美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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数字で選ぶ「窓の性能」

 

家は数字と施工精度って何度も耳タコですが(笑

本日は簡単なケーススタディ。


窓に求められる性能で分かりやすいのが「日射熱取得率 η」と「熱還流率U

 

「日射熱取得率 η」とは、ガラスに当たった日射量に対して"透過した日射量"の割合。この値が小さいほど日射の侵入を防ぎ 遮熱効果が高いガラスと言えます。

冬季の「日射取得」に大きく関わる数字と言えますが、実は夏季の遮熱に重要視される指針。

 

なので告示では 飛騨高山より寒い場所(北海道から飛騨高山)に日射遮蔽の指針はありません

ちなみにこの辺ですと、下呂市から南、名古屋辺りまでは

①ガラスの日射熱取得率 ηが0.49以下

②ガラスの日射熱取得率 ηが0.74以下のものに、ひさし、軒等を設ける

③付属部材を設ける(南±22.5度は外付けブラインド)

①~③の何れかの対策が求められています。

 

その辺 アイズではどうなのか?

 

こちらの画像サンルームですが、ちょうど南と西に窓を配しています。

   

 

ちなみに おなじみドレーキップ窓です。

   

 

こちらはYKKのサッシですが、南の窓に貼ってあるステッカー

 

 

 

「日射熱取得率 η」は 0.44

「熱還流率Ug」が 1.19

 

「熱還流率Ug」とはガラス中央部熱貫流率の事なので、窓全体の性能ではありませんが、ご存知この数字が小さい程、熱が伝わり難いと言う数字です。

 

今回は「日射熱取得率 η」をメインに比べますが、上に書いた名古屋近辺の指針①~③すべてを大きくクリアしています(外部に庇・外付格子も設けます)

 

更に西側の窓に貼ってあるステッカー

   

 

「日射熱取得率 η」は 0.31

「熱還流率Ug」が 0.60

 

トリプルガラスですが 南向きの窓より、かなり断熱性能良くなってますね。

 

そうです。日射取得と日射遮蔽は方位や周辺環境により異なる為、取付箇所によって個別の検討が必要になります。

 

簡単に言うと、夏季に日射を入れたくない西や東の窓は日射熱取得率を下げ、外部に日除けを設置する等でも、暑い日射を遮蔽し、冬季の日射取得を増やしたい南側の窓は、日射熱取得率を上げて日射を取得し、それでも夏季に直接、陽が当たらない様に庇を大きく出す訳です。

 

その辺のテクは外観デザインにも関わってきますので、設計者の技量が出ますよね(笑

 

そんなこんなの窓談義。

 

日射の捉え方ひとつでも、画一的なデザインや思考は無いと言う事です。

 

お値段以上アイズ(笑

 

アディ押忍。



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