1階床部分の断熱気密施工始め。
ん?床合板より下から防湿シート上がってますね。
通常は床合板施工してからの気密工事となりますが
こちら独立した水平面を作って 床そのものを持ち上げているんですね。
なので基礎部分から防湿シートは登ってきています。
固定は気密テープ&乾燥木材で必要十分。
床下はこんな感じ。
こちらは基礎内断熱を採用。
もちろん
内周部の壁部分は先張り気密で
管理できない気流は作らない事が基本。
断熱と気密はセットですぞ。
アディ押忍。
本日は祝日ですが月曜日ですので いつものツブヤキピックアップ。
10月7日から13日までの1週間分です。
秋晴れって気持ち良いですね。
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フェノールフォームは性能良いけど、気密テープと相性良くないし角ポロポロしちゃって施工に気を遣う。熱伝導率は0.002W/m・K低いけど、押出ポリスチレンの方が扱い宜しい。扱いで言ったらHGWに軍配上がるけど、まぁ適材適所。
今欲しい車は?と言う質問に「ポルシェ」って言っちゃうトヨタ社長好きw(現会長)
土地建物800万円以下の不動産取引は仲介手数料一律33万円になってたのか。買い手には不利に見えるけど、そもそも販売価格が安すぎて流通しなかった事も考えられるし(手数料小さいので触りたくない)双方良い特例かと。
またしても「高性能の断熱材を使っているから高断熱」と言う主張を聞いたんだけど、断熱性能は素材の性能ではなく、その性能の厚みと施工精度で決まるんだよ。何度も言うよ残さず言うよ。
一昨日までエアコン入れてて、昨日初めて止めた。そして今日入れた。一日だけかいっw
秋の高山祭。雨降らなくって良かった^^
【注意勧告】来年から ナンチャッテ高性能リノベーションが出来なくなる可能性が大きいですよ(まだ未定多し)
いきなり15度を切ってきた肌寒い朝。お待たせしましたアルミシングルガラスの窓「結露」はじめました(冷やし中華始めました的に)
【袴田さんの補償金 最大2億円超か】
検事総長の談話はムナクソだったけど、この支払いと無意味なプライドが これまでの控訴理由だったんだろうな。
構造計算を外注さんに依頼したら計算前の床組が想定より大きな梁で焦ったけど、組み方変えたら想定通り。荷重とブロックは上から考えませう。
水害はこれまでの被災事例や地形で「ある程度」想定できる。ハザードには乗って無かったけど、地形やお婆さんの昔話からGL+90cmの高基礎造ったおうち、築20年で2回玄関に階段1段(汗)まで水ついてる。想定大切(外置きボイラーは逝ってるけれども)
430は良いんだけど、330の流れるラインもSexyなんだよなぁ(何の話)
とあるパッシブ設計サポートグループの方とお話。
こんな感じの断面で Ua=0.3とか。
さすが なるほどなるほど 良い断面です。
6地域設定との事で 等級7よりの等級6クリアですね。
これくらいやると冬は快適ですよ!との事。
「でしょうね^^ うちUa=0.3以下を約束してるので・・」
すいません マウント取るつもりでは無いです(汗
でも 硬質断熱材の採用は高断熱への取っ掛かりとして
施工不安のハードル下がるので良い手法だと思います。
硬質ボードは施工管理が楽なのでアリですね。
ちなみに この断面でチェック必要な所は↓の編。
下から「窓上の通気」
外壁の最上部「屋根への通気」
軒天のからの通気「棟までの滞りない通気」
青丸は「ちゃんとそんなカットできる?」
まぁ その辺は発泡ウレタンで補完すれば良いですけどね。
こちら「高性能」と言われるフェノールフォームにて
確かに既存断熱材の中では断トツに良い性能値です。
ちなみに この硬質断熱材の熱伝導率は「λ=0.020W/(m・K)」
参考までにアイズ標準のHGWの熱伝導率は「λ=0.038W/(m・K)」
熱伝導率はこのλ値が低い方が熱を通しにくいと言う数字なので
比べるとフェノールフォームに楽勝で軍配上がりますね。
フェノールが高性能と言うのは嘘ではありません。
って訳で、この断面で比べてみましょう。
赤断面は半分以上が木材で 断熱性能は落ちますが
柱や間柱部分も同様なので外張り付加断熱が有利な事は
この断面でも良く分かりますね。
そこは同条件なので今回は無視しますが
分かりやすく黄色部分の断面熱抵抗値(R値)で比べてみましょう。
この断面で使われるフェノールフォームを「F」
アイズ標準の高性能グラスウールを「HGW」とします。
外張りF厚みは窓掛かりから見て60mmって感じですね。
【F】壁R値=4.75 W/㎡・K/W
【HGW】壁R値=4.51 W/㎡・K/W
おおっ
弊社標準の方が0.24 W/㎡・K/W性能低いです。
0.24Wと言うと高性能グラスウール9mm分です。
誤差っぽいですが負けは負け(笑
ただし
コスパで見てみるとどうでしょう?
HGWの場合は↓画像の様に防湿シートや
矢印の様な気密施工が求められます。
その分の費用が余計に掛かりますが その手間分加味しても
フェノールフォーム採用の方がザックリ「倍額」掛かります。
単純にHGW採用で50万円の所 100万円前後掛かる事に。
HGW9mm分性能低いけどザックリ50万円安いと。
屋根も見てみましょう。
フェノールフォームは60×2で120mmで見ます。
【F】屋根R値=6.0W/㎡・K/W
【HGW】屋根R値=10.52W/㎡・K/W
あれま
屋根は弊社標準の方が4.52 W/㎡・K/Wも性能高いですね。
でも細かい事言うと壁と屋根の断熱性能は
壁1に対して屋根2くらいが常套手段。
それくらい屋根は過酷な訳ですが
どんなに壁の性能高くても屋根が弱いと夏季悲しい事に。
アイズ標準と抵抗値を比べてみてください。
そして
コスト的には両者でほぼ同じか HGWの方が安い位。
倍近く性能が良いのにですよ。
同じ性能なら安い方が良いでしょ
同じ金額なら性能高い方が良いでしょ
性能高いのに安かったらゼハハハくらい笑えるでしょ(もう良い)
「高性能の断熱材を使っているから高断熱」と言う主張に
何の根拠もない事が分かると思います。
断熱性能は素材の性能ではなく
素材性能の厚みと施工精度で決まるのです。
そんなこんなのコスパで見る断熱構成。
もちろん硬質ボードをディスってる訳では無いですよ。
何にでも一長一短はあります。
今回はコスト&性能で比べましたが
「家の性能には根拠が必要」と言うお話でした。
ちなみに冷房より暖房の方がエネルギー使いますよ。
アディ押忍
小堀遠州は戦国時代から江戸時代の武将で
伏見奉行を務めると共に
作事奉行・大名茶人として活躍した人物。
大政奉還の場所として有名な二条城や
現在は皇居となっている江戸城など
小堀遠州の作と言われる建築やお庭は時を超え今も現存している。
遠州は近江一万石の大名ながら
遠州流の茶人としても有名な人物なのに
どうやって建物や庭を作ったのか
なぜ名を残すことが出来たのか
それは至って簡単なお話。
遠州は棟梁の持ってきた絵図面を見て
気に入らなければ 首を横に振るだけで良い訳で
それを受けて 棟梁が絵図面を書き直してくる。
そう 何枚でも。
いわゆる過度な「忖度」によって その都度
遠州の思いも具体化され 設計図が出来上がって来るのである。
つまり図面(設計)を書くのは棟梁だけれど
設計を行ったのは遠州と言う事になる。
ただ これには条件があり幕命の際
1. 建築費に関して文句は言わない
2. 工期は問わない
3. 注文は付けない
~と言う3つの条件を呑んだとの事。
今時 この3つを呑む施主は居ないだろうけど(笑
自由設計とは これくらい手間とエゴが絡むものなのだろう。
なんて事を写真整理してたら出てきた 二条城を見ながら思ってみた。
そう言えば以前アメリカでお世話になった設計事務所のボスは
年に3棟くらい住宅請けといて 冬季の3ヶ月くらいは
カリブ海にバカンス行ってたなぁ・・そゆ事よねw
アディ押忍
スポットライトが壊れました・・と別荘のお客様より
築後30年近い年月が経っているので
照明器具は交換しかありません。
ただ同じスイッチで3台同時調光システムで・・・
現行ついているのが昔懐かしミニハロゲン。
となると新品のみLEDに変更すると
調光そのものが効かなくなる事が多く(汗
せっかくなので「全部LEDに」との事で
既存ハロゲンもLEDに変更。
で 本日交換に行くと・・
丸部分の大きさが違いまして(まぁ想定内でしたが)
既存の器具カバーに入らん!(想定外ww)
んぢゃLED電球のみ器具につける事にしよう。
カッコ悪すぎwww
って訳で既存カバーの穴を広げる事に
(何やってんだ俺w)
5台すべて穴を広げて
ひゃっほいw
で
電気屋さんにスイッチを変更してもらって完成。
毎度まいど何かありますが(笑
本日も任務遂行^^
古い照明器具は特に 点検交換が必要ですよ。
アディ押忍。
中古住宅購入の目安に建築年度があります。
「新耐震」基準がひとつのハードル。
まぁ 新耐震なんて言いながら昭和56年基準ですが(汗
とりあえず耐力壁(筋交い)を入れましょうと言う法律です。
柱だけだった建物に筋交いを入れる様にした法律が新耐震。
昭和56年と言うと ここお読みの方の中には
生まれてねーしw なんて方も多いかもしれませんが(涙
「五六豪雪」なんて聞いた事あるでしょう。
旧高山市内でも128 cm(1899年~2023年の歴代1位)なんて
積雪が記録されていますが 高山市の現行積雪基準が1.2mなのは
この数字を根拠なのでは?なんて思います。
画像はWikipediaより
実際2階が玄関になった家も多かったとか。
そんな時代の基準が「新耐震」なのです。
何をもって「新」なのかって話でしょw
その基準は 1995年の阪神淡路大震災を受けて
2000年に耐力壁のバランスの計算と
柱と土台・柱と梁の緊結計算が追加されました。
そうです。1981〜2000年に建てられた住宅は
バランスの計算や引き抜き力が無視されているとも言える訳で。
柱だけの南面とか 無理やり乗っかった二階とか
やはり怖い建物が多かったりすることも事実。
「新耐震」の家リモデルには その辺見る事も重要。
(もちろん2000年以降の建物も・・)
新耐震基準 じつは「新」では無いのです(笑
関係ないですが五六豪雪を知らない世代の方
ご両親や祖父母さんに当時の話聞いてみると
ちょっと驚くと思いますよ ^^
アディ押忍。
本日は月曜日ですので いつものツブヤキピックアップ。
9月30日から10月6日までの1週間分です。
10月ですねぃ。
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430の黒って日光当たると緑ぽく見えるのよねw
「標準工事費込み」と言う売り方、そのままの金額ではとても真面な工事は出来ないという事実を知った方が良い。
↓冷暖房費や医療費はランニングコスト。何より外気温に左右されない居場所や時間はプライスレス。
Q:限られた予算の中でも断熱性能上げたい
A:だからこそ断熱性能上げた方が良いです
とあるリモデルプラン~付加断熱を希望されましたが優先順位的には窓。パッシブデザインはもちろん、付加断熱の予算でペアをトリプルにして、その余りでコスパ大きい部分から潰していきましょう。
透湿防水シートって、お前ホントに防水か?ってシートあるから気を付けるべし。施工云々前の話。
図書館って良いな。ずっと居たくなる。
令和のイノベーションになりそう→トヨタバッテリー始動、豊田章男会長「電動化へ全て内製化」
建替え新築かと思ったら増改築らしい。なるほど、柱と梁は残ってる。いゃw
鋼鈑塗装には反射性顔料的なカテゴリーあるけど、単純に遮熱塗料使ってある黒系鋼板より、そんな表示すらない白系(シルバー含む)鋼板の方が透過熱は少ない。窯業系も同じ。そゆ事。
五月晴れ、おめでたい。
南向きの庇
この後どうなりますか?とのご質問。
これですね 壁から軒が1500mmくらい出てるのですが
半分くらいまでガルバリウム鋼板で
あと少しは透明のポリカーポネートで仕上げます。
敷地にもよるのですが 全部屋根で覆ってしまうと
冬季のダイレクトゲイン日射が遮られるから。
こんな感じ。
夏季の日射は遮蔽しつつ 冬季の日射は窓から取り込む。
これもケースバイケースなんだけど
軒の出欲しいとは言え あまり出すと暗くなりがち。
視線が遠くまで伸びれば別ですが
町中で貴重な冬季日射モッタイナイしと。
こんなアナログな日射操作が 冬の心地よさを左右しますよ^^
お庭と繋がろ。
アディ押忍
先日のYKKフェアにあった実験装置
冷蔵庫に樹脂枠とアルミ枠の窓が付いてまして
枠の結露状態が可視化してありました。
冷蔵庫なので内部は5度くらいかな。
上段が「樹脂枠トリプルガラス」
枠が22.3度でガラスが23.1度。
ま 展示場内そこそこ気温あったし こんなもんでしょ。
下段が「アルミ枠ペアガラス」
枠が9.5度でガラスが15.5度。
それよりエアコン効きまくってる展示場内でこの結露(クリック可)
冷蔵庫はそのまま冬
もしくは真夏の外だとイメージすると
どれだけ開口部が熱の出入り口になっているかが分かるかと思います。
信じるか信じないかは貴方次第。
(いぁ手品でもオカルトでもないけどw)
今更ですが それでもアルミ枠使いますか状態(笑
この辺は計算式乗せるまでも無いですね。
百聞は一見に如かずです^^
開口部は枠とガラスで出来ていますよ。
アディ押忍
8年前に見に行って 経年を確認しようって書いてた案件
隈研吾氏の設計:浅草文化観光センターと言う建物
https://eyescode.bijual.com/Date/20161117/ 【8年前のブログ】
見てきましたよ^^
夜だったので細かくは見えなかったけれど
夜空に映えてて 良い感じ^^
で 8年前に心配してた(失礼)細部を確認。
この木材何か処理してあるの?くらい
全然変わって無くて 驚いた。
積層材だよ?バインダーはレゾだろうけど
こんな使い方でも特に剥がれ等の目視は無し(クリック可)
へぇ すごいなぁ
でも積層の小口を上に向けて外に使うってかなり勇気いるよなぁ。
なんて何か処理してあるのかと調べてみたら
令和元年度の事務事業評価シートなる物を発見(PDF)
なるほど 資料によると
施設の経年劣化が進んでいるため、適宜補修工事や更新を行っていく必要がある。今年度は外壁木製ルーバー補修等工事を実施予定。
~とある。
で
2020年に外壁ルーバー等々の交換メンテが行われた模様。
そっか 今2024年だから4年前に交換したばっかだし
そりゃ変に劣化してないハズだよなぁあはは(笑
って 笑いごっちゃない(-_- ;
これ完成したの2012年だよ?築8年でフルメンテって。
やっぱ積層材の木口を上に向けて外部になんて
使うもんぢゃ無い訳で。
なんか最近とーとつに隈研吾は叩いても良い的な風潮が出来て
その雰囲気かなり好きぢゃ無いんだけど・・
これはちょっと頂けない。
適材適所
木材は痛まない様使えば
それこそ神社仏閣よろしく メンテナンスにもお金掛からない。
うーん・・
やるぢゃん隈建築w的な感じで書くつもりが
とんだ暴露記事になってしまうま(汗
とりあえず
適材適所 大切です。
アディ押忍
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。