今朝は珍しく朝から陽が差してて
気温マイナス3℃なのに、陽が当たってる所は霜が解けていました。
太陽は偉大。うんうん。
さて来週は最高気温が-5度なんて日があります。
ここの所の陽気からするとキツイですが
まぁいつもの冬なので諦めて、水道管のチェックしときましょ(笑
でも気温よりも気になるのは日射。
断熱等級6程度まで性能あると、気温が下がっても室温には大きく影響ありません。
単純に言うと、毎日氷点下なのに日射がある一週間と、気温は1~4度なのに日射が無い一週間では、後者の方が寒いと言う事に。
等級4くらい(以下を含め)だと、かなり気温に左右されるので、普通に前者の方が寒いですけどねw
やっぱ太陽は偉大。
そして「断熱は正義」
燃料費の高騰が止まりませんが、かしこく健康に省エネしましょ(^^
断熱等級6・7追加(22年10年)
コルビジェの提唱する「モデュロール」によると
部屋の天井高は183cmの人間が手を上げた高さ、2260mmが理想の高さとなります。
日本で一般的に使われる高さ2400mmと比べると、結構低い事に成りますが、上記を身長170cmで考えると、約2100mmが理想の高さになりますな。
よく天井高2200mm位のお部屋作りますが、あと10㎝低くても良いって事です。
そもそも2400mmの天井高さの根拠って何なんでしょう(笑
ちなみに↓2間間口(8畳の部屋)の天井高さを2400mmにするとこんな感じ。
それを黄金比で言う所の「1対1.618」の縦横比にすると、天井高さは2200mm
↓こんな感じ。
まぁ上と比べても そんなに変わらないすか(笑
でも確かに天井高さを下げると、落ち着いた空間になると言うか、そもそも家の中でくつろぐ時はキホン座ってたり寝てたりする訳で、そんなに高さは重要では無いすね。
あと気積が減る事で、仕上げ材が少なくなったり冷暖房効率も良くなったりと、良いことだらけ。
天井高さは高い所と低い所を組み合わせる事で、視覚にリズムが生れます。
画一的な2400mmと言う天井高さ、疑ってかかる事も「豊かな空間つくり」には近道になる事でしょう。
小さくても広く使える、外部と繋がる暮らし。そんな物語を御提案しますよ^^
外壁に【杉板無塗装】をお勧めする事も多いのですが
えー?汚くならないですかー?って感じが大方の感想(笑
そりゃそっすよねw
でも 飛騨の古民家なんかで「50年以上放りっぱ」なのに現役の外壁を普通に目にしますが 大体無塗装でノーメンテだったりします。そんなん窯業サイディングぢゃ逆立ちしたって無理ですw
身近だと 神社仏閣に経年を見る事が出来ます。
で みなさま一度は行った事あるのでは?と言う訳で
今回のケーススタディはお伊勢さん^^
先日TVでやってた岸田首相の伊勢神宮参拝NEWS
TVキャプチャなので色薄いですが 社殿は今だとこんな感じ。
いー感じに落ち着いています。
直近の式年遷宮はいつだっけ?と思えば 平成25年(2013年)なので9年前。
9年前はこんな色だったんすね。まぶしいw
豊受⼤神宮(外宮)がこちら
↓ これ撮ったの2018年なので 式年遷宮から5年後がこんな感じ。
時を経て最近
落ち着いてきましたね。
塀なんて屋根も無いのに あと11年こんな感じでしょう。
実際 建て替えしなくても屋根さえあれば 30~40年は朽ちる事は無いでしょうけど 20年ごとの建て替えには別の意味もありますしね。
こちらが分かりやすい新旧
どうですか 無塗装で経年愉しむのも悪くないでしょ^^
関係無いけど・・
伊勢うどんに生卵トッピングはマストですな(^^
アディ押忍
ウッドデッキの新調
ウッドデッキには屋根必須だと思ってます。
経年のメンテかなり違って来ますからね。
って訳で屋根は新設。
塗装はクライアント様のDIY
木組み部分は弊社大工にて先塗りしてますけどね^^
頑張って塗っちゃってください^^
本日も直化率のお話。
中古住宅を見に行く時は実務者と行きましょう
とは何度もお伝えしていますが^^
今回のケーススタディはこちら。
なかなか昭和感が強いですが(笑
陽当たりも悪く無くちょこっと治せば それなりに良い家になりそうです。
が
構造的に難あり
一階に二階を乗せてみました(赤線が外周)
意図的とも言える程 謎に直下率が悪いですね。
2階柱に丸印つけてみましたが
主要柱なのに この丸印下に柱がありません(涙
これね 耐震だけでなくコスト的にも悪手。
【ブログ:目で見る直化率とコスト】
https://housingeyes.bijual.com/Date/20210907/
なので余程 土地が気に入った等々のメリットが無ければ
この物件は避けた方が無難です。
もちろんこの物件を耐震化する事は可能です。
ただ間取り変更に合わせ コストもそれなりに掛かります。
そんなこんなで 平面図に見る直化率のお話でした。
アディ押忍。
中古住宅を買う場合は 必ず建築実務者と見に行きましょう。
床下と天井裏を見れば 大体の耐久性や補修費用が分かります。
あと それでも買って良い住宅と止めた方が良い住宅があります。
後で変えにくい部分~スケルトン(骨組み)は重要です。
たとえばこんな 車庫付きで門まである立派なおうち
立地見て販売金額的にも すぐ売れるかと思います
※中国地方の全く利害関係のない物件です。
お部屋数も十分でしょう。
ちょっとリフォームすれば良さそうにみえます。
ただですね
一階に二階を乗せてみますと・・・(赤線が二階線)
直下率が悪すぎます。
外周部で言えば↓6本しか階下の柱が合っていません。
重い瓦屋根な上にバランスも宜しくない(汗
なんなら南側の壁 ほぼ直下に壁も柱も無し
これ買っちゃうと 正しい耐震力を持たせるのに
大規模な補強が必要になります。
こんな計画してある建物ですから 他にも問題はありそうです。
平面だけでも見える世界があります。
断熱とか以前の問題ですね。
ただね・・令和3年 未だこんな新築が多い事も確か。
壁や柱の「直下率」意識してみましょう。
アディ押忍
オープンパントリー
視線と収納と動線
皆様ご存知 ワタクシ「西側に窓無し」派なのですが(笑
やはり景色が抜けていたり環境が操作できる時には
西側だって積極的に開口を設けたりします
こちら西窓ですが 見える景色が遠くまで抜けていまして
なので毎日降りてくる階段の先に大き目の開口を。
もちろん遮蔽トリプルガラスに併せ 外部での日射遮蔽はセットですが
やはりプランは柔軟に 景色や空を室内に取り込みたいモノです。
雪を愛でる南窓
クライアント様から頂いたの今頃だけど^^
新築を俯瞰した時、ベースの思考としては
後から変えられないモノ(変えるのにお金が掛かるモノ)は
出来るだけ堅牢に、耐久性のあるモノで考えましょうとお伝えしている。
もちろんそこにコストは切り離せないから
後で変えられるモノはコストを落とすと言う作業も必要。
変えられない大切なモノとは 基礎や躯体、断熱やデザインなど
変える事が出来るモノとは キッチン等衛生品やクロス等の仕上げ。
スケルトン(構造駆体)&インフィル(内装)分離と言う考え方である。
もちろんキッチンやユニットバスなどは耐久資材とは言えず
短いと15年程度で更新する事も多いので そこに異論は無いだろう。
そこに もうひとつ。
「後で変える事が出来る事を増やす」と言うの思考も大切かと。
例えば子供部屋、間仕切りの壁、ドア等々
生れても居ない子供の為に 6帖と収納を持った個室を作り
そこにドアも設ける・・それって10年後でも良いのでは。
例えばお子様が中学に上がり どうしても個室が欲しい!となったら
進学祝いに間仕切るのも良いし DIYで作るのも楽しいかもしれない。
実際 10年後は大体想定出来るけど
15年後とか以降は何があるかも分からない。
住んでみて欲しければ作る~なんて
エキスパンション効いた考え方で良いのではないだろうか。
「あとから変えられる所を増やす」
家づくりの視野は広げるのに越したことは無い。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。