皆様ご存知 ワタクシ「西側に窓無し」派なのですが(笑
やはり景色が抜けていたり環境が操作できる時には
西側だって積極的に開口を設けたりします
こちら西窓ですが 見える景色が遠くまで抜けていまして
なので毎日降りてくる階段の先に大き目の開口を。
もちろん遮蔽トリプルガラスに併せ 外部での日射遮蔽はセットですが
やはりプランは柔軟に 景色や空を室内に取り込みたいモノです。
雪を愛でる南窓
クライアント様から頂いたの今頃だけど^^
新築を俯瞰した時、ベースの思考としては
後から変えられないモノ(変えるのにお金が掛かるモノ)は
出来るだけ堅牢に、耐久性のあるモノで考えましょうとお伝えしている。
もちろんそこにコストは切り離せないから
後で変えられるモノはコストを落とすと言う作業も必要。
変えられない大切なモノとは 基礎や躯体、断熱やデザインなど
変える事が出来るモノとは キッチン等衛生品やクロス等の仕上げ。
スケルトン(構造駆体)&インフィル(内装)分離と言う考え方である。
もちろんキッチンやユニットバスなどは耐久資材とは言えず
短いと15年程度で更新する事も多いので そこに異論は無いだろう。
そこに もうひとつ。
「後で変える事が出来る事を増やす」と言うの思考も大切かと。
例えば子供部屋、間仕切りの壁、ドア等々
生れても居ない子供の為に 6帖と収納を持った個室を作り
そこにドアも設ける・・それって10年後でも良いのでは。
例えばお子様が中学に上がり どうしても個室が欲しい!となったら
進学祝いに間仕切るのも良いし DIYで作るのも楽しいかもしれない。
実際 10年後は大体想定出来るけど
15年後とか以降は何があるかも分からない。
住んでみて欲しければ作る~なんて
エキスパンション効いた考え方で良いのではないだろうか。
「あとから変えられる所を増やす」
家づくりの視野は広げるのに越したことは無い。
アディ押忍。
太陽の恩恵を受けつつ
土地の余白を愉しむ
弊社の基礎が地中梁を多用するのは
床下暖房の通気経路確保の為。
ただね
結構な鉄筋量なんですよ(笑
ただ・・こんな芸術的に美しい鉄筋も
コンクリート打つと 見えなくなってしまいます。
つか ベーススラブ打つまでに結構なコンクリート量(笑
隠れてしまう「見えない安心」です。
お ねだん以上 アイズw
ハウジングアイズでは長寿命・低維持費を視野に「木の外壁」もラインアップとしておススメしています。
でも、経年劣化するんでしょ?
経年劣化って時と共に悪くなって行く事ですよね。
最近「経年美化」って言葉を知りましたが、まさにソレかなって。
例えばこちら、杉板にキシラデコールと言う防腐塗料を2回塗りして仕上げました。
グレーの部分が「ブルーグレイ」
焦げ茶の部分が「ウォルナット」です。
西側なので日射遮蔽のスクリーンが下りています。
その後 6年経過したのがコチラ(クリック可)
グレーの部分が 風雨に晒されて薄くなってきています。
微妙に木肌が透けてきた感じでしょうか。
ちなみに木材は 何もしなくても紫外線と雨でグレー色に変色していきます。
放っといてもグレー色になるので(方位によって違いあり)最初からグレー塗っておくのも手なんすね(笑
で、
これ窯業サイディングだと 10年内外で再塗装しないと透水してボロボロになりますが、木材なら放りっぱなしでOK。
もちろん磨いたり再塗装すれば、また新しい外観が生れます。
色々と選択肢が増える訳です。
また、もし腐食しても木ですので廃盤はありません(笑
その部分だけ交換すれば良いのです。
そんなこんなの「木の外壁」
雰囲気だけでなく、実はコスト的にも選ぶ利点があるのです。
画像は、オリジナルで押し縁仕上げをラップしていますが張り方も色々ありますしね。
「木の外壁」
良い感じでしょ^^
外壁の「あいじゃくり加工の杉板」 無塗装からの7年程度の経過
いー感じのシルバーグレイ
↓雨・風・光が当たらない所は殆ど変化無し。
無塗装からの経年を愉しむのもこれまた一興。
窯業サイディングぢゃ無理な愉しみね。
ひさしぶりに引っ張り出したキャンプギア。
広げるなり足が破損・・しかも3箇所(汗
袋入れて室内保管なので紫外線にも当たって無いのに
・・そか 加水分解か。
フレーム3本を固定するパーツなので代用品も無く廃棄しか無いと。
こーゆーの思うんだけど
大切な部分は特に耐久性を併せるべきだなと。
例えば良く目にする築浅の中古住宅。
見た目新しいんだけど断熱性能マズそうだなぁ
耐震どーかなぁー
満足させるためには結構お金がかかるなぁ
結局治すなら 古くて安い中古住宅購入の方がコスパ高い。
そうです。
住宅における重要なパーツとは断熱性能とか耐震性能。
後で直すのにお金が掛かる部分を指します。
その部分がちゃんとしていれば あとは手直しでOK
今回の椅子で言えば 例えば布地が敗れたなら縫うとかの補修が可能なのに 一番大切なパーツが手に入らない(もしくはコスト的に高い)ので廃棄一択的な。
住宅に話を戻すと・・
最初に「何にお金を掛けるべきか」を正しく吟味すべきかと思うのです。
そこって 大きい食洗器!とかカッコイイ外壁!では無い事、なんとなく分かりますよね^^
キャンプ椅子くらいなら買い直せば良いですが 住宅だとそう簡単にはいきません。
優先順位の付け方、御案内しますよ^^
アディ押忍。
天井が高いと部屋が広く見えるとか、天井の高い家で育つと子供が賢くなるとか・・都市伝説みたいな話を聞いた事あるかと思います(笑
それ何も根拠ありません。
天井高い方が良ければ空見てた方が余程高い(屁理屈)
ちなみに人間の視野角って縦120度・横200度だと言われます。
なので真上を高くしても、見上げない限りは高さなんて感じないのです。
玄関入って土間部分だけ吹き抜けになった家とか見た事あると思います。
実際1.8m位の奥行を吹き抜けにしても、吹き抜けてる事すら気付かないかとw
なので高さを意識したければ、何処か決まった位置を意識して(ほとんどがリビングのソファかと思いますが)そこに座って上下を開ける様に設計する事が必要。
もっと言うと、座った時でも上下より左右の方が視野角広いので、横方向に視線が走る様にした方が広く感じます。
それは室内だけでは無く、窓の外にも視線を広げ、自分の見たい景色を窓の外に創ってあげる事も上級テクニック。
外部とも丁寧に視線を繋げる事が出来れば、床面積以上の広さを感じる事が出来ます。
リビングは「何畳必要か」の前に「どう暮らしたいか」を意識した方が正解に近づけるかと思いますよ。
窓辺が快適な家は広く使えます。
窓辺の外が抜けている家は広く感じます。
「寒いから閉めて」が無い家。住宅性能はもちろんですが、その性能を生かす空間デザイン力は必須だと言えるでしょう。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。