ようやく上位の断熱等級が示されて、可視化できる断熱性能UA値が市民権を持ってきましたが
そこばかりに囚われると・・
細かい数字が大好きな私が(と思われがち)言うのもアレですがw
本来はどのような暮らしを実現したいかが先であり目的、温熱性能や暖冷房設備はそれを実現させるための道具とも言えます。
最近だとローコスト系にも「窓は熱損失」と言う概念が広がっているらしく「窓を無くす・小さくする」事が正道化しているみたいで、それはそれで確かに窓は熱損失の塊なんだけれども。
開口は必要な所に必要な広さ、風を通すならその経路的な思考が必要。
性能値ばかりに囚われて「心地よさ」に目をつぶるのは本末転倒。
必要な大開口つけてもUa=0.3位簡単に切れる訳で。
丁寧なパッシブデザインと意味のある開口。
「その窓の目的」を考える事で、昼間でも照明つけないと暮らせない様な、カッコイーデザインハウスの意義は無くなるのかと。
その窓は何のために?そんな思考は居心地よさを作る第一歩だと思いますよ。
だって分かんないんだもーんって?
そのためにアイズがあるんですよw
アディ押忍
本日の新聞切り抜き
環境基準を超えるフッ素が検出された地下水。
今回の再調査で「問題無い」との事。
まぁ環境基準は厳しいので 特に心配する必要は無いですが^^
地下水や湧き水・ミネラルウォーターが安全か危険かの二択だったら
「水道水と比べたら危険」と言えるでしょう。
ミネラルウォーターに求められる基準は
一般雑菌や鉛・カドミウム・ヒ素など18項目。
それに対し水道水のチェック項目は50項目。
ちなみにその測定基準も違って 例えばヒ素など
水道水より5倍以上緩い基準値が低い項目もある訳で。
日本の水道水は世界に誇るべき「安全な飲料」である。
って訳で 17年前に書いてたブログを転載。
https://housingeyes.hida-ch.com/e22114.html
~~~2007年09月14日~~~~~~~~~~
税関当局がまとめた調査によると
全国のミネラルウオーターの輸入数量が
昨年1年間で 約55万キロリットルと過去最高に上ったらしい。
今年上半期も輸入は前年同期を上回る勢いとか。
ミネラルウオーターの輸入は 小幅な増減を繰り返しながらも増加傾向にあり
横浜税関がまとめた2006年の全国の輸入数量は約55万K㍑(前年比35%増)。
輸入金額も約371億円(同41%増)と いずれも過去最高を記録している。
【日経】
さて ミネラルウォーター 何故そんなに売れるのか?
かっこいーから?それとも安全だから?
中東から送られてくるガソリンより 高価なボトル水片手に
ガソリンが何円上がってとか文句言ってるヒト居ない?(笑
もし安全だと思って買っているなら それは間違い。
例えば ミネラルウォーターは 食品衛生法って法律で
清涼飲料水と言うカテゴリーで製造基準が定められています。
その規制としてチェック項目は 一般雑菌や鉛・カドミウム・ヒ素など18項目。
よく引き合いに出される 水道水との比較すると一目瞭然。
もちろん水道水は 食品では無いから食品衛生法では無く
もっと細かい水道法の中で更に『水質基準に関する省令』
という法律で定められている。
その項目は 一般雑菌や鉛・カドミウムなど
ミネラルウォータと同じ項目はもちろん 更に
総トリハロメタンやベンゼン・ホルムアルデヒド等
ミネラルウォータの3倍以上である 50項目が検査対象。
そして その検査基準も 同じ項目のヒ素や鉛なんかを比べると
ミネラルウォーターは水道水の5倍以上緩いのだ。
水道水規制:0.01mg/L以下(ヒ素・鉛)
ミネラルウォーター規制:0.05mg/L以下(ヒ素・鉛)
そもそも ミネラルウォーターは 特段ミネラルが豊富と言う訳でも無く
むしろ規制は水道水よりも甘いのは確か。
健康の為 安全の為に飲むと言うことは 実は滑稽な事だったり。
簡単に言うと 水道水基準の根拠とは 水道水を毎日2L飲んでも
健康を害さないと言う前提が基準。
ミネラルウォータの方が4~5倍基準が緩いのだから
逆説的に言えば 1日に500mLのボトル一本までは
安全に飲めるって事だろう。それ超えるとアウト。
また 現時点ではミネラルウォーターには硬度の基準は無い。
ヒ素など 有害な元素の含有量は 実は硬度と比例関係にあって
硬度の高いミネラルウォータなどは危険性は高いと考えて正解。
最近よくCM見る「ビッテル」なんて 硬度650とかって数字だから
硬度50前後の水道水と比べたら10倍以上危険と言えそう。
そもそも 650もあれば水道水としては不合格ですが(笑
もひとつ危険因子を挙げるとすれば それは雑菌。
ミネラルウォーターに限らず 塩素を取ってしまうような
浄水器を通した水を長時間保存していると これ結構危険。
ミネラルウォータボトルも 飲みかけを長時間保存すると危ない。
特に口を付けて 直接飲む事が前提のミネラルウォータは
できるだけ 短時間のうちに全部飲むことが求められる。
水筒のお茶も 出来るだけコップで飲むように。
て言うか口をつけたら なるべく早く飲みきる事。
特にお子様。はい。
ちょっと話はズレルけど
山の湧き水が美味いのは ヒトが感じる雑物が多いから。
悪くは無いけど 後生大事に山から水汲んで来てるヒト居ませんか?
間違っても『この水は 何週間経っても腐らない』
なんて理由で 大切にしないで下さいね。
もちろん山水に基準なんて 有り様がありません(笑
基準値以上に ヒ素含んでいるだけで水は腐りません。
ヒ素は 天然由来の物質ですから 量の違いはあっても
普通に山水(湧き水)には含まれているでしょう。
とりあえず ヒ素なんかは人体必要物質だから多少多めに摂っても
問題ないって事かもしれませんが(^-^;
『腐らない水』 考えただけで 何かトラップありそうですよね(笑
海洋深層水に至っては ボトル売りする意味すら無いし(^-^;
安全ってキーワードで考えると ボトル水より水道水の方が安全。
ただ 水道水は安全とは言え どうしても臭いとか不味いとかって
観念があります。これはどーしよーも無い。
個人的には 普通に水道水飲みますが。はは。
また 以前の悪法で3階建て以上の建物には貯水槽が必要で
そこに貯まった水は 正直どーかなって感じだけど。
※いちお高山市にも飛騨市にも検査基準はあります。
もちろん ミネラルウォーターを否定してる訳ではありません。
そんなこんなで水道水はちょっと・・なんて方は
健康の為で無く『美味しさ』の為
安全では無く『少々の贅沢を』楽しむ為って思って
ミネラルウォータをチョイスして頂ければ良いかなって。
あ もひとつ はるばる地球の裏から運ばれてくるんだから
ちょっとだけ環境負荷も高いって思って正解(笑
ミネラルウォーターボトルは タバコなんかと同じ
趣向品だと思えば きっと間違い無いって感じかな。
しっかし ガソリンは1円上がったって大騒ぎだけど
もっと高いミネラルウォーターは疑問視されないのね(^-^;
ワタシ大好きで尊敬してる建築家のひとりでもある
堀部安嗣建築設計事務所の堀部安嗣さん。
手がけられた商業施設はだいたい回ってたりしてるけど^^
香川県さぬき市が同市の国立公園「大串自然公園」内に
同氏が設計されていた「時の納屋」が今年6月にオープンしています。
堀部さん曰く
「国立公園としてふさわしい豊かな環境をつくりだすには
建築だけ建て替えても意味はない。
つまりランドスケープや造園こそが主役になるべき」
との事で これまた大好きな造園家であり
ランドスケープデザイナーの田瀬理夫さんが外構を担当。
2年ほど教えを受けた事がありますが 師の考え方は明確で
良いデザインとは日常性・社会性・地域性の3つが
同時に備わっていることが重要だと教わりました。
特に地域性を欠かしたデザインは一利なしとw
そんな「時の納屋」のビフォーアフター画像があったのでご紹介。
まずは公園内の一画ビフォー
これが こう!
こんな一画が
こう!
どうですか
新しいのに ずっと以前からあった様な風景^^
この建物は休憩や飲食が出来る施設になっています。
うどん食いに行くついでに まったりしに行こう^^
こんな感じで 飛騨と言う立地に根付いた風景を作りたい。
なんてことを本気で思ったりするのです。
四国行き予定しないとなw
2024年4月3日 台湾の地震、心配ですね。
ただ丁度、台湾から造作用の木材が届いたので「X」をエゴサしてみましたら、10年以上前にソコソコ市場をディスってましたww
当時だと急に輸入建材を魔女化し出した頃で、なんか唐突過ぎだしバック見えてて冷めるなぁってイメージでしたがw
今に至っては輸入建材は「高すぎて買えない」と言う時流なので、結局市場が全てを網羅するって事なのかなと。
とりま本日はそんな話では無く
以前も書いたことありますが、「台湾ヒノキ」って香りが強いので、造作材とは言え御施主様にアレルゲンの有無を確認してもらいます。
ヒノキアレルギーって結構リスクでかいし確実に存在するから「自然は万能」なんて平和な都市伝説は捨てて、採用の際はその辺疑ってかかる事が先決。
・自然万能
・農薬極悪
・集成材は木では無い
・断熱はシロアリを呼ぶ
・伝統工法は地震に強い
ヨクワカラナイ定説は疑ってかかって正解かと^^
アディ押忍
こちら国総研の資料より
モルタル外壁直張り構法の劣化事例(クリック可)
通気層が無いモルタル壁は危険と言う事例。
ちなみに新築の9割に採用されている窯業サイディング外壁は、2001年より通気工法を標準化しているので、事故は減っていると思いますが(減っている?)
通気層は連続していないと意味ありません。
基礎~外壁~窓周り~下屋~外壁~屋根~棟まで「滞りなく」と言うのが基本です。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20230901/
ブログ内検索に「通気」って入れて貰えば結構ヒットしますけどw
通気層は字のごとく通気を目的としていますが、万が一の漏水対策でもある訳で「滞りなく」水が落ちたり蒸発したりする事で、躯体へのインパクトを無くす事が出来ます。
透湿防水シート、ちゃんと貼ってますか(謎笑
転ばぬ先の杖。
性能は数字と現場精度で担保しましょう。
ニュージーランドの研究によると、子供の肺の病気には寝室の温度が深くかかわっており、室温12度以下で寝ている子供は、18度で寝ている子供よりも10倍の危険性を秘めているそうです。
肺の病気とは気管疾患・気管支喘息なども含みますが、じっさいWHO(世界保健機関)は子供は20度以上の部屋で寝ることを推奨しています。
断熱化を考えた時、リビングや水回りなどを思い浮かべますが、お子様やお年を召した方へのインパクトを考えると「寝室の温度」も視野に入れなければイケませんね。
その為には、まず「窓」の強化が先手ですが、今年度も「窓リノベ補助金」が復活していますよ。
上図に補助金を活用しましょう。
本日は営業っぽいですが(笑)お気軽ににお問合せ下さい^^
築浅おうちの洗面室照明スイッチ
カビかな・・
こちら内壁かと思いますが 基礎下からの気流が原因かと。
ユニットバス側だったら 良く冷えるお風呂の出来上がり・・。
←の検索バーに【気流】って入れて検索してみて下さい。
いっぱい出ます(笑
携帯でご覧の方は 右上の三本ラインをタップすると
検索バー出てきますよ^^
温熱環境の悪化だけで無く健康被害にもなり得ますから
ちゃんと気を付けましょうね。
北側にソファ置いて 屋根付きの「外リビング」
北側だから日射取得とか全く考えないけど
北に開くと こっち向いてる景色は全部「南向き」なの。
パッシブデザインを考えると ちょっと想定外かも知れないけれど
視線だけで無く 風の通り道も作りやすい訳で。
敷地の読み込み~どっちに抜くかも結構大切^^
Facebookやってると
よく数年前の今日はこんな事してました!
的なお知らせが来るんだけど。
12年前の昨日 ポストしてたのがこちら。
相変わらずブレてねーなオレ(笑
~~~~~~~
最近うちの店エコです!的にドヤ顔でプラ箸増えたけど
これリユース思想は悪く無いとして
洗浄の環境負荷&コストも含め日本の山事情を思えば
「国産木を使った割箸」の方が環境負荷とか小さくなるんだけど。
ホント間違った「割り箸魔女化」啓蒙。
環境的に悪いのは亜熱帯の違法伐採材を使った
【極端に安い割り箸】であり一括りに論じるべきでは無いんだけどね。
ラーメンだって蕎麦だって五感で考えれば割り箸でしょ。
口にしたとき農薬バリバリで辛い様な 某国産の安い割り箸なら
プラ箸の方が100万倍ましで安全だけど
個人的に10円プラスなら国産間伐材割り箸選ぶわね。
~~~~だそうでw~~~
最近SDGsの薄っぺらさが見えてきたけどw
これぞまさにSDGsなのよねぇ。
そうそう こちら先日入ったラーメン屋さん
割り箸だったよ。
美味しかったす。
ちなみに昔無料だった 安価なビニールレジ袋より
金払って買う厚めのレジ袋とか 紙袋の方が環境負荷高いんだよ。
おかしな啓蒙だよねw
考えた事あるか進次郎。
断熱効果高いはずが「夏は非常に暑い」
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20230929k0000m040360000c.html
断熱性能が高いのに暑い?
たぶん方角だろうなぁとグーグルアースで見てみると・・
ほぼ西向きぢゃん(汗
あとデザイン・・A棟見てみると ズルむけぢゃん。
西日は高度低いから庇では遮蔽出来ないんだけど
こんな大型の窓が西側にあったら余計だよ。
Bの方角(西)からも見てみませう。
暑そうだな・・
つか 断熱効果が高いって?性能見て見たら
Low-Eガラス使ってあるのは良いとして
壁は内側から発泡ウレタン40mmの吹付
あー こりゃコンクリートの蓄熱の方が強いわ。
すなわち コンクリートの放熱で夜中まで暑いと。
記事には施工不良ってあったけど この通りに施工してあっても夏は暑いよ。
こーゆー場合は 門部屋とか最上階は特にダメで
中間層の真ん中へんの区画が外皮小さくて有利なんだけど・・
いゃ 全部西向きやん(-_-;
この中で住んでも良い区画は ギリギリ「J1」くらい・・
にしても角部屋なので 外気の影響は大きく受けるんだけど。
つか 太陽光システムでエコとか言いつつ
ちょっとやん・・
まぁ共用部の一部に使用って書いてあるし(笑
つか 太陽光つけて低炭素の計算やりやすくしたんだろうなと推測。
最近だと
「窓小さくしてUa値を見た目良くする」的な考えと同義かと。
(Ua値は良いけど、実際の光熱費は増える事多い)
これ 建てた方位(開いた方位)が悪すぎるので
建築的にどーこーするとしたらまず西側の開口に
可動式の日射遮蔽装置(スクリーン等)を付ける事
くらいしか無いかと。
そんなこんなで 建物性能の前に
方位の考え方、窓の配置でも住み心地は変わるって話でした。
パッシブな考え方 大切ですよ。
ここだけの話
太陽とか風からは請求書届かないですから^^
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。