美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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改めまして謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

先ずは2024年1月1日に発生しました令和6年能登半島地震により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一刻も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

 

今回の地震はこちらでも結構な揺れを感じましたので、自分事に捉えてみえる方も多い事でしょう。

 

明日からは何度かに渡って地震について書いてみたいと思います。

 

そこで今回は体感震度と積雪について。

 

まず飛騨地方には「震度5弱」との報道が多数でしたので、皆様も「あれが震度5弱かぁ」と恐怖を刻まれたと感じます。

 

ただ、あの時「震度5弱」だったのは高山市内だと「上宝町本郷」の辺りで、旧市街地は「震度4」だったのです。

 

 

 

ちなみに私は国府町に居たので、やはり「震度4」でした。

あの揺れで震度4だったのか・・(汗

 

実は飛騨市でも「震度5弱」は「河合町元田」だけで、古川や神岡なんかも「震度4」だった様です。

 

 

 

地震の大きさとしては、マグニチュードにもよりますが震度4と5弱の差

「32倍~1000倍」の違いがあります・・。

 

最大1000倍ですよ・・震度4を体感した方、あれの1000倍だと想像してみて下さい。

 

さて、勘の良い方はもうお気づきでしょう。

 

今回のお正月は雪積もって無かったですよね。

 

こちら数年前の正月に撮ったうちの庭。

 

 

 

こんな風景って普通ですよね。

 

これ位積もっている所に5弱が襲ったら、間違いなく奥の板倉(力貫の伝統在来)は一階部分が崩れる事でしょう。


私が居た母屋だって他人事ではありません。

 

今回「震度5弱」だった河合町は上宝町は、本土でも有数の豪雪地帯。

そんな場所でも今年は積雪が無かった事が、家屋被害が少なかった要因だと考えます。

 

もちろん、ひとつの判断材料でもある1981年基準の「新耐震基準」をクリアしていれば・・と言う甘い見方も出来ますが・・

 

そもそも新耐震と言いつつ42年前の基準で、基準的には壁の配置バランス・柱頭柱脚の検討無し、土壁の重量どころか積雪の重量考慮もありません。

 

もっと言うと4号建物で壁量計算すらしていないと言う現実も鑑み、今回飛騨地域を襲った地震は「不幸中の幸い」としか言えない様な状況です。

 

そんな博打みたいな生活に掛けるより、出来れば少しでも安心材料は増やしておく事に異論は無いと思います。

 

もちろんすぐに耐震補強なんて難しい事は当たり前です。

 

余震もかなり減ってきて少しだけ安心枠が増えてきた感がありますが、今後また大きな余震が来るようでしたら

 

まず1階より2階で就寝する(耐震が低い家は一階から崩れます)

下屋があるなら1階は下屋の下で就寝する(2階分の重さが無い)

 

上記2点を実行するだけで、命の危険は劇的に減ります。

 

少し重い話になりましたが「減らせるリスクは減らしましょう」と言うお話でした。

 

しかし・・あれで震度4ですよ(涙

 

そそ

 

これから家を建てる方は、まず「柱の直化率・壁量のバランス・軽く造る」の辺りは確実に頭に置いた方が良いですね。それはコストパフォーマンスにも繋がりますよ。

 

無理な架構は、無駄な予算と不利な耐震に繋がります。

 

しかし・・あれで震度4(まだ言ってるw)




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