珠洲市の様子
現在Googleストリートビューにて
数か所ですが2月頃の能登が見られるようになっています。
https://star.rcast.u-tokyo.ac.jp/suzu-street-view/
復興も進んで来ている様ですが 何処を見てもこんな感じで・・
あまりに不自然な壊れ方。
ちょっと進んで振り返るとこんな感じ。
なるほど、道路向かいの倒壊建物から
何か大きな飛来物があったと想像出来ます。
道路部分のみ通れるようになっていますが
被災時は道路が使えない位 飛来物が散乱していたと思われます。
それでもこちらの家なんかは デザイン的に見ても最近の建物で
外部からは損傷が確認されません。
2000年以降の耐震基準かと思われます。
内部は分かりませんが たぶん住み続けられるのではと。
ただ、たぶん建て替えなのでしょうね
この家のブロック塀は倒れていました。
倒壊していた建物の典型的な原因がコレ
正面に全く壁が無い為 階上の重さを支えきれず折れています。
お隣さんにもたれ掛っていますね(汗
同じ通りで もっと古い建物がこちら。
奥は3階建て申請かと思いますが
それなら構造計算が行われているので やはり損傷なく建っています。
その前の建物 黄紙らしきものが貼ってありますが
これだけ残っていれば 命は助かった事でしょう。
その分かれ目が この壁量。
筋交いや力貫等入っていたか分かりませんが
たぶん何かしらはあり、フル開口で無いだけで ちゃんと命は守れています。
それに対して向かいの家は・・・
この辺が明暗を分けている要因かと。
能登地震 細かい資料が揃ってきましたが
ボランティアも考えつつ細かく検証していきたいと思います。
あと
台湾も加油!
地震、他人事では無いですよね。
寄棟の収まり墨付け悩んでるの図(笑
寄棟屋根ってのは、こうやって隅部両側から寄せていく屋根の事。
あと!良く見て、屋根垂木のブロッキングは30mm開けて通気層に。
屋根下地作ると見えなくなっちゃいますが・・
下から入れた通気を棟まで誘導して「棟換気」で外気に抜きます。
通気大切。うんうん。
てか、この垂木の背は高いと思いません?
この黄色線間のスパンを飛ばす為です。
以前は大きな垂木でスパン飛ばしてたのですが、最近はツーバイ材が高くて使えないと言う(汗
ちなみに大きな材料でも、軒先はカットして見えかがり高さを抑えます。
もひとつちなみに、本屋部分は母屋スパン(縦の黄色線)が狭くても勾配あって作業出来るので、垂木は下屋より小さく90mm高としています。
垂木背が低い事分かりますよね、
登り梁としていますが、その母屋スパンは910mmにて。
話は戻って寄棟の垂木現わし(オープンコーニス)完了の図。
下屋だけスパニッシュに仕上げようかと( ̄ー ̄)
垂木等々、塗装しますが可愛くなりますよぅ^^
デザインと構造は表裏一体ざますわよ奥さま(笑
「建築知識」の最新号より
多雪地域で耐震等級を設定する場合は積雪荷重を考慮する。
なぜなら積雪荷重を考慮していない耐震等級3だと、積雪荷重を加えた途端に建築基準法をギリギリ成立する程度の耐震性能(等級1程度)になる事が多々あるからだ。
これ本当で、例えば弊社のある高山市国府町の法的積雪量は1.4mなので、その重さを載せて耐震等級2の家を成立させて、それをそのまま20Km移動させて下呂市で建てると、耐震等級3を「余裕持って」楽々クリアすると言う事もおこる(笑
雪って重いの^^
ちなみに、建築基準法で定められている壁量計算は「積雪量」を加味していません。
ちなみに、建築基準法で定められている壁量計算は「積雪量」を加味していません。
大切な事なので2度言いましたよ(笑
断熱性能が分かりやすく可視化されています。
この凍結溶解を繰り返す事で、外壁も傷みやすくなる訳です。
正しい断熱は外壁の寿命も伸ばすんですね。
と、また断熱の話だと思ったでしょ。
気になったのはソコでは無く(笑
この可視化された筋交いが宜しくないなと。
画像の様な片側のみの筋交いは作用する力が一定方向。
https://eyescode.bijual.com/Date/20170205/ (6年前のブログ)
なので黄色の筋交いは直下に柱があるので、無理なく力を伝達できますが問題は赤色の筋交い。
直下に柱が無いので、一回横架材で横方向に力を逃す事になります。
黄色下の梁より大きな材料が必要になりますが(画像は同サイズの様ですがw)その下の窓とか外壁防水にも良くない影響を与える事も考えられます。
柱の直下率は大切ですが、筋交い下の直下率はもっと大切と言うお話でした。
この辺が4号建物の危うさでもある訳ですが、来年からは構造審査が始まるので、こんな事例も極端に減る事でしょう。うんうん。
建築基準法の壁量計算や許容応力度計算のベースは
最低限として 震度6強~7程度の地震が1回来た時
倒壊しない事が大前提の指針となっています。
大きな地震一回です。
1回目で壊れなかったなら命は守れるから。
2回目が来る前に逃げましょうと。
基準法とはそう言う法律なのです。
ただ大きい地震があると 余震として
大きな地震が繰り返し起きる可能性が高い事は
誰しもご存知でしょう。
元旦に襲った能登半島大震災も
あの辺は数年前にも大きな地震を受けていて
その地震には何とか持ち応えたけど
今回の震度6を超える地震で壊れた・・と言う事も
十分に考えられます。
命を守る事は一番大切です。
しかし守った命は繋いで行かなければいけません。
ずっと避難住宅と言う訳にもいかないでしょう。
今回の地震では倒壊した古い家ばかりが報道されますが
その隣で「住み続ける事が出来る住宅」が残っている事も真実です。
何故住み続ける事が出来るのか。
答えは既にありますが 真摯に取り組みたいと考えます。
さてこちら間取り図集みたいな書籍に載ってた平面。
開放的で無駄の無い動線だそうで。
設計者の名前や電話番号も載ってるので、本当に建っている住宅かもしれませんが、宜しくないと言うかモッタイナイと言いますか。
たぶん、言いたい事は分かると思いますが(笑
いつもの様に1階に2階を乗せてみましょう。
赤線が2階ラインで緑丸部分が二次梁と言うか、なぜこんなに頑なに直下率を下げるのだろうと(笑
逆に言うと緑丸部分に柱入れるだけで、無駄な梁はかなり減ります。
どうすれば?ですが
単純に窓を移動するだけで柱入れられますね。
窓や開口を少し移動するだけで、新しい柱(赤四角)が入ります。
それでも緑部分の梁は通常より大きくなります。
が
柱を入れるだけで、横架材の材積は1割以上小さく出来ます。
これが経済的な考え方です。
立面が無いので不明ですが、窓を移動する事で外観が崩れる様なら、基本計画からやり直した方が良いかと。
そもそも少しチカラワザすぎるので、もう少し壁の直下率なんかも意識し再考した方が良いと思いますが^^
窓ひとつの移動でも見えない構造の価格は変わって来ると言う事です。
経済的な架構、ラフプラン時から始まってますよ。
同じ平面なら安いに越したことないですし、無理な架構は雨漏れの原因になったり耐震にも影を落とします。
この辺のモヤモヤは「外観・平面・空間・架構・断熱」を同時に考える事で防げるかと。
そんなこんなで【少しの意識でコストは変わる】と言うお話でした。
アディ押忍。
こちらX(Twitter)でバズってたポスト
耐震基準の違いについて凄く分かりやすく可視化してあります。
https://twitter.com/i/status/1749728775645049135
でも マジレスすると一番左の「旧耐震」の家。
旧耐震基準では柱頭柱脚の緊結は求められていませんので
(新耐震基準の場合もグレーゾーンですが)
この実験結果みたいに 一方向に柱が折れる事はありません。
足元は固定されていないので 一階はもっとバラバラに壊れて2階がそのまま落ちる感じに・・
もちろん現行基準で金物で固定していてもバランスが悪ければ倒れます。
バランス大切。
https://housingeyes.bijual.com/Date/20240117/
経済的な架構とは
ブログ:そのベタ基礎大丈夫?←で使った画像
https://housingeyes.bijual.com/Date/20201001/
無理な架構は基礎にも影響を与える訳で、常に同じ「ベタ基礎」なんて有り得ないですよって話ですが。
これはもちろん木構造にも言えます。
Aに対してBみたいな架構だと
確実に梁は大きくなります(緑部分の横架材)
コストは掛かるわ構造的にも宜しく無いわで良いトコ無しです。
こんな無駄を無くしていく事が経済的な架構に繋がります。
国交省調べだとコロナ過前と比べ133%超えの建築コスト上昇があるとの事で、無駄なコスト使ってる場合ではありません。
もちろん真四角のズルムケハウスを作れって事では無いですよ^^
同じ大きさなら、同じ性能なら、やっぱ無駄が無いが有難いですよね。
ではでは。
築年数(耐震基準の差)でも家の崩れ方に違いが出ます。
痛ましいですが こちら。
画像は「2024年1月13日 朝日デジタルより」
向かって左は2階が真っ直ぐ下に落ち
右の家は2階がそのままの形で1階が折れています。
これで分かるのが当時の基準法の違い。
右の家の丸部分が新しい柱なので、もしかしたら車庫か何かにする為に柱を追加したのかも知れませんが。
~にしても、傾いた方向に対して壁が無さ過ぎます。
どんなに強い柱でも耐力壁が無ければ倒れます。
ただ、柱脚(柱の足元)が残ってますね。
何かしら基礎との緊結があった事を示しています。
なので築年数的にはこんな感じかと(クリック可)
柱脚柱頭の金物が義務つけられたのが、同じ新耐震基準でも「阪神淡路大震災」以降。もしかしたらそれ以降にリモデルしたかもしれませんが、柱脚が残っている所を見ると1995年以降の建物かと思われます。
そして壁量のバランスが求められる現行の耐震基準だと、この前面の開口は有り得ませんので、2000年よりは前の建物とも言えます。
ただ・・これが4号建物の闇として、本来計算されているハズの壁量が「実は検討すらされていなかった」と言う恐ろしい事も有り得ますので一概には言えませんが(汗
そして左の家、2階が真下に落ちたと言う事は地震時、一階の柱が抜けまくった結果で自重に耐えられず2階が落ちたと言う現象なので「旧耐震基準」に間違いないかと思います。
ただ、新耐震と言いつつ43年も前の基準ですが・・同じ新耐震の中でも「引き抜き」の考え方が違うと言うお話でした。
その上で耐力壁はバランスよく設置する事が必要です。
これは現行耐震基準でも同じ事ですよ。
良く言う事ですが「古民家」なんて素敵なイメージですが、耐震まで古民家だと笑うに笑えません。
古民家の改修は引き抜き(N値計算)までセットで考えましょう。
もちろん断熱も古民家性能だと、住むに堪えませんよ。
耐震や断熱はイメージでは無く、根拠ある数字と施工精度が重要です。
アディ押忍。
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。