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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です 【旧レディオクラブ】
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「建築知識」の最新号より

 

多雪地域で耐震等級を設定する場合は積雪荷重を考慮する。

 

なぜなら積雪荷重を考慮していない耐震等級3だと、積雪荷重を加えた途端に建築基準法をギリギリ成立する程度の耐震性能(等級1程度)になる事が多々あるからだ。

 

 

 

これ本当で、例えば弊社のある高山市国府町の法的積雪量は1.4mなので、その重さを載せて耐震等級2の家を成立させて、それをそのまま20Km移動させて下呂市で建てると、耐震等級3を「余裕持って」楽々クリアすると言う事もおこる(笑

 

雪って重いの^^

 

ちなみに、建築基準法で定められている壁量計算は「積雪量」を加味していません。

 

ちなみに、建築基準法で定められている壁量計算は「積雪量」を加味していません。

 

大切な事なので2度言いましたよ(笑



断熱性能が分かりやすく可視化されています。

 

 

 

この凍結溶解を繰り返す事で、外壁も傷みやすくなる訳です。

正しい断熱は外壁の寿命も伸ばすんですね。

 

と、また断熱の話だと思ったでしょ。

 

気になったのはソコでは無く(笑

 

この可視化された筋交いが宜しくないなと。

 

画像の様な片側のみの筋交いは作用する力が一定方向。

https://eyescode.bijual.com/Date/20170205/ (6年前のブログ)

 

なので黄色の筋交いは直下に柱があるので、無理なく力を伝達できますが問題は赤色の筋交い。

 

 

 

直下に柱が無いので、一回横架材で横方向に力を逃す事になります。

黄色下の梁より大きな材料が必要になりますが(画像は同サイズの様ですがw)その下の窓とか外壁防水にも良くない影響を与える事も考えられます。

 

柱の直下率は大切ですが、筋交い下の直下率はもっと大切と言うお話でした。

 

この辺が4号建物の危うさでもある訳ですが、来年からは構造審査が始まるので、こんな事例も極端に減る事でしょう。うんうん。






建築基準法の壁量計算や許容応力度計算のベースは

最低限として 震度6強~7程度の地震が1回来た時

倒壊しない事が大前提の指針となっています。

 

大きな地震一回です。

 

1回目で壊れなかったなら命は守れるから。

2回目が来る前に逃げましょうと。

 

基準法とはそう言う法律なのです。

 

ただ大きい地震があると 余震として

大きな地震が繰り返し起きる可能性が高い事は

誰しもご存知でしょう。

 

元旦に襲った能登半島大震災も

あの辺は数年前にも大きな地震を受けていて

その地震には何とか持ち応えたけど

今回の震度6を超える地震で壊れた・・と言う事も

十分に考えられます。

 

命を守る事は一番大切です。

 

しかし守った命は繋いで行かなければいけません。

ずっと避難住宅と言う訳にもいかないでしょう。

 

今回の地震では倒壊した古い家ばかりが報道されますが

その隣で「住み続ける事が出来る住宅」が残っている事も真実です。

 

何故住み続ける事が出来るのか。

 

答えは既にありますが 真摯に取り組みたいと考えます。



さてこちら間取り図集みたいな書籍に載ってた平面。

開放的で無駄の無い動線だそうで。

 

 

 

設計者の名前や電話番号も載ってるので、本当に建っている住宅かもしれませんが、宜しくないと言うかモッタイナイと言いますか。

 

 

 

たぶん、言いたい事は分かると思いますが(笑

 

いつもの様に1階に2階を乗せてみましょう。

 

 

 

赤線が2階ラインで緑丸部分が二次梁と言うか、なぜこんなに頑なに直下率を下げるのだろうと(笑

 

逆に言うと緑丸部分に柱入れるだけで、無駄な梁はかなり減ります。

 

どうすれば?ですが

 

単純に窓を移動するだけで柱入れられますね。

   

 

窓や開口を少し移動するだけで、新しい柱(赤四角)が入ります。

 

それでも緑部分の梁は通常より大きくなります。

 

 

柱を入れるだけで、横架材の材積は1割以上小さく出来ます。

 

これが経済的な考え方です。

 

立面が無いので不明ですが、窓を移動する事で外観が崩れる様なら、基本計画からやり直した方が良いかと。

 

そもそも少しチカラワザすぎるので、もう少し壁の直下率なんかも意識し再考した方が良いと思いますが^^

 

窓ひとつの移動でも見えない構造の価格は変わって来ると言う事です。

 

経済的な架構、ラフプラン時から始まってますよ。

 

同じ平面なら安いに越したことないですし、無理な架構は雨漏れの原因になったり耐震にも影を落とします。

 

この辺のモヤモヤは「外観・平面・空間・架構・断熱」を同時に考える事で防げるかと。

 

そんなこんなで【少しの意識でコストは変わる】と言うお話でした。

 

アディ押忍。



こちらXTwitter)でバズってたポスト

耐震基準の違いについて凄く分かりやすく可視化してあります。

 

https://twitter.com/i/status/1749728775645049135

 

でも マジレスすると一番左の「旧耐震」の家。

 

 

 

旧耐震基準では柱頭柱脚の緊結は求められていませんので

(新耐震基準の場合もグレーゾーンですが)

この実験結果みたいに 一方向に柱が折れる事はありません。

 

足元は固定されていないので 一階はもっとバラバラに壊れて2階がそのまま落ちる感じに・・

 

もちろん現行基準で金物で固定していてもバランスが悪ければ倒れます。

 

 

 

バランス大切。





耐震基準に見る崩れ方の違い
https://housingeyes.bijual.com/Date/20240117/




経済的な架構とは

 

ブログ:そのベタ基礎大丈夫?←で使った画像

https://housingeyes.bijual.com/Date/20201001/

 

 

 

無理な架構は基礎にも影響を与える訳で、常に同じ「ベタ基礎」なんて有り得ないですよって話ですが。

 

これはもちろん木構造にも言えます。

 

Aに対してBみたいな架構だと

 

 

 

確実に梁は大きくなります(緑部分の横架材)

 

コストは掛かるわ構造的にも宜しく無いわで良いトコ無しです。

 

こんな無駄を無くしていく事が経済的な架構に繋がります。

 

国交省調べだとコロナ過前と比べ133%超えの建築コスト上昇があるとの事で、無駄なコスト使ってる場合ではありません。

 

もちろん真四角のズルムケハウスを作れって事では無いですよ^^

 

同じ大きさなら、同じ性能なら、やっぱ無駄が無いが有難いですよね。

 

ではでは。




築年数(耐震基準の差)でも家の崩れ方に違いが出ます。

 

痛ましいですが こちら。

 

 

 

画像は「2024113日 朝日デジタルより」

 

向かって左は2階が真っ直ぐ下に落ち

右の家は2階がそのままの形で1階が折れています。

 

これで分かるのが当時の基準法の違い。

 

右の家の丸部分が新しい柱なので、もしかしたら車庫か何かにする為に柱を追加したのかも知れませんが。

 

 

 

~にしても、傾いた方向に対して壁が無さ過ぎます。

どんなに強い柱でも耐力壁が無ければ倒れます。

 

ただ、柱脚(柱の足元)が残ってますね。

何かしら基礎との緊結があった事を示しています。

 

なので築年数的にはこんな感じかと(クリック可)

 

 

 

柱脚柱頭の金物が義務つけられたのが、同じ新耐震基準でも「阪神淡路大震災」以降。もしかしたらそれ以降にリモデルしたかもしれませんが、柱脚が残っている所を見ると1995年以降の建物かと思われます。

 

そして壁量のバランスが求められる現行の耐震基準だと、この前面の開口は有り得ませんので、2000年よりは前の建物とも言えます。

 

ただ・・これが4号建物の闇として、本来計算されているハズの壁量が「実は検討すらされていなかった」と言う恐ろしい事も有り得ますので一概には言えませんが(汗

 

そして左の家、2階が真下に落ちたと言う事は地震時、一階の柱が抜けまくった結果で自重に耐えられず2階が落ちたと言う現象なので「旧耐震基準」に間違いないかと思います。

 

ただ、新耐震と言いつつ43年も前の基準ですが・・同じ新耐震の中でも「引き抜き」の考え方が違うと言うお話でした。

 

その上で耐力壁はバランスよく設置する事が必要です。

 

これは現行耐震基準でも同じ事ですよ。

 

良く言う事ですが「古民家」なんて素敵なイメージですが、耐震まで古民家だと笑うに笑えません。

古民家の改修は引き抜き(N値計算)までセットで考えましょう。

 

もちろん断熱も古民家性能だと、住むに堪えませんよ。

 

耐震や断熱はイメージでは無く、根拠ある数字と施工精度が重要です。

 

アディ押忍。



地震力って建物のカタチによっても異なると言うお話。

 

私が住んでいる建物は ↓ こんな感じで構造躯体の区画としてサックリX方向が2に対してY方向が4と言う長方形。

イメージし易い様3階建てとして書いています。

 

 

これまでも小さな地震あって、なんとなく気にしていたんだけど、元旦の震度4で確信。

↑上みたいな形状だと、Y方向の方が確実に横架材が長いので、回る様な揺れが来たとしても、建物はX方向に揺れます。

 

 

 これは何度かの余震でも感じましたが、Y方向には殆ど揺れないと言う事。

 

輪島で7階建てのビルが横倒しになっていましたが、あれは旧耐震とピロティ構造が合わさり、更に地盤の液状化と杭が抜けた事によって倒れたとされますが、そもそも倒れた方向にしか揺れなかったと言う事も大きいかと思います。

 

 

 

では、仮にですが私住んでる建物がこんな形の鍵型だったらどうでしょう。

 

 

ありがちですよね。

 

ただ、これ建築基準法相当(仕様規定)だと実態に則さない事になるかと。

 

地震力はこんな感じで作用するハズなので 

 

Y1とY2部分を繋ぐ部分(緑の区画)に、相当な力が掛かる事は容易に想像できます。

 

最後に地盤に力を落とす基礎だって、画一的に「ベタ基礎だから大丈夫」なんて事は有り得ないでしょう。

 

辺にゴチャゴチャした平面は、コスト掛かるだけでなく耐震性能にも難癖付けてきます。

その辺まで俯瞰して考えたいモノです。

 

なにも真四角のズルムケハウスを作ろうって話では無いですよ(笑

 

デザインには構造的根拠も必要だと言う事です。

 

その凸凹何の為に?構造的根拠ある?断熱性能は?劣化対策は?押さえるべき根拠は貴方のお財布に直結します^^

 

なんか話は逸れましたがw建物のカタチ(構造区画のカタチ)で地震や風に対する揺れは違ってきますよってお話でした。

 

一番上の建物の場合Y方向が強い分、X方向に耐力を持たせないとバランス悪いですよね。

 

耐力のバランス、とっても大切です。

 

アディ押忍。



輪島市内での倒壊画像。心痛みます。

 

 

 

少し驚いたのが、こちらアパートだって事。

たぶん ↓ こんな感じの木造賃貸で、一階と二階が同じ間取りのタイプだと思われ、そうなると必然的に柱の直下率はほぼ100%のハズ。

 

 

 

想像するに、いわゆる1981年の新耐震基準は満たしていると思いますが、こちら特殊建築物とは言え200㎡以下にて無理矢理4号建築物扱いだったのでは無いかと。

 

まさかですが、4号特例により最低基準すら満たしていないという事も考えられます。

 

最初の画像みると、建物は後ろに倒れています。

表が玄関側とすると、反対側はバルコニー(南側)があって大き目の開口が並んでいたと思われます。

 

壁量が足りていなかった・・。

そもそも検討していなかった・・。

まさかの手抜き工事・・。

 

そこに力が加わって家が折れたのだと容易に想像できます。

 

ちなみにこの43年前の新耐震基準である46条壁量計算は、壁の配置バランスと柱頭柱脚の接合は定められていません。

引き抜き力の検討が生れたのは2000年となります。

 

こちら見ると、開口部横の柱が簡単に外れていますね。

 

 

 

引き抜き抵抗が無かった事が見えます。

 

良く聞く「耐震等級1」とは、この2000年基準を満たして初めて「等級1」となるわけで、この建物は等級1ですら無かったと言えます。

 

ちなみに「等級1」に求められる耐震性能とは

 

◆構造躯体の「損傷防止」

※震度5強程度の地震で損傷を生じない

 

◆構造躯体の「倒壊防止」

※震度6強から7程度の地震で(1回だけ)倒壊、崩壊しない

 

~となり、命を守れるかどうかが線引きであり、その後住み続ける事が出来るかどうかは別問題です。

 

ですが上のアパートは、そこまでの耐力すら無かったと言う事に。

 

これ対岸の火事でも無く、最近だと太陽光パネル載せる家が増えてきてるけど、パネルって大体南向きの屋根に付けますよね。そして南側は大体大きな開口作りますよね。

 

パネルの重さ検討していますか?

 

1m越えの積雪検討していればパネルの重さなんて、どうと言う事はありませんが、そもそも「仕様規定」である建築基準法は、積雪の重さは検討していません。

 

それでも基準法を満たしていれば不適格では無いのです。

 

耐震基準にはレベルがあるってお話でした。

 

もっと言うと、無理矢理な架構でチカラワザ使って構造組むより、プラン時から丁寧に構造検討して無理の無い架構を組んだ方が、耐震的にもコスト的にもメリットがあるという事です。

 

柱の直下率とかバランス、地味だけど大切ですよ。

 今回の事例は、直下率は良いけど、引き抜き検討とバランスが無かったと言う感じかと。


こちらのアパートでは死者が出なかったとの事で、画像使わせて頂きました,,orz

 

 

 

未だ全容が見えないですが、一日でも早い復興を祈っております。

 

明日は我が身、気を引き締めていきましょう。




改めまして謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

先ずは2024年1月1日に発生しました令和6年能登半島地震により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一刻も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

 

今回の地震はこちらでも結構な揺れを感じましたので、自分事に捉えてみえる方も多い事でしょう。

 

明日からは何度かに渡って地震について書いてみたいと思います。

 

そこで今回は体感震度と積雪について。

 

まず飛騨地方には「震度5弱」との報道が多数でしたので、皆様も「あれが震度5弱かぁ」と恐怖を刻まれたと感じます。

 

ただ、あの時「震度5弱」だったのは高山市内だと「上宝町本郷」の辺りで、旧市街地は「震度4」だったのです。

 

 

 

ちなみに私は国府町に居たので、やはり「震度4」でした。

あの揺れで震度4だったのか・・(汗

 

実は飛騨市でも「震度5弱」は「河合町元田」だけで、古川や神岡なんかも「震度4」だった様です。

 

 

 

地震の大きさとしては、マグニチュードにもよりますが震度4と5弱の差

「32倍~1000倍」の違いがあります・・。

 

最大1000倍ですよ・・震度4を体感した方、あれの1000倍だと想像してみて下さい。

 

さて、勘の良い方はもうお気づきでしょう。

 

今回のお正月は雪積もって無かったですよね。

 

こちら数年前の正月に撮ったうちの庭。

 

 

 

こんな風景って普通ですよね。

 

これ位積もっている所に5弱が襲ったら、間違いなく奥の板倉(力貫の伝統在来)は一階部分が崩れる事でしょう。


私が居た母屋だって他人事ではありません。

 

今回「震度5弱」だった河合町は上宝町は、本土でも有数の豪雪地帯。

そんな場所でも今年は積雪が無かった事が、家屋被害が少なかった要因だと考えます。

 

もちろん、ひとつの判断材料でもある1981年基準の「新耐震基準」をクリアしていれば・・と言う甘い見方も出来ますが・・

 

そもそも新耐震と言いつつ42年前の基準で、基準的には壁の配置バランス・柱頭柱脚の検討無し、土壁の重量どころか積雪の重量考慮もありません。

 

もっと言うと4号建物で壁量計算すらしていないと言う現実も鑑み、今回飛騨地域を襲った地震は「不幸中の幸い」としか言えない様な状況です。

 

そんな博打みたいな生活に掛けるより、出来れば少しでも安心材料は増やしておく事に異論は無いと思います。

 

もちろんすぐに耐震補強なんて難しい事は当たり前です。

 

余震もかなり減ってきて少しだけ安心枠が増えてきた感がありますが、今後また大きな余震が来るようでしたら

 

まず1階より2階で就寝する(耐震が低い家は一階から崩れます)

下屋があるなら1階は下屋の下で就寝する(2階分の重さが無い)

 

上記2点を実行するだけで、命の危険は劇的に減ります。

 

少し重い話になりましたが「減らせるリスクは減らしましょう」と言うお話でした。

 

しかし・・あれで震度4ですよ(涙

 

そそ

 

これから家を建てる方は、まず「柱の直化率・壁量のバランス・軽く造る」の辺りは確実に頭に置いた方が良いですね。それはコストパフォーマンスにも繋がりますよ。

 

無理な架構は、無駄な予算と不利な耐震に繋がります。

 

しかし・・あれで震度4(まだ言ってるw)




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