最近「小さなおうち」に共感して頂ける方が増えた気がします。
同じ断熱性能なら外皮が「小さい」方がエネルギーを使わなくて済みますし、お掃除だって楽ちん、固定資産税だって(笑
そんなこんなの小さなおうちですが
小さくても視線を飛ばしたり お庭を取り込んだり
居心地の良い居場所を増やす事で 広く暮して頂けるでしょう。
単純に言えば大きな寒い家で 8帖のリビングだけ暖房入れて
コタツに入ってるおうちと 小さくても断熱性能バッチリで
フルオープンなおうちだったら 後者の方が広く暮せますよね。
ただ ある程度は「広さ」も必要です。
例えば「主寝室」6帖もあれば良いよってお話を頂く事ありますが
6帖と言えば 壁芯々寸法が3640×2730mm=9.93㎡。
短手寸法が2730mmでも 部屋の内々寸法は2585mm(4寸柱の場合)になります。
そこにベッドを置くと・・
↑こんな感じのベッドでも奥行2100mm程度ありますので
上図のベッドと壁の隙間は485mm・・かけ布団がベッドを覆うと
・・・もっと少ない隙間になります。
きっと 暮らしにくいですよね。
逆に子供室なら こんなに大きな空間は要りません。
場合によっては仕切りすら不要かとも思ったり。
って訳で「小さなおうち」作るには ある程度テクニックが必要です。
「小さなおうちで大きく広く暮らす」
如何ですか。大は小を兼ねませんよ(笑
宇多田ヒカルがAutomatic歌う所
知らんけど。
ただ、天井高さ1400mmって落ち着いていて結構好き。
現場行く途中に見つけた板倉
無塗装放りっぱなしで50年位かな
経年が凄く良い感じ
こちら反対側の東面
うん こっちも良い
二階部分の壁だけ20年とか前に何かした感じ。
でも 本物の木だから出来るこの耐久性と渋さ。
君にもこの良さが分かる様になったら
バーボン教えてあげよう(なんのこっちゃw)
飛騨産・桧の芯持ち材2寸角(60mm)の垂木
垂木は普段もっと大きいの(140~235mm)使うので、とっても久しぶりに見た気がするw
このサイズで芯持ちだと間伐だと思うけど、芯材取った残りはチップにするのだろうか。
何にしても木材は捨てる所が無い。
正しく使えば実にサスティナブルなマテリアルだ。
買い物途中の風景
角の家なのに道に沿って大きく屋根が出ています。
低くて深い軒がカッコイイですね。
これ 何のためかと言いますと
コンクリートの側溝なんて無かった頃
そう、石や素掘りで側溝代わりの小川を流していた頃の名残
屋根の雨が道路や敷地に跳ねない為の深い軒なんですね。
アスファルトなんて無かった頃「軒下」は丁度良い雨除けのスペースに。
こちらは2階の屋根が出ています。
建築基準法以前の高山では極々普通の風景でした。
そうです。建築基準法が壊した街並みなんですね。
低くて深い軒 そんな意味もあったんですよ^^
良い悪いって話では無いですが、便利や資産の明確化と言う近代化が失ったモノって結構多い気がしてます。
夏を健康的に涼しく過ごすには
「通風」では無く「断熱」と「日射遮蔽」が必要です。
耳触りの良い「通風」で 涼しく過ごせるのは
外気温が適温な時期だけ。
湿度ムシムシな体温並み温度な風が流れても
気持ち良いとは感じないでしょう。
健康で快適に暮らす為にも必要なのが
断熱技術と日射遮蔽と言うデザイン力です。
「丁寧な空間計画と小さなエアコンで健康に暮らす」
自然大好き系のビルダーさんを敵に回しますがw
とっても大きな事実です(^^
アディ押忍
白い芝桜がキレイ^^
もちろん白い家と白いフェンスと青い空も めいっぱいビューリホー。
アディ押忍
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。