小堀遠州は戦国時代から江戸時代の武将で
伏見奉行を務めると共に
作事奉行・大名茶人として活躍した人物。
大政奉還の場所として有名な二条城や
現在は皇居となっている江戸城など
小堀遠州の作と言われる建築やお庭は時を超え今も現存している。
遠州は近江一万石の大名ながら
遠州流の茶人としても有名な人物なのに
どうやって建物や庭を作ったのか
なぜ名を残すことが出来たのか
それは至って簡単なお話。
遠州は棟梁の持ってきた絵図面を見て
気に入らなければ 首を横に振るだけで良い訳で
それを受けて 棟梁が絵図面を書き直してくる。
そう 何枚でも。
いわゆる過度な「忖度」によって その都度
遠州の思いも具体化され 設計図が出来上がって来るのである。
つまり図面(設計)を書くのは棟梁だけれど
設計を行ったのは遠州と言う事になる。
ただ これには条件があり幕命の際
1. 建築費に関して文句は言わない
2. 工期は問わない
3. 注文は付けない
~と言う3つの条件を呑んだとの事。
今時 この3つを呑む施主は居ないだろうけど(笑
自由設計とは これくらい手間とエゴが絡むものなのだろう。
なんて事を写真整理してたら出てきた 二条城を見ながら思ってみた。
そう言えば以前アメリカでお世話になった設計事務所のボスは
年に3棟くらい住宅請けといて 冬季の3ヶ月くらいは
カリブ海にバカンス行ってたなぁ・・そゆ事よねw
アディ押忍
窓の目隠しとして ロールスクリーンを窓枠の中に納めると
壁に凹凸が少なくインテリアはスッキリします。
ただ その場合
枠との間(赤丸)に どうしても隙間が出ます
寝室等 遮光に拘られる方には考えどころ。
で 窓枠では無く壁に設けた例がこちら
つか うるさい部屋すねwww
先日泊まったビジネスホテルなんですけど
廊下もこんな感じww
ああああ うるさいっ(爆
外人にはウケる様で案の定 満室ほぼ外人さんw
なぜ 玄関にワッショイ(もう良い)
話は戻って お部屋のロールスクリーン
実は窓サイズこんだけw
上の画像見ると 向かって左に少し光が見えますが
窓より大きく壁に下すと 漏れ光は最小限に出来ます。
ロールスクリーンをアクセントにするのも手ですね。
スクリーンの設置位置考でした。
アディ押忍。
ガルバリウム鋼板とは「亜鉛合金めっき鋼板」で
溶融アルミニウム55%以上の合金の事。
(アルミニウム55%+亜鉛43.4%+珪素1.6%の合金)
亜鉛鋼鈑に比べサビにくく 耐久性に優れるとされます。
実際特にメンテしなくても30~40年は優に使えます。
そんなガルバリウム鋼板も ぶつければ凹みます(当たり前)
それでも一枚づつの交換が可能。
リブ(凸凹模様)はいくつか種類ありますが
こんな感じで折ってある鋼板を張る訳です。
で 交換完了
おわかりですか
こちら築6年程度ですが これくらい色が変わっています。
素材は耐久性ありますが 塗装はこんな感じで去れてきます。
原色に近かったり濃い色の方が 退色分かりやすいかと。
窯業サイディングみたいにメンテしないと
漏水の元になったり そこから劣化していく様な事は少ないですが
この辺をどう感じるかは貴方次第w
アディ押忍。
フランクロイド・ロイド・ライト~アントニン・レーモンドからの流れ
自然との一体感、ヒューマンスケール、シンプルを旨とするデザイン等
前川國男~吉村順三ラインに息づく思想は 現在も受け継がれている。
って訳で ディテール集引っ張り出して再確認。
横への繋がりが フランクロイド・ロイド・ライトを感じさせます。
そう言えば 吉村先生は南を上にして図面書くのよね。
「建築図面=北が上」なんだけど アプローチを下に書いたりした方が
イメージし易かったり 南を上にした方が外への広がりが感じやすい。
よく南上で書くけど 諸先生方には怒られたり(笑
ささ 仕事しましょ^^
著名な建築家 隈研吾さんデザインの建物には
若輩者が大変失礼ながら いつも異論を呈しているけど(汗
こちら 氏のデザインによる美術館。
見に行ったことは無いけど 深い軒に影が綺麗に映りそう。
ただ こんなNEWSが
隈研吾氏設計の美術館が劣化でボロボロに…
https://www.fnn.jp/articles/gallery/754078
つか上の画像屋根は杉材を並べただけ・・とか。
そりゃこーなるよ。
前は綺麗だったがなんて たぶん新築からほんの5年。
10年も経たないうちに腐敗は始まっていたかと。
なるべくしてなった自然現象。
鋼製横架材の上に並べてあるって事で
10年単位での更新を考えていたのかもしれないけど
それを周知してないと やっぱり単なるお荷物になっちゃう。
私たちの身近な例だとウッドデッキなんかもそう。
屋根無いとすぐ痛んぢゃうから。
痛むことを前提に ちょいちょい治せる様小さく作るのも手だけれど。
木は水と空気が無ければ腐りません。
菌も乾燥した場所では繁殖できません。
外壁や外構で木材は良く使うけど(安いし更新も安価だし)
まずは水に浸さない事。
水に触っても すぐ水が切れる様にする。
乾燥を促進できるようデザインする。
直接 雨が当たるような平坦部は板金処理等々・・
デザインに出来る事は無数にあります。
それでもやはり適材適所。
ちょっと残念なNEWSですが
これは「なるべくしてなった自然現象」ですから。
ただ こんなんも最初にメンテ計画出していれば
採用不採用の判断材料になるし メンテ費用の捻出も計画出来ただろうに。
と そんな事を思ったNEWSでした。
アディ押忍。
こちら最近の流行とは逆行してwタンクありトイレ。
特に何てこと無い風景ですが・・窓無いすね。
例えばこんな空間に0.6×1.1mの窓があったとしましょうか。
その窓が西側に付いていたとして(仮にトリプル遮蔽ガラスとして)
その窓から100W白熱電球×3個分(約0.3Kw)の熱が入ってきます。
平成生まれまでの方なら 白熱灯60W位触った事ありますよね。
60wでも熱くて火傷するくらいですよね。
それが100W×3個まるまる熱源として入ってくる訳です。
1畳くらいの広さには十分すぎるくらいの暖房能力。
更に夏だったりしたら・・入りたくねえ(笑
更にその窓がアルミのシングルガラスだったら・・もぉ良いw
って訳で窓無しにする事多いですが(掃除も面倒だし)
なんとなく明りってか 誰か入ってるかくらい判ると良いすよね。
で
室内側にガラス開口を。
これで電気ついてれば誰か入ってるのは確認できますし
トイレ内部も真っ暗って事は無くなります。
「室内側に開口」使える手かと。
そして タンクレストイレのお話。
まずタンクレスだと停電時に水が流れないのは普通だとして
(タンクあっても水溜まるのは1回だけですがw)
タンクレストイレはキホン温水洗浄便座が標準装備で
便座と便器は一体型になっています。
なので温水洗浄便座が故障した場合は
メーカー修理となるのが一般的。
費用的にはトイレ本体ごと修理・交換するのと
変わらない価格になる場合もあるので そこは思案どころ。
と言うわけで タンクレストイレや電動排水トイレは
1台だけの設置をお勧めしています(家に2か所トイレがある場合)
トイレが一ヵ所だけの場合は
上記のようなデメリットも考察してお好きな方を選んで頂きます。
トイレだけでも いろいろ考える事あるでしょ(笑
そんなこんなのトイレ考でした^^
アディ押忍
一部に大きな被害をもたらせた台風「さんさん」も
なんとか消滅した様ですね。
さて そんな水害。
水害が発生すると一面が泥に覆われます。
水が引くと労力をかけて泥を上げ元通りにするわけですが
実際 その作業は経済力の賜物だと思わざるを得ない訳で。
雨によって山から土砂が下流に運ばれて
河口に堆積していくのは自然の摂理です。
その河口のデルタ地帯に人類は都市を作ってきました。
どの文化もそう。
古代の遺跡がみな埋もれているのは
水害によって埋もれた町の上に新しい町を再建したからです。
現代では埋もれた上に再建することはせずに
元通りに浚って再建しています。
現在のやり方は現在の経済力あっての話。
米国然り 地下室と言う観念が発達したのは
温暖な自然現象だけでなく その経済力と言う
壮大なバックボーンがあったからでしょう。
ちなみに東南アジアの大都市では地下駐車を見る事は稀。
大きなビルでも2階~4階が駐車場と
地下を作るのがコスト高ということもありますが
車が水没することによる被害が大きいからです。
その発想は水害を克服するというより
水害と上手く付き合っていくという哲学を感じます。
そんな事を思いながら飛騨を見てみると
少なくなったとは言え 毎年雪は積もります。
そして氷点下二桁と言う低温も 絵空事ではありません。
災害と言うと「大雨」や「地震」を想像しますが
低温や積雪など 雪国では当たり前の自然現象も
車で1時間も走れば 天災並みの現象ともいえます(笑
ただ冬季における災害級の自然現象も
こと「家」に関しては確実に克服できています。
高断熱住宅なんて言葉は安っぽくなりましたが
まだまだレベル差が大きいのも確か。
克服できるリスクは克服する。
残してあげられる安心は残してあげる。
良い時代に生まれたと感謝すべきなのでしょう。
アディ押忍。
なんとなく安心感のある「〇年保証」
ただ 地盤保障とかそうなんだけど
正味よほどの無理が無ければ事故は起きない。
一定数の事故率を想定すれば
後は契約パイを増やすだけ。
目を瞑って保障つけても成り立つ商売だと
言い切るのは言葉が悪すぎるけれども。
でも住宅なんかで「〇年保証」とかって良く目にしますよね。
本日は本当にあった〇〇な話。
築20年 これまでメーカーの有償保証をつけていたのだけど
今回10年の保証延長に500万円越えの見積りが来たそうで。
このメンテナンス工事をを弊社で行って頂ければ
10年延長で無償保証つけます!って話です。
いゃ無償ぢゃ無いやんww
実は10年前にも200万円近い金額払って
10年保証を付けてたとの事。
「20年で700万円使わないと家って維持できないの?」とご相談。
これ最初に書いた地盤保障とは違った構図で
単なるリスク無い保証ビジネス・・もうかりまんなぁ(汗
賃貸アパート建設の「家賃保証」なんかもテキメンですが
少しビジネススタイルを想像する事も必要かと思います。
世知辛いですけどね・・自己防衛ですよ^^
GW明けから一件リモデル
弊社物件では無いですが 築20年で使った事無い空間らしく(汗
ただFRP防水のトップコートは剥がれ
インナーバルコニーとは言え 外気に接しているので
防水そのものも心配で・・との事。
はい。バルコニーなんかに多用されるFRP防水の
耐用年数は約10年、トップコートは5年程度がメンテ時期になります。
使わない空間なのにメンテ費用が掛かる・・
なかなかに悲しい出費ですよね。
って訳で 窓交換の補助金使って
バルコニーを室内にする事にされました。
そんな事もあり バルコニーの採用には熟慮をお願いしますが
やはり欲しいと言う時には屋根を掛ける事を最重要視して
こんな感じの木製バルコニーを御提案します。
無理矢理ですが↑床はスノコになってます。
こっちの方が分かりやすいかな^^
このスタイルで 築年数20年越えの家もチラホラ出てきましたが
未だ一件もメンテに入った事ありません。
安心案件でしょ^^
そんなこんなで「それ本当に必要?」って疑問は
大切かなって思ってます。
そーいゃ
あったかい家にすると 分厚い掛け布団要らないから
「押入」不必要だったですねぇって言われた事ありますわw
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。