8年前に見に行って 経年を確認しようって書いてた案件
隈研吾氏の設計:浅草文化観光センターと言う建物
https://eyescode.bijual.com/Date/20161117/ 【8年前のブログ】
見てきましたよ^^
夜だったので細かくは見えなかったけれど
夜空に映えてて 良い感じ^^
で 8年前に心配してた(失礼)細部を確認。
この木材何か処理してあるの?くらい
全然変わって無くて 驚いた。
積層材だよ?バインダーはレゾだろうけど
こんな使い方でも特に剥がれ等の目視は無し(クリック可)
へぇ すごいなぁ
でも積層の小口を上に向けて外に使うってかなり勇気いるよなぁ。
なんて何か処理してあるのかと調べてみたら
令和元年度の事務事業評価シートなる物を発見(PDF)
なるほど 資料によると
施設の経年劣化が進んでいるため、適宜補修工事や更新を行っていく必要がある。今年度は外壁木製ルーバー補修等工事を実施予定。
~とある。
で
2020年に外壁ルーバー等々の交換メンテが行われた模様。
そっか 今2024年だから4年前に交換したばっかだし
そりゃ変に劣化してないハズだよなぁあはは(笑
って 笑いごっちゃない(-_- ;
これ完成したの2012年だよ?築8年でフルメンテって。
やっぱ積層材の木口を上に向けて外部になんて
使うもんぢゃ無い訳で。
なんか最近とーとつに隈研吾は叩いても良い的な風潮が出来て
その雰囲気かなり好きぢゃ無いんだけど・・
これはちょっと頂けない。
適材適所
木材は痛まない様使えば
それこそ神社仏閣よろしく メンテナンスにもお金掛からない。
うーん・・
やるぢゃん隈建築w的な感じで書くつもりが
とんだ暴露記事になってしまうま(汗
とりあえず
適材適所 大切です。
アディ押忍
リモデル案件
南面接道だけどカーポート置くと
一階の採光が悲しい事に・・。
でも西面に余白で植樹もあったので
そちらに中間領域を作り 西に開口を抜く事に。
LDKを西に移設して
屋根付きのデッキも新設。
もちろん南にも開口あるけど こちらがメイン。
夏はスダレ下げて日射遮蔽で
冬は十分な日射取得を。
何より窓からの木陰や揺れる草花が幸せを。
開口は何のために開けるのか
方位を上手に使うには
10の敷地には10通りの解がある事でしょう。
アディ押忍。
屋根の上に居場所?
空や遠くに抜けがあったり
緑が切り取れるトコなんかだと提案するんだけど
例えば 屋根上のお月見デッキ。
屋根上なので 当然床からの出入りには段差が付きますが
平面の突き当りなんかに本棚を絡めて
階段上がって外に出られる様にすると
動線的に無理なく 暮らしに「外部」が組み込めるかと。
ちなみに
網戸は造作。
引き戸にする事でスムーズに出入りが可能に。
あと こんな中間領域的なスペースは
東面とか西面に作った方が 使い勝手が広がります。
例えば東側に置くと 朝日が溢れますが
昼以降は自分(建物)が影になって
湿度の低い夕方なんかは 風がそよぐ格好の居場所に。
本を片手にビール置いてノンビリしたあと
お月見なんて良い日常でしょ^^
そそ デッキ上にタープ付けると昼間でも使えます。
内でも外でもない(外だけど)こんな空間も
暮らしに彩を添えてくれる事でしょう。
アディ押忍。
昨日、建築家 堀部安嗣さんのセミナーを受けて、なるほど「中間領域」を言語化するとこーゆー事だ!と腑に落ちたので皆様とも共有。
「設計とは、いままで見たことも感じたこともないものをつくり出す行為ではなくて、すでに見て感じたことを、体感の記憶を頼りにいまに再現する行為である。」堀部安嗣設計事務所HPより
「情緒と機能性をあわせもつ」暮らしについて、90と30の同居と言うワードでお話を聞かせていただきました。
まず、90と30ですが、90とは断熱気密が効いた「安定した快適エリア」であり30とは「不安定な快適エリア」を差し、その同居が暮らしやすさを生むのだろうと。
90とは心身を守るシェルターとしての住まい
30とは不安定であることの心身への効能
なるほど、私が良く言う「庭にスペースあったらタープテントでも立てて暮らし広げましょ」ってのは、まさに「不安定なエリア」であり、確かに天候だけで無く音や虫や風など不安定極まりないけど、そこそこ楽しい。
そのへん区分けするとこんな感じ。
不安定な30とは半戸外で、例えばイギリスなんかで見るこんな空間。
今オリンピックやってるフランスの街角なんてこんな感じですよね。まさに不安定な戸外だけど、季節良い時期はわざわざ外に出て食事したくなります。
日本だってこんな景色よく見るでしょ。良い感じ^^
上は浅草ですが高山だってホレ、でこなる横丁(笑
ここに限らず、なんとなく屋根のある戸外って魅力的ですよね。
こんな30の空間は90と言う快適な空間が存在して、初めて利用頻度が増す訳で。
弊社のお客様でも、家建てたらお庭あそびが増えたとかよく聞きます。
空調された快適な避難場所があるから、不安定な戸外が楽しくなる。
それって 60(普通の家)と15の組み合わせでは無く、やっぱり90の空間と30(屋根付きの中間領域)が一番シックリ来るとの事。
確かに 60の家に15の空間繋げても・・単なるキャンプやんwって感じで(笑
ここで堀部さんの実例~90の空間に
上の画像左下の空間が半外の30の間(断熱的に区切ってあります)
半外だから薪ストーブの良さも感じると(わかるぅーー)
影や繋がりもとっても素敵。
そんなこんなで みんな大好き30の空間、不安定だからこそ安定した空間につなげる事で暮らしが広がります。
90の空間、なんなら100の空間だって提供できる技術はあります!そこに不安定な「揺らぎ」をプラスする事で広がる暮らし。
どうです?ワクワクしてきません?
小さな敷地でも抜けが無い敷地でも、プラン次第で暮らしは広がります。
不安定な30の空間、すごく素敵なワードだし「開くと閉じる」だけなく「開いて使う」って、もう一つのアクションを建築と言うひとつのカテゴリーで集約できるかと。
ご一緒に楽しい暮らし、考えませんか^^
2階ホール天井に冷房用エアコンのチャンバースペース。
ここから吹き抜け通じて重力で冷気を落とします(除湿)
各部屋へはダクトファン
リターンは別経路にて。
アディ押忍。
窓は何のために設ける?
・昼間の光
・景色を切り取る
・通風
・外部との繋がり
・日射熱の取得
・目線の広がり
はい。全部正解(笑
ただ、窓が熱損失の塊だって事
こちらお読みの方はご存知かと。
それでも豊かな外部(お庭や遠くの山や空)の恩恵は
その損失を天秤に掛けても有り余って大きい訳で。
窓の性能はもちろん
ひとつひとつの窓に役割と使命を持たせたいモノですw
例えばこちら 左が南側。右が北側のリビング。
南側は吹き抜け上からも日射熱を取得できる様 大きな窓ですが
北側にも低めに大きな開口を設けています。
これは一年を通して優しい光が溜まる北側の緑を切り取る為。
「熱損失≦外部の豊かさ」の構図です。
ちなみに冬至の頃 南からはこんな感じで日射が入って来ます。
逆に夏季は深い軒や装置で 日射を遮蔽する訳で。
こんな地味な操作で温熱環境は格段に変わって来ます。
その窓 何のためについていますか?
そんな問いひとつでもコストや住み心地に関わって来ますよ^^
まどは性能 そして目的で選びましょう。
西側に大きな窓?恩恵と弊害、天秤に掛けましょうね。
アディ押忍
確認までに置いておきますね。
住宅取得資金に関わる贈与税の非課税措置は延長されています。
非課税枠は昨年(令和5年)までだったのが、令和8年12月31日まで延長されました(クリック可)
要件はいくつかありますが
例えば 昨年末までに建築確認を受けた住宅、または令和6年6月30日までに建築された住宅は断熱等級4、または一次エネルギー消費量等級4以上で1000万円まで非課税。
今年建築確認を受けた住宅は、断熱等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上であればm1000万円まで非課税となります。
やはり国は明確に「断熱強化」に対して大きく舵を取り出しました。
そりゃそうです。医療費や燃料費を下げるには手っ取り早い訳で^^
贈与受ける予定がある方は要チェックですよ。
今週末の見学会会場 2階
https://www.housingeyes.com/variously/study2312/
総二階部は真ん中に柱一本建てただけ。
その他は階段と日射取得用の吹き抜けだけ。
田の字構造で 区画直下率100%
「だけ」と言いつつ奥に低い建具ありますがw
こんな空間は しばらくはテントでも建てておいたり
フリースペースとして使って頂き
例えば家族構成が変わったら
そこに併せてエキスパンションしていく。
そんな柔軟な暮らしを御提案。
ほぼ平屋のおうち見学会 明日スタートですよ^^
ほぼ平屋の可愛いおうちが出来ました^^
本格的に寒くなって来た今 お施主様のご厚意を頂き
お引渡し前のおうちを体感見学頂けます,,orz
12月16・17日 高山市内にて開催
気になる性能はこちら
■外皮平均熱貫流率 Ua値=0.23 (等級7)
■相当隙間面積 C値=0.1以下
■積雪1.2m軽減無しの耐震等級2・柱区画直下率100%
■パッシブデザイン そして お庭デザイン
■市販エアコン1台で全館空調
ほぼ平屋って何??? 詳しくは↓こちらに
https://www.housingeyes.com/variously/study2312/
性能と情緒性の共存、現場でご質問頂ければ幸いです^^
暮らしの本質は住宅性能のその先へ。
空気と暮らしをご体感ください。
おうち楽しも^^
注文住宅プランニングでの盲点
「つけなければよかった」設備一覧
https://x.gd/RlGsa 【くらしとお金の経済】
↑「この設備は必要なかった…」と後悔した方の
4つの体験談が上げられていました。
・浴室内テレビの設置で後悔
・大窓の設置で後悔
・床暖房の設置で後悔
・ベランダ設置で後悔
◆浴室内テレビの設置で後悔
ユニットバス純正のテレビは価格高い!に尽きます。
どうしても欲しければ 防水のテレビを別途買った方が良いす。
壊れても交換で済みますしね^^
◆大窓の設置で後悔
方角と性能によります。
太陽光と熱は正しく丁寧に使いましょう。
あと「明るさ」を求めての大窓設置なら
逆に「暗め」な所を作る事も必要。
雪が積もった晴れた日は 室内暗く感じるでしょ。
明るすぎて瞳孔が開くからです。
◆床暖房の設置で後悔
個人的に床暖房は 床が暖かすぎて(暑すぎて)
好きではありません。
あと躯体に埋設してしまうと
トラブルに対処出来ない可能性もあります。
(まぁフローリング剥ぐってでも対応しますが・笑)
弊社で行っている「床下暖房」の方が
室内環境やコスト・メンテナンス性も良いと考えます。
床暖房の前に まずは床下の断熱が優先ですね。
◆ベランダ設置で後悔
これは洗濯物干し目的かと思いますが
弊社ここ数年 ベランダ等設けた事無いですねぃ。
設けても メンテナンス重視で
屋根付きの木製デッキとしています。
洗濯物に関しては 一年を通して室内干しの方が
花粉や黄砂・排ガスの心配も無くおススメです。
冬季は特に 加湿変わりにもなってくれますしね。
そんなこんなの「つけなければ良かった」シリーズ。
こんなんどう?なんて疑問あったら聞いて下さい。
ソコソコ引き出しありますよ(笑
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。