美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
[1]  [2]  [3]  [4]  [5

15年越えノーメンテの窯業サイディング

 

出隅(角部)の画像がこちら(クリック可)

 

 

 

シーリング(防水)がヒビ割れしてますね。

 

これ目に見えて亀裂入ってますけど

寒暖差が激しい寒冷地だと 目に見えないだけで

5年経たないで シーリング切れている事もあります・・。

 

気を取り直し(笑

 

上の画像の何が問題か?

 

まずシーリングが切れる事で 外壁の内外に「水路」が出来ますね。

 

地球には重力があるので 水は上から下へと流れます。

 

ただ 日本には四季があり風が吹きます。

 

外壁を挟んで 通気層内部と外気に気圧差が生れ

風が吹く事でわざわざ「内部に水を引き込む」構図が生まれる訳です。

 

あと 窯業サイディングは表皮塗装が防水になっていて

それ以外は吸水しやすい構造となっています。

 

そうです。サイディングの繋ぎ目シールが切れると

サイディング端部から水を吸う事になる訳です。

 

あと

 

いくら通気工法で通気層の躯体側に防水紙があったとしても

出隅部(角部)は下地として幅広の木材が回っています。

 

丸印ね。

 

 

 

躯体では無いにしても 漏水が直接木材に触れる事に。

 

それは 下地が横胴縁でも出隅部は同じ事。

 

 

 
上の赤線が サイディングの繋ぎ目部分。

がっつり 木材部分すね。


そんなこんなで防水シールは切れない事が一番だと言えます。

 

え?寒冷地だと5年で切れる事例も多いと 上に書いてあったって?

 

あぁ なんかそんな事書きましたね(をぃ)

 

まぁ ここだけの話

 

そんな脆弱な防水に頼らなければイケない素材を使わなきゃ良いんですよw

 

作り手の本音と言えば 一番上の画像みたいな

窯業サイディングを採用すると 手離れが良いので楽なんです。

 

そう

 

建物がどーの デザインがどーの 以前に窯業サイディング使うと 発注側(自分)が楽なんですw

 

なんつか どっかで刺されそうなのでこの話はお開きに(笑

 

そんなこんなで

 

「なぜシーリングの亀裂は良くないのか」な お話でした。



本日は自戒の念も込めて悲しい話。

 

こちら木製引戸

 

 

 

築15年越えですが 取手を良く見るとハゲハゲ(涙

 

 

 

アルミメッキかと思えばプラスチックかいっ!(汗

 

とっても有名な木のドアメーカーですけどね・・。

 

 

 

いぇ 木のドアなんて書きましたが

これ「木の模様プリントが貼ってある」木モドキの製品。

 

ドアタイプは取手との相性も悪いらしく どれだけ治してもプラプラに(涙

 

 

 

受け側みると 木目ビニールが貼ってあるの良く判りますよね・・。

 

 

 

開閉に無理してる事が分かります・・。



当時 某メーカーとの仕事で 「どれだけでも安く」 とか「大きなメーカーだから貼り物でも大丈夫」なんてイメージで採用した時期があったのですが、やっぱり経年には勝てません。

 

もちろんメーカークレームも出したのですが、特に好転も無く。

 

このおうちだけでは無いので使い方って話でも無いかと。

 

ただ、こーゆーの使うと発注が楽な上に、現場入れても大工がちゃちゃっと組み立てるだけだから、正直作り手側とすると凄く楽・・。

 

いぇ 貼り物を全否定している訳ではありません。

ただ手間掛っても出来るだけ本物の素材を使おうかと思っています・・。

 

さて、頑張ってリカバーしよう。





東京大学 前真之准教授からの提言

 

有料記事なので引用は避けますがタイトルだけで伝わるかとw


「全館空調でZEH水準は大問題、G2以上の断熱が必要」【日経】

 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/na/18/00210/060100007/

 

ほんとコレ。

 

いつも言ってる事ですが ZEHレベル(断熱等級4~5)位の断熱性能での「全館空調」とか「吹き抜け」は避けるべき。

 

エネルギーロスはもちろん、快適からは遠くなる。

 

お金使って不快なんてツマンナイすよね。

 

断熱性能とパッシブデザイン、そして空調計画は同列同時に考えるべし。

断熱性能とパッシブデザイン、そして空調計画は同列同時に考えるべし。

 

大切な事なので2回言いましたよw


こちらお読みの方には耳タコ(目タコ?)でしょうけどw

 

2025年に建築基準法が改正されますよ。

 

簡単に言うと「4号特例の廃止」が目玉でしょうか。

 

4号特例とは

 

延べ面積500平方メートル以下・2階建て以下などの条件を満たす木造住宅は建築確認の際の構造審査を省略する事が出来ると言う あくまで特例です。

 

まぁその辺に普通に建ってる木造住宅の事ですね。

 

ただ特例と言っても「構造審査を省略」するだけで「構造の安定を確認しなくても良い」~と言う条例では無いのです。

 

なので

 

たまにクエスチョン満載の新築住宅を目にする事がありますが 建築基準法すらクリアしていない建物を建てても 誰もチェックしてないと言う 世にも奇妙な闇が存在する訳です。

 

最低でも

 

・壁量計算

・四分割法

N値計算

 

~はクリアしなきゃなのですが まぁパッと見 全く無理な建物が建てられていると(汗

 

そんな謎一杯の条例ですが

 

2025年以降 現行法で4号の条件に適合する木造2階建て以下・高さ13m以下・軒高9m以下・延床面積500平方メートル以下~の建築物は 2号または3号に区分され審査免除も無くなります

 

ただ実際 ちゃんとクリアしてたら 何の心配も問題も手間すら無いんすけどね。あはははは^^

 

って訳で 今年おうちを考えてみえる方

その辺曖昧にしちゃうと数年後に既存不適格になるかも知れませんよ(怖

 

ちなみに構造の安定は

 

・基準法

・品質確保法(耐震等級1~3)

・許容応力度(耐震等級1~3)

 

~の3種類で確認が可能です。

 

その辺はまた追々としまして

 

どの方法で確認していますか?なんて質問で作り手の意思が分かりそうです。

 

25年なんてすぐそこの未来ですよ^^






ツーバイシックス・バルーン壁

 

 

 

そこにHGW140mmを充填

 

 

その後 室内側にベパーバリア(防湿層)施工

 

 

 

見にくいのでアップ(でもまだ防湿シート施工途中)

 

 

 

丁寧に防湿施工を行った後 下地ボードを貼りますが ↓ こんな感じに貼っていくと楽なんだけど これはダメーw

 

 

 

開口部周りを優先して 鍵型にカットして貼っていきます

 

 

 

こんなヒト手間が 窓周りのクラック防止に繋がります。

 

手間と言えど こんな感じで施工する事で ボード間の継ぎ目が減り 下地パテ等の施工が減ります。

 

ボードのロス分は十分以上にカバーした上で クラックも予防できる訳で 手間が増えると言う事には繋がりません^^

 

逆に言ってこれが通常であり 小さなパズルを組み合わせた様な下地は 構造的にも宜しくない←と言う結論に至りますw

 

そんなこんなで石膏ボードの貼り方ひとつ取っても その工務店や大工の意識が見えるって訳ですw


なんだかんだ 現場楽しい^^


 

見えない安心    お 値段以上アイズ(笑







ベランダ(屋根付きバルコニー)って本当に必要ですか。

もちろん屋根がある事によって中間領域にも成り得ます。

 

ただ本当にそれ使うかの検討も必要ですよね。

 

ベランダありの家を建てて後悔。120万円かけて、使ったのは1度だけ

https://onl.bz/ZP4wZKJ 【エッセ オンライン】

 

こちら ↑ の体験談によりますと

 

・ベランダを追加するのに120万円掛かった

・住んで2年 使ったのは1度だけ

・それもキャンプのテント干しただけ

・花粉症なので外に布団や洗濯物を干さない

・それでも掃除はしなくてはイケない

 

これには書いてありませんがFRP防水の場合は10年ごとの防水層メンテナンスも発生します。

 

そんなこんなのバルコニー事情

本当に必要なのか考えた方が良いですね。

 

あと ベランダ作るにも 屋根の上にデッキで作るとか

 

 

 

絵で分かる木造住宅 飯塚豊著より(クリック可)

 

普通に屋根付きの木デッキベランダとか

 

 

 

深い軒が外部との中間領域に

 

 

 

ベランダの床は一階の日射遮蔽も兼ねます。

 

 

 

これ位のディテールで冬季は十分な日射取得が得られ
熱を入れたくない 6月から9月までは日射入りません。

 

あと 一階に柱を建てたくない場合なんかは

 

 

 

屋根梁から吊るなんて事もアリかと。

 

いづれも素材は木製であって

「雨が掛かり難い・水が切れる・乾燥しやすい」事が前提に成ります。

 

出来ればメンテ費用押さえたいもんですよね。

 

もちろん 必要に応じて作る事は否定しませんし

全力で応援しますよ^^

 

アディ押忍。




なんとなく書いたイメージパースにあるテレビ台。

 


もちろん大工さんによる造作固定です。

 

今回はその工程でもお伝えしましょう^^

まず側板を立てます。

 

 

 

側板と天板に下穴を開けて こんな木を

 

 

 

埋め込みます。その名も「ビスケット」

 

 

 

そして丁寧に緊結。

 

 

 

ビスで固定しビス頭を隠して完了。

 

 

 

完了見てみたい?

 

今週末 2月18・19日のおうちですよー。

http://www.housingeyes.com/variously/study2302/

 

画像的には こんな感じ。

 

 

 

建具も入れて コンパクトながらに可愛いでしょ^^

 

ん?奥の扉の下が開いてる?

お目が高いww

 

 

 

ルンバ君基地でしたー^^

 

ではまた今週末にお会いしましょう(あ、明日かw)





かわいいおうちが出来ました^^

 

 

 

今回 クライアント様のご厚意を頂き こちらの見学が可能です。

 

今週末 2月18・19日開催ですよ。

http://www.housingeyes.com/variously/study2302/

   

 

パッシブデザイン Ua0.23w

 

 

 

積雪2m!を乗せての耐震等級2

 

アイポイントでもある十字格子の箱窓は

 

 

 

夏にスダレを下げて頂いても暴れない様にって意味もあります。





今朝は珍しく朝から陽が差してて

気温マイナス3℃なのに、陽が当たってる所は霜が解けていました。

 

太陽は偉大。うんうん。

 

さて来週は最高気温が-5度なんて日があります。

ここの所の陽気からするとキツイですが

まぁいつもの冬なので諦めて、水道管のチェックしときましょ(笑

 

 

 

でも気温よりも気になるのは日射。

 

断熱等級6程度まで性能あると、気温が下がっても室温には大きく影響ありません。

 

単純に言うと、毎日氷点下なのに日射がある一週間と、気温は1~4度なのに日射が無い一週間では、後者の方が寒いと言う事に。

 

等級4くらい(以下を含め)だと、かなり気温に左右されるので、普通に前者の方が寒いですけどねw

 

やっぱ太陽は偉大。

 

そして「断熱は正義」

 

燃料費の高騰が止まりませんが、かしこく健康に省エネしましょ(^^

 

断熱等級6・7追加(22年10年)

https://housingeyes.bijual.com/Date/20220910/








コルビジェの提唱する「モデュロール」によると

部屋の天井高は183cmの人間が手を上げた高さ、2260mmが理想の高さとなります。

 

 

 

日本で一般的に使われる高さ2400mmと比べると、結構低い事に成りますが、上記を身長170cmで考えると、約2100mmが理想の高さになりますな。

よく天井高2200mm位のお部屋作りますが、あと10㎝低くても良いって事です。

 

そもそも2400mmの天井高さの根拠って何なんでしょう(笑

 

ちなみに↓2間間口(8畳の部屋)の天井高さを2400mmにするとこんな感じ。

 

 

 

それを黄金比で言う所の「1対1.618」の縦横比にすると、天井高さは2200mm

↓こんな感じ。

 

 

 

まぁ上と比べても そんなに変わらないすか(笑

 

でも確かに天井高さを下げると、落ち着いた空間になると言うか、そもそも家の中でくつろぐ時はキホン座ってたり寝てたりする訳で、そんなに高さは重要では無いすね。

 

あと気積が減る事で、仕上げ材が少なくなったり冷暖房効率も良くなったりと、良いことだらけ。

 

天井高さは高い所と低い所を組み合わせる事で、視覚にリズムが生れます。

 

画一的な2400mmと言う天井高さ、疑ってかかる事も「豊かな空間つくり」には近道になる事でしょう。

 

小さくても広く使える、外部と繋がる暮らし。そんな物語を御提案しますよ^^





カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
3
8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
Eye's@オカダ
性別:
非公開
自己紹介:
アイコン、くっ てしてますがw

【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。
ふぉろーみぃ
ブログ内検索
以前の環境共生計画
2009年8月~2020年4月までの一言
その前の環境共生計画
2007年~2009年の一言