ここでも良く出るワード、お馴染み「水平構面」
対して縦方向の構造面は「壁構面」「垂直構面」となります。
良く目にする「耐力壁」と言うのが垂直構面なのですが
本日は どれだけ壁強くしても意味が無いと言うお話ざんす。
へ?耐力壁があっても意味が無い?
正しくは 耐力壁だけでは存在が生かされないのです。
例えば こんな箱
この縦方向4面が耐力壁だとイメージして下さい。
その角に力を加えると
たかが「紙」なのに 変形しない事イメージ出来ますよね。
押した力と同じ力で押し返してくるからです。
これが「6面体」の力。
では 蓋を開けてみましょう。
さっきと同じ力で押してあげると 簡単に変形します。
でも内蓋を内側に曲げるだけで さっきより多少変形が小さくなります。
ただ内蓋は固定されていないので あくまで多少です。
お分かりですね。
この蓋の役目が水平構面なんです(ドヤ
壁量を生かすには 正しく緊結された蓋(水平構面)が必要。
ただ
建築基準法相当の「壁量計算」には この水平構面の検討が無いのですよ。
・・おかしな話でしょ。
どれだけ強い壁が一杯あっても蓋が無ければ効きません。
でも その検討方法が無いのが基準法相当なんです。
その辺はまたの機会にでも(笑
なので
構造や断熱は「正しい数字」と「根拠」
そして「施工精度」が大切だと言えます。
「正しい知識」と読み替えても良いかもです。
なので
「この建物は基準法の1.5倍の壁量があるので耐震等級3です」なんて
おつむ大丈夫?的な与太話は存在しない訳ですww
そんなこんなで 水平構面のお話でした。
空箱見つけたら コレ思い出して検証してみてくださいませ^^
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。