位はg/㎥)
■絶対湿度の早見表
https://housingeyes.bijual.com/Date/20220201/ 【アイズブログ】
でもなんのこっちゃ?ですよね(汗
なんとか分かりやすい例えを・・と
水蒸気をヒトで考えてみましょう(無理矢理)
皆様お土産屋さんを経営しているとイメージして下さい。
明日来るお客さん数が分からないと仕入れも難しいですよね。
そこでツアー会社から
「明日は乗車率50%の車が10台来ます)
なんて言われても 何人来るか分かりません。
そりゃそうです。車のサイズが分からないのですから。
 
言うなれば「相対人数(相対湿度)」
でもバスを同じサイズにして 人数と台数が求められれば
これが「絶対人数(絶対湿度)」
こっちの数字が欲しいですよね(ゴリ押しw)
・・・うーん 無理矢理すぎるか(笑
でも 湿度の管理で本来欲しいのは存在している
水蒸気量なので あながち無理矢理な例えでも無いのではとw
そんなこんなの湿度問題。
ちょっと頭に入れといても損は無いかと^^
ただ 一回一回計算して・・なんて面倒ww
うちでは夏季の湿度管理用にプレゼントしていますが
↓これなんかは見やすくておススメです。
https://x.gd/d1jdN (amazon)
何度も言ってますが 冬季の加湿因子のひとつとして
お風呂のお湯はすぐ捨てないで 室温まで戻してから流しましょう。
暖気と水蒸気は室内に戻してやるイメージで。
モッタイナイモッタイナイ(笑
アディ押忍。
ガスコンロの炎から発がん性物質「ベンゼン」発生
換気扇では除去出来ない。
https://forbesjapan.com/articles/detail/64243
 
なんてショッキングな研究報告が・・。
記事によると・・住宅17軒で(サンプル少ないっ笑)
最大火力のコンロとオーブンを45分間燃焼させた結果(最大で・・)
9例(29%)で タバコの副流煙によるベンゼン濃度
(0.34~0.78ppbv)を上回ったと言う。
ただ換気方法については細かい記述が少なく
適切な換気システムがなければ
台所から寝室へと拡散してしまう場合があるという。
↑ ただね これ本当で
ガスコンロ使っているおうちの方
年末の大掃除なんかで「何故か」冷蔵庫の上とか
ネチャネチャしてたりしてませんか?
あれ 適切な換気が行われていない証拠で
換気扇で排気されなかった排熱気流が
部屋を回って家具や冷蔵庫の上に落ちてきているんですね。
なので
やはり健康と適切な換気は セットで考えるべきだと言えます。
ただ
真冬に窓開け給気しながら換気扇回すって
結構な苦行ですよね(笑
って訳で こんな感じで給気口を設けたりします。
 
このスタイルは こちらでも何度も紹介してるので
ご存知の方も多いですが(笑
アップするとこんな感じ。
 
上昇気流に直接外気をアシストする事で
出来るだけ室内の空気を使わないで適切な給排気を行います。
ちなみに この画像の換気扇で
70~430㎥/hの風量があります。
430㎥/hと言うと ザックリ16帖の空間の気積だとしたら
1時間に6.8回入れ替える風量となります。
せっかく冷暖房してても 換気扇回すだけで
無条件に室温を捨てている事になりますね。
モッタイナイでしょ。うんうん。
そんなこんなでガスコンロの換気。
記事はショッキングではありますが
適切な換気で問題は回避できるとも言えます。
でも換気を間違えると・・(笑
気になる方 お気軽にご相談を^^
アディ押忍。
いぇ 外気温が上がる分には特に問題無いんだけど
湿度(絶対湿度)が上がってくると体感に直撃します。
一台冷房システム導入の皆様(全館含む)
そろそろ窓開けるの止めて 除湿いれっぱの方が
快適で健康で電気代安くすみますよ。
こちらお持ちでない方 ↓
数台在庫ありますので お申し付けください。
アイズファミリーには無料提供してますよ^^
アディ押忍
気温はそうでも無いけどジメジメしてるなぁ・・と言う日
温湿度計2つ届きました^^  お客様に嫁ぎますw
 
で
市役所行ったら窓開けてありました。
たぶん28度以下なのでしょう。
でも不快・・
仕事効率落ちるんだから いー加減28度って基準見直すべき。
って訳で帰って 外気温測ってみたら
やっぱ28度以下なんだけど 絶対湿度は18g/㎥・・。
 
改めて不快ざんす。
個人的に 16g/㎥超えるとパフォーマンス落ちる感じでしょうか。
事務所内は 12.8 g/㎥ はい快適です^^
 
実際18g/㎥もあるとカビが喜んで繁殖します。
宜しく無いですね。
こんな日は窓開けるだけで 重い湿った空気が入って来ます。
せっかくエアコン入れても効かない事に。
窓開けは慎重に。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20220201/
【ブログ:相対湿度と絶対湿度】
あと 温度でのエアコン操作は辞めましょうね。
監視すべきは温度では無く湿度(しかも絶対湿度)ですよ。
換気ユニットからの空気を冷暖ユニットに通して冷暖房を行うのが「全館換気空調」のシステム。
 
ここで吸う前にフィルターを介すのですが
フィルター掃除を怠ると
この上部のラジエターにホコリが溜まります。
 
このラジエターは室内空気を吸って冷房や暖房の温度を加える所なので、ここが詰まると能力は大きく落ちる事に。
 
ここまで積もれば分かりやすいですが、内部は目視し難いですので、数年に一度は高圧洗浄した方が良いですね。お気軽にどうぞ^^
築20年以上のクライアント様との会話で再認識。
あったかい家とか全館空調は 単に快適なだけで無く
恩恵はヒートショック対策だけでは無いのでは?と。
数字で分かりやすい血圧以外にも
コレステロール値・糖尿病・風邪やアトピー云々
様々な健康リスクに寄与してるのでは無いかとお客様。
更に
20年暮らして 窓殆ど開けた事無い暮らしの中で
再認識したのが「布団干す必要無し」って事や
「洗濯物干し用のバルコニー要らない」らしく。
もっと言えば
「ランニングした後の靴とか 例えば雨合羽」
「スキーや自転車などの季節モノ」
全部玄関に置いておくだけで乾くから
靴や服も普通の人の家より長持ちするとの事。
家が湿って無いって事は 健康とか快適とかだけで無く
「モノが痛まないから長持ちするんだよ」と目からウロコ。
これ私の話では無く 20年以上お付き合いしてる
お客様の言葉で着色無し。
健康と住宅とエトセトラ・・奥が深い^^
本日14時頃「なんか寒いなぁ」と思い暖房チェックに行くと・・あれ電源入ってない?
今朝けっこう冷えましたが、昨日の熱だけで昼過ぎまで過ごしてた様です^^
やるな床下暖房の蓄熱力w
うちの事務所の暖房は 灯油FFヒーターを使っての床下暖房。
ここ移転してからだから10年以上前から。
 
今でこそ床下暖房(床下エアコン)って認知されて来ましたが、数年前とか誰も知らなかった方法です。
蓄熱も加味して「これイケるハズ」ってやり出したんだけど、ようやく時代が追い付いてきたな(笑
事務所はFFヒーター使ってるから、エアコンと比べてSA(Supply Air)の温度が高いので、熱源切っても蓄熱の持続時間が長い様に感じます。
つかこんなんTwitterネタか(笑
とりあえず
暖房を感じない暖房。理想かなって思ってます。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。