建て方風景 2階の梁伏せの図
2階梁の施工途中なんだけど、横架材の向こうに空が見えますよね。
当たり前なんだけど、この状態って水平の変形に対してとっても無力な訳で。
六面体の箱で言う、蓋が無い状態。
この画像は ↓ 以下の以前書いたブログからの転載だけど
紙箱で言う水平構面が、この「蓋」になります。
数字を根拠に、現場精度で安心を。
最近では暖房方式のひとつとして「床下エアコン」なんてのも市民権を得てきた感じですが、弊社では20年以上前からの実績があります。
以前はエアコンで無く、FFストーブで暖房していました^^
さてそんな床下暖房、正しく基礎計画と風量計画を行わなければ全く機能しません。
って訳でケーススタディ。
こちら丁度よい感じで雨が溜まって「水中養生中」の基礎。
見難いですが、基礎の内側に押出法ポリスチレンフォームがグルっと回っています。
底板とT字部分への断熱施工は棟上げ後、乾燥状態を見て行います。
で、最初の画像、立ち上がりの基礎に連続性が無いのが分かりますよね。
こんな基礎だと鉄筋量が全く足りませんし、構造区画も取れません(恐
安心してください(履いてますよ)
この赤線部分に「地中梁」が入って居まして、ちゃんと構造区画が取れています。
地中梁とはこんな感じの断面
地上に立ち上がりが無い分、地中に連続梁として繋がっているんですね。
実際の配筋はこんな感じ
これね・・見えないけど、がっつりコンクリート入ってますからw
見えない安心ってヤツですね。
で
何故こんな面倒な事をするか?
それは全て床下暖房の為で、暖気が想定通りに動いてくれる為の計画。
そう、最初のラフ計画時から構造・断熱・空調計画は同時に考えておくべき大切なファクターと言えるでしょう。
たまに外観は後でどうにでもなるから、まずは平面計画を・・なんて話を聞きますが、そんな事はあり得ませんww
ラフ計画時から構造・断熱・空調計画は同時に考えておくべき大切なファクターと言えるでしょう。
大切な事なので2度言いましたよ(笑
後付けの空調計画は無理を消す作業だらけになります。
イコール各部屋にエアコン1台なんて、他責な計画になりがち。
もちろん、各部屋に1台づつのエアコンは否定しませんが、エアコンも電気代も高いですからねぃ。え?お金は余るほどあるから良いって?そりゃどうも失礼いたしました(笑
アディ押忍。
文部科学省は7月28日に発生した「令和8年熊本地震」を受け、7月29日に臨時の地震調査委員会を開催しました。
今回の熊本地震は日奈久断層帯の一部が活動したとみられ、地震発生から1週間程度(特に2〜3日程度)は最大震度7程度の地震に注意が必要としています。
確かに今回は「最も危険性が高いとされるSランク断層」が動いたんだけど、本日は8月7日にて地震調査委員会が勧告した最大震度7クラスの余震は起こっていない。
それは良い事なんだけど、地震の予測なんて出来ないって事。
ちなみに「Sランク」の断層帯は全国で32カ所あり、うち10カ所が中部エリアにある。
今回はたまたまSランクが動いただけで、私たちは「断層に囲まれて生きている」と言う事実を心したい。
備えあれば憂いなし。まずは水でもローリングストックしておきましょうか。
令和8年熊本地震の発生から丸3日が経とうとしています。
昨日30日(木)頃から震度1以上の有感地震の回数はだいぶ減少してきました。
過去の同様な地震と比較しても、極端な違いはない状況です。
しかしこれ、令和6年能登半島地震のインパクトΣ( ̄ロ ̄lll)
備えあれば憂いなしです。
28日に起こった熊本地震、2日経ってようやく被害の全貌が見えてきました。
心を痛めている方も多い事でしょう。
ただ10年前の事もあり、現地の方も準備があった様で社会的パニックは小さい様に感じます。
やはり事前準備大切です。
と言いつつ実は私、当日鹿児島にいまして(汗
会堂みたいところで数十人一斉にコレ鳴ると、さすがにビビります(滝汗
平屋の建物に居たのですが、木造建物は目で見て分かる位揺れて、地面も波打っている感じで見えました。
当初は震度5強とか言われましたが、詳細図見ると震度4だった様です。
あれで震度4か・・と。
で、当日は熊本まで移動してそっちで宿泊しようとしていたのですが
新幹線も動かず、道路も閉鎖しているとの事で、ホテルにその旨連絡したら「来られても断続的に停電とか、水道もいつ止まるか分からないし、エレベーターも動きませんので‥」と、キャンセルを勧められました(そりゃそうです)
そんなこんなで今後の二次被害も心配ではあります。
て訳で鹿児島駅近くで新しそうなホテル探して(ネットが脆弱だったので歩いて直接)駅から離れたトコに一部屋見つけたので、路上生活しなくても良くなりました。有難うアパホテルw
次の日は新幹線通るだろうと思たんだけど、やっぱり無理で、スマホで飛行機検索するも比較サイトは路線無し(汗)ANA直接見たら席あったので速攻予約して、そのまま新幹線チケットの払い戻しに。
8時前だったけど、そこそこ並んでて40~50分は掛かりましたか。
私終わった頃には行列は3倍ほどに伸びてましたよ。
リムジンバスで空港行って発券。
Eチケットなのですぐ発券出来ましたが、販売カウンターには長蛇の列。
スマホありがたいっす。
ほどなくセントレアまで帰って来れましたが、行きは岐阜羽島から新幹線だったので、そこまで車取りに行かなくてはなりません(笑
なんだかんだ夕方までには高山帰ってこれましたが、現地はこれからが大変です。
出来る事と言えば募金位ですが、心折れない様頑張って頂きたいと切に願います。
2日経って、福岡側は遅延ながらも動き出したようですね。
しかし緊急地震速報、あれは聞きたくないモノです。
備えあれば憂いなし、水の備蓄など見直しておきましょう。
アディ押忍。
地震などの横揺れに対し、建物は2階の床面(水平構面)を通じて壁へ力を逃がします。
床に穴が開いていると、この力が壁へスムーズに伝わらなくなる事は容易に想像できるでしょう。
床の穴をイメージすると「吹き抜け」が思い浮かぶと思いますが、階段は構造上では穴となります。
正しい構造計画はラフの時から押さえるべきで、後から力技で成立させようとすると「目に見えない余計な断面計画」が生まれます。
経済的な構造とは真逆と言えるでしょう。
さて、その階段。
こんな感じに棟上げすぐに下地階段を組んでおいて、階段材は「化粧」として扱うと建築途中の上下移動に無理がありません。
イコール経費節減に。
アメリカでは当たり前なのですが、さすが合理的至上主義の国^^
輸入住宅やってると普通の事なんですけどね。
アディ押忍。
耐震基準は、1950年の建築基準法の施行により制定されています。
とは言え耐震基準は、大きな地震が発生するたびに見直され現行の耐震基準へと変化しています。
1978年の宮城県沖地震の被害を受け、1981年に大幅に改正されたのは大きな節目と言えます。
1981年5月31日までの耐震基準を「旧耐震基準」、1981年6月1日以降の耐震基準は「新耐震性基準」と呼び区別しています。
■旧耐震基準:震度5程度の中規模な地震で倒壊・崩壊しない
■新耐震基準:震度5程度の中規模な地震で軽微なひび割れにとどまり、震度6強程度の大地震で倒壊・崩壊しない
その後 耐震基準は2000年に大きく改正され、「現行耐震基準」や「2000年基準」と呼ばれ区別されています。
耐震基準にはランクがあって、新耐震と言っても45年も前の基準なんですね。
と言う事を踏まえ
なんか最近ヴィンテージマンションなんてワードが生まれた様ですが
東京近郊はもうサラリーマンが住める価格帯では無いので、古いマンションをリノベして・・ってカテゴリーの様です。
まぁ聞こえは良いですが・・1980年竣工って事は旧耐震基準な訳で。
木造ならいざ知らず、コンクリート造の耐震なんてやっている様には見えません。
安いからと言いつつ、30年以上のローンを組んで「震度5程度の中規模な地震で倒壊しない」程度ではちょっと困ります。
しかも「倒壊しない」と「住み続けられる」は全くの別物。
これ、マンションの話ですが、良く聞く木造の「古民家再生」にも同様の事が言えます。
耐震性能が大昔のまま、見た目だけカッコ良くしてもそれって本末転倒かと。
如何ですか。
耐震と断熱とデザインはセットで考えたいモノです。
「安物買いの銭失い」なんて言葉もありますが、よーく考えよーお金は大事だよー。
自分の求めるラインを引く、とっても大切な事かと思いますが、実際素人だと何処まで必要か分かりませんよね。
もちろん資金に際限無しなんて事もあり得ません。
その辺の優先順位は、価格と性能を俯瞰できるプロに聞くのが一番早くて正解かと。
アディ押忍。
わぁー 開放的な空間^^
って思いますか?
(加工しているのでググっても元画像出てきませんよw)
直下率的に こーゆーのが無駄な設計と言えます。
無理やり構造計算すれば成立しますが 単純に上階の区画の四隅には大きく荷重が掛かります。
こんな感じ。
成立させる為には窓上の横材を大きくすれば良いのです。
でも不安定な事は見てとれますよね。
横材(黄色)にはこんな反力が掛かるだけでなく
その下の基礎(青色)には逆の反力が掛かります。
それだけで無く、大きくなった梁を押さえる為の水平構面も大きくなり・・ほら、コストに直結する事は避けられないでしょ。
その前に
窓が揃ってない家って・・単純にカッコ悪いのよw
カッコ悪いわ構造的に弱いわコストは掛かるわww ご利用は計画的に。
コチラのパーゴラ柱にあるナナメ材
「頬杖」って言いますが、赤線方向の揺れに対抗する様取りつけます。
筋交と同じ目的とは言え、筋交の様に強くは作用しませんので過信は禁物^^
そしてこのパーゴラの揺れに対抗する様に取り付けられた「火打ち」は・・
これ全く効きませんww
一応垂木は煽り金物で留まっていて、何気にナナメ材と垂木はコーチボルトで留まっています。
しかし、これ全くと言うほど意味がない施工となりますw
緊結の結束力より、揺れのチカラの方が大きいでしょう。
まぁ建物に留まっているパーゴラなので、風や地震でも結束を解くほどのチカラは掛かりませんので大丈夫っちゃ大丈夫ですがw
しっかしこれ作る時、誰かチェックしなかったんだろうか(謎
デザインや部材には必ず意味があります。
意味のあるデザインを心がけましょう(笑
某SNSにて大工さんらしき人が挙げてた画像に時が止まる。
16帖だかの増築らしいんだけど・・ちょ待てよ。
まず、梁飛びすぎ、梁の下に柱無い、梁が登りになってて水平構面無し。
むちゃくちゃな計画だな(-_-;
で
大工さん曰く、心配だったので補強しといた(ドヤ)と。
補強って・・
もしかしてLVLらしき梁の下に設けた角材の事??
これ、現場で足しても全く補強になりません(汗
もし300mmの高さが欲しくて、仮に240mmしかない場合、60mm足せば良いと言う話では無く、足すなら300mmの梁を下端に設置しないと構造的には意味が無く。
※上下の木材を確実に緊結出来れば可能だけど、現場では無理。
頑張って意味のない事をやってる事になってますよ・・。
しかもそれ自分でドヤって貰っても(涙
ちなみにLVLとは単板積層材の事で、薄い木材(単板)を積層・接着した高性能な木材の事。
大工さんとか結構嫌う人多いけど、収縮・反り・割れが少なく、高耐久で強度ばらつきが無く「構造計算に乗る」と言う長所があります。
とりあえず、知識は正義。
そう思いたい。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。