こちら制振装置メーカーEvoltzの早川さんのポスト
構造建築士さんでもあります。
良いケーススタディかと思い転載しましょう。
実際ありがちな平面だけど、2階乗せる前に
基礎区画が無理矢理過ぎで鉄筋とコンクリート増し増しに
(ベタ基礎だと特に)
ただ残念ながら基準法の壁量検討だけだとノーチェック…
経済的で強靭な基礎を考えると いくつかのルールが存在し
その一つが二次梁三次梁など 力技な計画をしないとか
区画は4P以内として 区画の四隅には柱を立てる等々の
平面計画が求められます。
で このケーススタディ。
なんかモヤモヤするプランですが
色々と線が通ってない事が確認できるかと思います。
これ力技で基礎造ると 金額が大きくなるばかりで無く
二階の不陸や漏水 最悪建物の傾きにまで発展する事も(恐
なので こちら無理やり成立させようとすると
こんな感じに柱(赤)が必要になるかなと。
その上で区画割を行いますが
赤線で書いた区画 たぶん接地圧が大きくなりすぎるかと。
地盤改良等々が必要になるかも分かりません。
(もちろん建物の荷重バランスも悪くなります)
そう 経済的云々の前に成り立たない平面とも言えそうで。
簡単に是正するとしたら 柱一本だけ建てて
ダイニングを少し減築する事かな。
これでかなりマシになります。
そもそも論で言うと 成り立たない構造を
無理やり成り立たせるのが構造計算では無く
成り立つ構造の安全を数字で担保するのが構造計算の役目。
そんな目で平面図見るのもオツなモノです(変態かっ)
荷重のことで 車で例えれば「ぬかるんだ」地面を走る時
4輪の車より 細いタイヤ2個のバイクの方が走り憎いでしょ。
車よりバイクの方が軽いハズなのに 接地面積が小さいと
荷重が集中するからですね。
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